第36話:再会

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冬休みで各々家に帰る人が多くいた。
レンはドラコと話をしたかったのだが「マルフォイの言い方だと何か事件を起こす時は、レンに何かしらする筈だから、2人っきりになってはダメだ」と、ハリーは強く言うだけならまだしも、ガードまでする所為で、彼とは話が出来なかった。
「レン、駅まで姿くらましできる?」
ハーマイオニーがそう言うと、レンは小さく頷く。
それなら一緒に連れて行って。とハーマイオニーはトランクを引きながら、レンと一緒にホグズミードの方へと歩いて行った。
ハリー達はマクゴナガルの暖炉から隠れ穴に帰る様だ。
ホグズミードに着けばレンはハーマイオニーと手を繋ぎキングズ・クロス駅の人の居ないトイレへと姿現しをする。
鏡で身なりを整えてから、ハーマイオニーは小さくお礼を言うと、また学校で。と言い、其処から出て行った。
どうやら駅までご両親が見送りに来てくださっているようで、レンはその後姿を見送っては再度姿くらましをすれば、自宅に姿を現した。
その辺にトランクを投げ捨てる様に置く。
帰ってきた。という気持ちがレンに安堵感を与えてくれた。
家を見回しても埃1つ落ちていない。
ギルがたまに帰ってきては掃除をしてくれたのだと思うと、ギルの使っている部屋に「疲れているだろうに、いつも有難う。」とメモと「解雇って意味じゃないわよ?クリスマスの贈り物。」とギルのサイズに編んだ靴下を包んで置いておいた。
レンは暖炉に火を灯し、座り慣れた揺り椅子に座ると、その心地良さに瞳を閉じる。
「レン。邪魔するよ。」
暫くしてそう言い姿を現したのはフレッドとジョージだ。
「あぁ、ジョージにフレッド。いらっしゃい。お店は?」
「今日は休みさ。」
「そう、折角我らが姫君達が帰ってくるのに俺らだけあくせく働くのは不公平だろう?」
「それは苦とも思っていない癖に、よく言うわ。」
レンはテーブルにお茶と茶菓子を用意すれば、2人はにっこりとお礼を言い、レンもソファに座り直し紅茶を飲み始める。
「2人はそれじゃ今、隠れ穴に居るのね?」
「あぁ。ロンとハリーが必死に芽キャベツを剥いてたな。」
「それを我々は優雅に横目で見ながら去ってきた訳だ。」
レンは「それは優雅とは言わないわ」と、小さく笑ってしまう。
「それで、俺達は姫君とちょいと話をしようと思ってね。」
「普通に遊びにきた、って訳じゃないのね。」
「逢いたかったし、逢いにきたついでさ。」
レンの言葉にジョージはウインクをしレンは曖昧に笑んで見せた。


(P.162/全P.208)
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