このところ闇の魔術に対する防衛術が、無言呪文の練習をする時は必ずレンはこの本を読んでいろと指示をされる。
そしてその内容を翻訳するようにレポートにまとめ、全てが終わったらダンブルドアかスネイプに渡すという指示だった。
「本当その本って不思議ね。そんな文字見たことが無いのまであるわ。」
「そうなの?私は教わった文字しか出てきてないけれど…」
「もしかしたらクレスメントに代々伝わる文字になってるのかもしれないわね。基本は古代ルーン文字だけれど。重要な所は他の人に解読できないようになってるのよ、きっと。」
「まだ6年生が始まったばかりよ?これから習う言葉だってあるかもしれないわ。そんな解読されたって、クレスメントの事だったらその血筋じゃなきゃ使えないし。」
「たとえは服従の呪文とかみたいに普通に使えるけど使ってはいけない様なものがあるかもしれないじゃない?」
「んー確かにそうだけれど…まぁそういう安全措置がないとは言い切れないわよね。」
「そうよ。…それで?」今度は何が書いてあるの?とハーマイオニーが聞こうとすると、コリンがレンのそばに来れば、遠慮がちに「あの…!」と声をかけてきてレンは顔を上げた。
「コリン、どうしたの?」
「あの、勉強で判らないところがあって、教えて欲しいんです。」
「構わないわよ。どこが判らないの?」
コリンはそう聞かれるとぱぁっと表情を明るくし、教科書を取り出し、この呪文です。どうしてもうまく行かなくて。と指差したそれは、闇の魔術に対する防衛術だった。
「この呪文はね、慣れないうちははっきりと発音をする事。そして杖の動き、最初の…」
とレンは自分の杖をポケットから取り出せば、ゆっくりとその杖の動きを見せてみる。コリンは「こうですか?」と何度も真似ては、確認をし、レンから合格点をもらうと、今度はそれを素早く動かせば成功するわと助言すると、コリンは嬉しそうに頭を下げて戻っていく。
「随分懐かれてるな、レン先生。」
ロンはニヤニヤと笑い言えば、レンは苦笑する。
「DAの続きみたいなものでしょう?ハリーがいないから私に聞いただけよ。」
レンがそういうと、2人は顔を見合わせたようだったが、そのまま何も言わずに宿題に取り掛かり、レンも本を読んでいた。
(P.96/全P.208)
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