第27話
「ねぇレン。貴女はハグリッドがどうしていないのか知らない?」
ハーマイオニーの隣に座れば彼女がそう声をかけて来てレンは小さく首を傾げる。
「私がホグワーツに戻るまでの事、話に聞いたけれどハグリッドにダンブルドアは用事を頼んでいたのでしょう?ならその事じゃないかしら。辞めたなんてありえないわ。」
「うん、きっとそうだ。」
ロンが納得した様にいった。
「ねぇ、あの人は誰?」
あの人?とそちらの方へ視線を向ければ、レンはあの時言われた言葉の意味がはっきり判った気がした。
「ドローレス・アンブリッジ上級次官よ。」
彼女はピンクのヘアバンドにピンクのカーディガンをローブの上から羽織るという全身ピンクに身を包んでいた。
「あぁ、僕の尋問の時にいた。ファッジの下で働いてる」
「あった時言ってたのよ…今年はよくお目にかかると思うって…この事だったのね…」
「なんでこんな所にいるんだ?」
「あそこにいるって事は、新しい闇の魔術に対する防衛術の先生ね。魔法省がホグワーツに干渉するって事だわ」
レンのその言葉の後間も無く一年生がマクゴナガルを先頭に長い列になって入って来た。
ハグリッドが座る場所には先程いたクランプ先生が座っている。
マクゴナガルはまる椅子を抱えその上に古ぼけた魔法使いの三角帽子が乗っている。
継ぎはぎだらけの組分け帽子だ。
今年はどんな歌を聞かせてくれるのだろうか…とレンはその耳を傾ける。