「何していたの?」
「今は秘密さ。」
ジョージは詳しく話そうとはせず、レンは首を傾げながらも会計を済ませれば、店主に「デートかい?若いって良いねぇ。」と言われてしまう。
ジョージは得意げに「そうなんだ。判るかい?」なんて言いながらレンの腰を抱き寄せ、その髪に口付けをした所為でレンは思わず顔から火を吹いた。
それに笑う店主に更に顔に熱が集まる様な感覚を覚えながらもジョージの背をペチンと叩き、ジョージは可笑しそうに笑う。
その後、ハニーデュークスに寄ってから、三本の箒で休憩をする事になり席に着けば、レンはホッと息を吐いた。
「こんな悪天候にデートも悪くないね。いつも以上にくっつけるじゃないか。」
「ジョージ、揶揄うと拗ねるわよ。」
「拗ねたレンも可愛いぜ?」
そうニヤニヤしながら言うジョージの頬を摘めば「いでででっ!暴力反対!」とジョージは言い、ほんとにもう。とレンは笑ってしまえば、レンは手を離した。
「…有難う、ジョージ。私を心配して来てくれたんでしょう?いつもより冗談も多く言って笑わせようとしてくれているわ。」
「ん?なんの事だ?」
ジョージはわざとらしくすっとぼければ言葉を続ける。
「俺はただ、外部の者が接触できる場所に愛しい姫君が1人でいるこのチャンスを逃したくなかっただけさ。」
そう言いウィンクをするジョージに「そういう事にしておくわ。」と笑んで見せた。
「何かお礼をしなきゃね。」
「それじゃ…そうだなぁ…クリスマス休暇中に、レンの家に泊まりに行くからさ、1日レンの手料理食わせてくれよ。」
「そんな事で良いの?」
「んで食後には、レンが腕の中にすっぽりと収まり続けてくれてれば至極幸い。」
ジョージは両腕を軽く広げて言えば、レンは頬を赤らめ「手料理は構わないけれど、それは考えておくわ。」というだけに留めておいた。
それからのジョージは「学校はどうだ?」といつもと逆に、自分の話よりもレンの近状を聞きたがり、レンは心配されそうな事は省き、学校の様子をジョージに話して聞かせた。
「それじゃ、例のあのナメクジの飾り棚にレンはまだ飾られ続けているって訳か。」
「ハーマイオニーと一緒にね。もう3度ほど小さなパーティに誘われて行く羽目になったわ。」
「そりゃーロンが拗ねてるだろ?」
「あー…まぁ最初の一度くらいはね。でもその後はハリーもジニーもクィディッチの練習とかで参加出来なかったから、談話室に帰ったらロンと3人でニヤニヤしながら話しているのを見たわ。…本当代われるものなら喜んで変わってあげるのに。私は目立たずひっそりと平和に過ごしたいもの。」
「人が集まるところ、ちーっと苦手だもんな?」
「よく知っているわね。」
(P.116/全P.208)
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