「でも来てくれて嬉しいわ。」
にっこり笑うモリーに複雑そうに笑みを浮かべてしまう。
レンは何度か深呼吸を繰り返しやっと呼吸を落ち着かせれば、ジョージの両頬を思いっきり摘んで引っ張り、フレッドがそれに大笑いをする。
「やったな?」
「仕返しよ!」
慌ててジョージの腕から飛び降り逃げようとするも簡単に捕まり、再度擽り攻撃を受け、レンは笑いながらハリーに助けを求めるも、見ている方が楽しいとニヤリと笑ってそれを断る。
「裏切り、ものーっふふふっ、じ、ジニー…!」
レンが擽り返そうにも、リーチの差もあり、直ぐに抑え込まれレンは手も足も出ずジニーに助けを求めれば、ジニーはニヤリと笑って腕まくりをした。
「「お?俺らとやるつもりか?」」
双子はニヤリと笑いジニーを見やるも、ジニーも負けてはいない。
「貴方達の秘密をレンにバラしてあげても良いのよ?」
「実はね、ジョージとフレッドは村に居るおー…」
「わー!!止めろ止めろって!!判った、判った!」
ジョージは擽る手を止め、レンは床に倒れたまま死にかけた様にうつ伏せで動かなかった。
「なんで知ってるんだ?」
「さすが我らの妹だな。」
双子は溜息混じりにそう言えばガシッと肩を組んで何やらヒソヒソと話し始めた。
「大丈夫?」
「三途の川が見えたわ。」
そう言い床に座って深呼吸すれば、ハリーはレンの涙を指先で拭ってくれる。
「見捨てたのに慰めてくれるの?」
「楽しそうだったから。」
ハリーはニヤリと笑って言い、楽しいんじゃなくて擽ったかったの!と言い返して思わず笑ってしまった。
(P.166/全P.208)
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