「大丈夫?真っ直ぐ前を見ないと危ないわよ。」
マクラーゲンが急に視界がはっきり見えた様なハッとした様な表情をしたが、何が起こったのかわからず曖昧に頷いていた。
「レン、行こうぜ?」
ロンがそう声をかければ、レンはロンの方へと向かい席に着くがロンはそこにハリー達がいないのに気づくと迎えに行く様に歩き出した。
「2人とも何やってんだー?」
ロンは大広間への扉からひょこっと顔を出すと、その場にいなかったハリーとハーマイオニーが一緒に大広間に入ってきたが、スラグホーンがハリーを見つけ瞳を輝かせながら近付くのを見やるとレンは咄嗟的にテーブルの下に隠れた。
どうやらスラグホーンはハリーをちょっとしたパーティに誘っている様だったが、ハリーはスネイプの罰則があるから伺えないとはっきりと断っていた。
ハーマイオニーもスラグホーンに誘われ、ロンは見えていない様に無視されていた。
スラグホーンは罰則は延期してもらえると思うよ。と言うと辺りを見渡す。
「おや?レンはどちらかな?さっきまでそこにいたと思ったんだが…。まぁミス・グレンジャー。来るときに彼女も連れてきてくれたまえ」
そう言うとご機嫌でスラグホーンは姿を消した。
「あれ、本当にレンどこに行ったんだ?」
とハリーが席に着くとレンは慌てて出ようとして頭をぶつけ、ハリーは思わず吹き出していた。
「そんなところに隠れてたのか。」
「あー。なんか嫌な予感がして…つい。」
ハリーはレンに手を貸し出るのを手伝えば隣に座らせ、大丈夫?と笑いながら頭をさすってくれたのがまたレンにとっては恥ずかしかった。
「貴女、ちょっとしたパーティがあるから来てくれって言われてたわよ?」
「隠れた意味がないじゃない…ハリーは…行けないのよね?」
「一度は延期されてるからね。相手がダンブルドアだから延期したけど、他の人ならしないよ。」
それにレンは行きたくないと言いたげに溜息を吐いた。
「僕達の分まで楽しんで来てよ。」
「本気で私が楽しめると思ってるの?」
「ううん。」
ハリーがニヤリと笑えば、レンはハリーの頬を軽く抓り、ごめんごめんとハリーは小さく笑った。
(P.112/全P.208)
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