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そんなやりとりにジョージはワナワナと震えては「俺は俺は?」と一言。
「んー…ジョージは公衆の面前でキスしたりするんだもの…。」
とわざとらしく言うと、リーは声を上げて笑うがジョージはその反対にあからさまに沈んでおり「冗談よ。」と笑ってはその頬に口付けてやると、一気に気分は回復した様で「単純だな。」とリーに言われる始末。
「俺の姫君からの口付けは何にも勝る。」
そう胸を張って言うも、本当はこっちが良いんだけど。と唇を指差せばレンは頬を真っ赤に染め、アイスをその唇に触れさせる。
「アイスとキスしてて頂戴。」
「間接キス、確かに頂戴致しました、姫君。」
そうニヤリと笑ったジョージにレンは耳まで真っ赤に染め上げると、その額に口付けては2人に挨拶をしジョージは「次は必ず一緒に飯いこうぜ。」と約束しては店へと帰っていく。
「大丈夫か?」
湯気が出そうなほど真っ赤なレンにリーは笑いながらそう言うと、レンは小さく首を横に振る。
「こ、こういう経験、ないの…だから、ど、どうしたら良いか…反応に困るわ…。」
片手で顔を覆い隠してはそう言うレンに、意識しまくりだな。と笑うリー。
アイスが溶けるから取り敢えず食っちまえ。というリーにつられる様にアイスを食べ始めれば、ジョージの言った言葉を思い出したのだろう「あぁぁぁ…。」と声を漏らしては食べるのを止め真っ赤になり、リーは声を上げて笑った。


次の日のは、レンに予想だにしない事ばかりが起こった。
「シシー、お止め!あの女は血を裏切ったんだ!」
「ベラ…でも私は姫君に頼るしかないの。」
レンが毎朝の日課になっている母のお墓のお参りをしていた時だ。
向こうからその様な声が聞こえ、気付かぬふりをしながら杖を握りしめる。
先程から森が騒がしいと思えば侵入者がいたのだ。
森は森や其処に住まう住民を傷付ける者でなければ出入りが可能だ。
そして庭の境界線からは、人間ならばレンの許可がなければ誰も入る事が出来ない。
此処は屋敷の境界線の外で、森の結界の中。
今の彼女達はこの森にとって傷付ける者ではなかったという事だ。
傷つけようとした途端追い出されてしまうだろう。


(P.20/全P.208)
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