賢者の石編 13話
「どうする兄弟?」
「我らが姫君は相当ご立腹のご様子…」
「どうしたら機嫌を直していただけるのだろうか」
2人は芝居かかった口調で、2人は考えレンの様子を窺っているのがレンにも良く判った。
「別に…怒ってるわけじゃないの」
その言葉に双子はほっとした様子を見せ始めた。
「それじゃ皆で夕食に行こうぜ?」
「そうだな兄弟。安心したら腹が減った」
レンがソファから体を起すと双子は立ち上がり談話室の出入り口へと歩いていく。
レンはそれを座ったまま眺めている。
仲良くなりたい。この人達と本当のお友達になりたい、笑って過ごしたい…けれど…
「ごめんね」
レンは俯き、苦しそうにその言葉を搾り出す。
「「?」」
「なんでもないの。さ、行きましょ」
レンはそう顔を上げてからいつもの表情でそう言うと、ソファから立ち上がり大広間へと向かった。
それから暫く、レンは双子達や人と深く関わる事に細心の注意を払っていた。
運がいい事に、クィディッチの練習も始まったし、双子やハリーもとても忙しそうにしていた。
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