「ミス・クレスメント…!貴女も此処を身を呈して守ってくれていたのか…!」
ファッジの言葉にレンは小さく首を傾げ命令された2人の闇払いも足を止める。
「レン、キミはあの2人と一緒に神秘部に向かい、友達と一緒にホグワーツに帰るのじゃ。友を医務室へ連れてやっておくれ。」
「でも…今、彼処には…。」
「心配は要らぬ。レンの父の事はワシに任せておれ。」
信じて良いのですね?そう言いたげなレンの瞳に、ダンブルドアはにっこりと微笑んでは大きく頷いた。
「判りました…ハリーは…?」
「ハリーはワシが連れて行こう。」
レンはそれに小さく頷きハリーに向き直る。
「ハリー、また後で逢えるわよね?」
「うん。もう大丈夫。」
ハリーはレンを安心させる様に一度抱きしめればレンも抱きしめ返し、直ぐに離れれば「頭くらいの大きさの瓦礫じゃ。それを杖て叩き3秒で着く。レンならばどれだか視えるじゃろう。」ダンブルドアはそう悪戯っぽく瞳を輝かせて言い、レンはそれに頷き闇払いの2人に連れていかれる様に神秘部に向かった。
闇払いの2人は何か言いたそうにしていたが、どう言って良いか判らないのだろう…口をモゴモゴとさせている内に神秘部の扉へと着き、レンは頭を下げて礼を言えば、2人は恐縮しているが、今のレンはそんな事に気をかけている余裕はなかった。
気にせずに扉を開ければ、生徒達の側にリーマスが寄り添っていてくれた。
「レン…良かった、無事で。」
「リーマスがついていてくれたのね…有難う。」
「ヴォルデモートは?ハリーは?」
「ハリーは無事よ。ヴォルデモートは逃げたわ。…彼らはファッジ大臣が遣わした闇払いの人よ。縛られてる人の所へ連れて行ってくれる?私は、彼女達とホグワーツに帰れってダンブルドアに言われたの。パパの事はワシに任せておけって…ダンブルドアが言ってたけど…」
「判った。…レン、帰りを待っているからね?」
レンは曖昧に返事をすれば、リーマスは一度レンを強く抱きしめてから闇払いと一緒に死の間へと向かった。
(P.28/全P.49)
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