こころまい
今日も一日お疲れ様でした。
「おーう」
誰とも会えない日々は少し寂しい気もするけれど。
「……おう」
それでも僕は幸せだって心から言えるんだぁ。
「……そうか」
ありがとう。
「…………(ぎゅぅ)」
んへへ。
……人を愛するなんて馬鹿らしい。誰も僕のことを理解してくれないって、思っていたからねぇ。
「寂しい奴だな」
そうだよぉ?僕は寂しい奴なんだ。だから僕をひとりにしないでね。
「……そうだな。オレじゃなきゃあ、おまえみたいな奴は面倒見きれねえだろうからよぉ」
ふふ。
「しゃーねーなあ」
これからも千代に八千代に、永遠に永久に、方時も離れることなく……隣にいておくれよ。
「言われなくても」
ちゅーやくんは優しいねえ。
「……どーだかな。おまえが思っているよりもずっと、オレは意地の悪い人間だぜ」
それでも僕の味方でいてくれるのならば、僕の中では優しい人なのさ。
「……けっ」

明日も早いからもう寝よう。
「そうさなぁ。次はどこへ向かおうか」
どこがいい?
「んー……地元に帰りてえ、ってのはある」
九州かぁ。
「は?東京だぞ」
君の中の地元は東京なの……?実家とかではなく……?
「実家はよぉ……」
ああ、あまりいい思い出がないと?
「そういうこった」
ならこのまま道なりに歩こうかな……でも東京……危なくない?本拠地じゃん……?
「……だよなぁ」
やっぱり山口県……。
「おまえが行きたいだけじゃねえだろうな」
やっべばれた
「何もねぇぞあんな所」
僕にとってはあるのさ
「ああ〜?」

駆け落ち録



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