賢者の石編 13話
「あー…レン…ごめんって」
ソファにぐったりと横になったまま何も言わず、促されるまま頭はジョージの膝の上で、ソファに横になりフレッドはレンの前にしゃがみ込み2人は交互に謝りじっとレンの様子を窺った。
2人の話ではこうだった。
風船が割れると同時に、中にある笑い薬がターゲットに降りかかり、落ち込んでいる奴も一気に楽しい気分にさせるといったものだった。
だが、分量を間違えたのか薬の効果がきれるまで笑い続ける結果になってしまった。
「本当はジョージが実験台になる予定だったんだぜ?」
「そこにタイミング良くレンが現れちゃったもんだから…」
そう説明しながらもレンは瞳に腕を当てたまま身動き一つしない。
その様子に相当レンは怒っているんだと2人は思ったのか、どうしたら機嫌が直るか2人はこそこそと話し始めていた。
実際レンは全然怒ってはいなかった。
生まれて初めてあんなに笑う事ができたし。
だが…自分に言い聞かせていたのに、もう既に今のこの状況ですら楽しくて仕方ない。
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