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「で、だ。マルフォイとはどうなったんだ?」
「あぁ、その話…。」
そういえばその話を聞きたい…みたいな話がジョージからあったっけ。とレンは今思い出しては小さく溜息を吐く。
「ライバルを把握する事は俺にとっては重要な事なんでね。」
「なんて断ったんだ?」
フレッドは興味津々だった。
「フレッドって、人の色恋に興味津々な女の子達みたいになっているわよ。」
「他人のには興味はないさ。ナイトとして可愛い我らが姫君を悪い虫から守らねばならんのでね。」
「ナイトのお仕事ご苦労様ね。…確か…ヴォルデモートの事を倒してからじゃないと自分の事なんて考えられないと思うって言った…気がするわ。」
それよりも昨日聞いたドラコの言葉の方が今は頭にこびりついている。
レンは小さく溜息を吐いてしまえば、双子は苦笑をした。
「レンはマルフォイが好きか?」
ジョージに優しい声でそう聞かれ、レンは小さく頷く。
「勿論、その意味は幼馴染としての時のドラコなら、ね。今学期の最後、ドラコが初めて、私が私の父親の事を持ち出したスネイプに怒ってくれた。それが嬉しかったわ。…でも…」
レンの言葉にフレッドとジョージは顔を見合わせたが、でも?と続きを催促する。
「でも、もうそのままではいけない事も解っているのよ。ドラコとはいろいろあったし、警戒しなきゃいけない相手って事くらい、ちゃんと判っているわ。」
「いろいろって、もめるような事があったのか?」
「あいつとレンが?」
レンはそれに頷くと、双子は信じられないという顔をする。あのドラコが…そう思っているのだろう。
それにレンは大きく溜息を吐き「色々起こりすぎて消化不良で気持ち悪い。」とレンはソファに身を埋めた。
「お疲れだな、レン。」
「でも、それなら本当に警戒しておかなきゃいけないぜ?」
「判っているわ。でも…幼い頃から側にいてくれた幼馴染を切り捨てる気にどうしてもなれなくて…。」
ソファに身を埋めているレンにジョージは膝を提供しながらも、そう言うレンの頬を摘む。
「いひゃい。」
「攻撃しろって言ってんじゃないんだぜ?どんな理由があるにしろ取り敢えずは身を守るのに徹しろって言ってんだ。」
ぶにっと強く摘まれ、ごめんなさいと謝ればジョージはすぐに手を離してくれるが、頬がヒリヒリと軽く痛む事から、どうやら思ったよりも思いっきりやってくれたようだ。


(P.163/全P.208)
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