「その後、お前に告白とかは?」
「んー…知らない人に話しかけられる事はあったけれど…判らないわ。」
「話しかけてたのを華麗にスルーしてたのを俺は見たけどな。後は付き合ってくれっていわれて『何処まで一緒に行けば良いの?』って言ってたレンも見た。」
リーはあの階段に座っていた時の事を言っているのだろう、クスクスと笑っている。
「今年からは他人から貰ったお菓子とか気軽に食べたら駄目だからな?」
「どうして?」
「「どうしても」」
「…判ったわよ…」
変な人達ね。とレンは小さく息を吐いた。
そのうち綺麗な売り子さんが2人を呼びにくれば、レンは慌てて「ごめんなさい。」と謝ってしまう。
そうだ、いつもの調子だったが2人は仕事中だった。
「良いってことよ。」
「俺らがレンやリーと一緒に居たかったんだしな。」
そして突撃訪問は失敗に終わる。
どうやら、フレッドが仕事が終わった後、アンジェリーナと会う約束をしている様だ。
「それじゃまた今度だな。」
「あぁ、悪い。」
「邪魔した方が呪われそうだからな。レン、アイスでも食って帰ろうぜ。」
それにレンは小さく頷くと、店を後にし2人でアイスを買ってはそれを食べ、こっちも美味いぜ?とリーに言われればそれを一口もらい、美味しいと瞳を輝かせるとリーは頭を撫でてくれる。
だがそうアイスを食べていれば、俺も食う!と店を飛び出して来たジョージ。
「そんなにアイス好きなの?」
ときょとんとするレンに、リーは可笑しそうに笑った。
「そういやレン、お前ハリーと一緒に暮らしてるんだって?」
そう言うジョージに驚くリー。
「んー…そういう事になるわね。シリウスは私とハリーの名付け親でもあるから、義兄弟…なんだと思うわ。家族が増えて嬉しいけれど自惚れてしまいそうで。」
「自惚れる?」
「えぇ。私なんかが家族を持っても許されるんだなーって。ただでさえ2人の父親代わりが居てくれるだけでも幸せなのに…えっと…義弟?までできて。」
そうどこか照れ臭そうにいうレンに「此処に兄貴もいる事忘れるなよ?」とレンの頭をワシャワシャと撫でるリーにレンはにっこりと微笑み頷いた。
「リーお兄ちゃん大好きよ。」
「俺も好きだぜ、レン。」
(P.19/全P.208)
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