賢者の石編 19話
「あまり長居しても伯父に叱られてしまいますので…。」
「判りました。また来てくださいますね?」
「えぇ」
そうレンが微笑するとルシウスも少しだけ微笑んで見せた。
「レン!」
レンが暖炉に近付けば、ドラコは少し頬を赤くしながら慌ててレンに近寄る。
「どうしたのドラコ?」
「キミの髪に似合う物を見つけたんだ。直接渡したくて…」
そうドラコは握っている手を開くと、宝石などは付いていないがシルバーに細かく細工がされている綺麗な髪留めをレンに見せてくれる。
「僕がつけてやる」
ドラコのその言葉に先日の自分の真似だろうかと思いくすりと笑えば髪を纏める。
ドラコはレンが抑える手の上から自分の手を添え、優しく髪留めをレンの髪にさした。
「ありがとうドラコ。大切にするわ。」
ドラコは小さく頷き、ルシウスは似合っていると褒めてくれた。
「それじゃ。」
小さく微笑みマルフォイ邸を後にし、自宅へと帰った。
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