こころやまい▽2017/04/18(Tue)
ちゅーやくんとの駆け落ち録03
ずっとここにいたいよ。
「そいつぁ無理な話だろうさ」
そうかなぁ。
「そうだよ。……太宰のしぶとさなめんじゃねぇぞ」
執念深いのは知っているけどさあ。
「そのうち居場所は割れちまう。そうしたら」
サヨナラ?
「……」
そんなのやだよ。
「…………あぁ」
君は?
「……俺は、──俺も嫌だ」
…………そうかぁ。
「……ああ。嫌に決まってんだろ」
ずっといられたらいいのに。
「……はー、……わたしはおまえのことを思っているよ。いとおしい、なごやかに澄んだ空気の中に、昼も夜も=v
ここ昼夜ないけどね。ちゅーやくんだけに。ふふ。
「お前は春に射し込んだ秋のようなこざかしさがあるよな」
「人がせっかくうたってやってんだから、黙って聞いてろよ」
茶化すの楽しい。
「マジに尊敬されてんのか分からなくなるなオイ」
リスペクトしてますよ嫌だなぁ。
▽2017/04/18(Tue)
ちゅーやくんとの駆け落ち録02
ねえ。
「なんだよ」
なんで君はそんなに優しいのさ。
「……」
なにか意図があって、こんな行動に出たんだろ?そんくらいは僕にもわかるよ。
「……あー……」
酒が入っていないお前は静かでいいね。
「うるせえな。……お前自分で言ってただろうが」
何をさ。
「優しくする理由なんざいらねえって」
……大方僕の気が紛れたら、自らが罪人にでもなって先生の元へ帰すつもりなんだろ。
「……俺ァそんないい人間じゃねーぜ」
嘘言え。眉がに゛ってしてる。
「その気持ち悪い効果音やめろ」
に゛っ。
「うるせえ」
優しいねぇお前さんは。一等優しい。優しくて強いよ。
「へーへーそうかい」
でもそんなことしなくたってもういいんだよ。
「……それはどういう」
…………えへ。
「お前……」
▽2017/04/18(Tue)
ちゅーやくんとの駆け落ち録01
死のうと思っていた。
「おう」
思っていたのだけれどねぇ。
「……おう」
なんでだろうねぇ。もう少し生きていてもいいかなぁと、思えてしまったのだよねぇ。
「…………へっ、そうかよ」
誰のせいだろうねぇ。
「さあな。……誰のせいだか」
生かすのが君、かぁ。太宰も上手いこと言うもんだ。
「モモノハナ野郎がどうしたよ」
……いんや、なんでもねえさ。
生きることから目を背けず、ひたむきに生きる姿に惚れてしまったのだろうな。
「あぁ?」
なんでもねーよ。
(眩しいったら。でもその光が、心地いい)
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