しおりを挟む / しおり一覧

「応える事は出来ないわ…だって私…。」
「ジョージに付き合うって返事をしたの?」
「してないわよ。ただ意識して欲しいだけだって言っていたもの。」
ハリーは気を遣ってくれたのか、そろそろ飛ぼうよと声をかけてくれる。
ハーマイオニーとレンが交代で2人制クィディッチをやろうと話になるが、レンは少し考えたいとそれを降り、4人でそれをやっていたもらった。
もし、ジョージのように告白されたら…自分は応える事が出来ないだろう…。
ルシウスは母と家族を奪った。
親戚のベラトリックスはシリウスを奪おうとした。
そしてナルシッサはそれを棚に上げて息子を頼むとレンに頭を下げていた。
ナルシッサもルシウスもレンをクレスメント又はヴォルデモートの娘としか見ていない。
ドラコにも偶にそういった風に考えているであろう言動があった…。
そしてご両親はこれから戦うべき相手で、ドラコにとってレンは幼馴染であるのと同時に父親をアズカバン送りにさせた人間の1人。
あの時と現状は変わっている。色々と難しいとレンは思ってしまった。
だがそう考えるのと同時に、ドラコとの幼い頃の思い出が蘇ってきては、もっと気持ちが沈んでしまう。
レンは深く息を吐きその場に寝転んだ。
『お前にはまだ早い』
デートの事を聞いた時そう言っていたシリウスがいたっけ。
そう、私には早いんだ。だから考えるのをよそう。
レンは鞄から本を取り出すと、新しい魔法の練習をし始めた。
杖を使って魔法を唱え、できるようになったら無言でやり、そのあとは杖無しで呪文を唱え、それが出来たら無言で。


(P.33/全P.208)
前へ | 一覧へ | 次へ