「あぁ、判っておる…私も『あの人』を見た。…なんて事だ…事もあろうに…魔法省で…!」
「コーネリウス…下の神秘部に行けば、脱獄した死喰い人が何人か『死の間』に拘束されているのがわかるじゃろう。『姿くらまし防止呪文』で縛ってある。大臣がどうなさるのか、処分を待っておる。」
「ダンブルドア!お前…此処に…私は…私は…」
ファッジが興奮で我を忘れ息を飲んだ。
ファッジは一緒に連れて来た闇払い達をキョロキョロと見渡した。
誰が見てもファッジが「捕まえろ!」と叫ぶかどうか迷っている事は明らかだった。
「コーネリウス、ワシはお前の部下と戦う準備は出来ておる。そしてまた勝つ!」
ダンブルドアの声が轟いた。
「しかし、つい今しがた、君はその目でワシが一年間キミに言い続けていた事が真実じゃったという証拠を見たであろう。ヴォルデモート卿は戻ってきた。この12ヶ月キミは見当違いの男を追っていた。そろそろ目覚める時じゃ!」
「私は…別に…まぁ…」
ファッジは虚勢を張り、どうするべきか誰か教えてくれという様に周りを見渡した。
「よろしい、ドーリッシュ!ウィリアムソン!神秘部に行って見てこい!ダンブルドア、お前…キミは正確に私に話して聞かせる必要がある。」
「その話は、ワシがハリーをホグワーツに戻してからにすればよい。…レン、頼みを1つ聞いてくれるかの?」
「はい。」
レンは魔法を解き、ゆっくりとハリーと一緒に立ち上がるとダンブルドアを真っ直ぐに見つめた。
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