「貴女、何があったの!?」
談話室に戻ると驚きの声を上げたのはハーマイオニーだ。
ハーマイオニーはレンの顔についた泥を落としてやりながら、擦り傷だらけの頬を優しく撫でてくれる。
その痛みに、レンは忘れてた。という様な顔をする。
「またマルフォイに襲われたの?」
ハリーは心配そうにそう言えば、レンは小さく首を横に振った。
「扉の前で本を読んでたら弾き飛ばされて空を飛んで、顔面で着地したのよ。」
その言葉にロンは思わず笑ってしまっていたし、ハリーは笑ったら悪いと思ったのか笑いをこらえている様だった。
レンは傷がどこにあるのかわからないと言いながらも、自分の手で頬を撫でてその傷を癒し、ハーマイオニーが残ってるところをツンツンと突きレンがそこを撫でては癒していたが、最後に鼻先にハーマイオニーが絆創膏を貼ってくれた。
「なんかこれ嫌なんですけど。」
「私達を置いてそんなやんちゃな事をするからいけないんだわ。」
「私はちゃんとお誘いしましたけれど?」
そう言うとそうだったかしら?とハーマイオニーはすっとぼけて小さく笑った。
昼食後、レンは図書館に行くと3人と別れれば、目的のものに合いそうな本を探す。
アクロマンチュラについて…それが載っていそうな本を探すが、それはどれも生態の本で、飼うことを一般的に許されていない為か病気や怪我について書かれているものは無かった。
色々な本を漁りやっと見つけた内容を確認していく。
虫による感染症の場合はその虫を剥がしてやり、かさぶたになっている場合でも抗生物質の軟膏…便の状態によっては腸炎や肺炎…。
調べたものを丁寧に書き出し、それに使える薬の調合方法等を調べているとあっという間に日が暮れてしまいレンは小さく溜息を吐いた。