第43話:休憩最後の日
「あの人達どこに行ったのかしら…。」
「きっと母のお墓ね。ジョージは去年私について来て行ったはずだから。…でも迷子にならなきゃ良いけれど…」
レンが食事の支度をし始めても戻っては来ず、あとで探しに行くしかないわね…とレンは苦笑する。
だがそれは直ぐにシリウスが2人を保護してくれた様だ。
「優秀な魔女は森が作った、だな。」
晩御飯の支度がし終えた頃、フレッドがそう言い疲れた顔で戻ってくればそう漏らす。
「迷子になったの?」
食事を並べながらそう言えばジョージは曖昧に笑んで見せた。
「いや、そこまでは行けたんだけどな。ちょーっと新製品に使えそうな物を見ながら歩いてた訳だ。」
「そしたら帰り道が判らなくなったのね。」
ハーマイオニーはニヤリと笑って言えば「ご名答」と2人は苦笑した。
「私も小さい頃よく迷子になってケンタウルス達を困らせていたわ。」
双子はレンが用意した食事をペロリと食べ終え、おかわりもしてくれ、デザートにホグワーツでよく出ていたメニューを出せば、双子もシリウスも懐かしそうに食べてくれた。
「良い嫁さんになりそうだな、ジョージ。」
「あぁ、将来が楽しみだ。」
「相棒がぶくぶくと幸せ太りしたら痩せる薬でも開発するしかないな。」
「レン、この人、レンをお嫁さんに貰う気満々よ?」
「まだ私はこの子を嫁にやるつもりはないがな。」
「「大きな壁が目の前にあったか。」」
双子は声を揃えて言えば、シリウスはニヤリと笑う。
「私をお嫁さんにしたいなんて本当変な人だと思うのよね。」
レンのその発言にこの冷たさだぜ?と本日2回目のセリフを言えば、フレッドもハーマイオニーも楽しそうに笑った。
(P.187/全P.208)
前へ | 一覧へ | 次へ