「ロンが言ったのは太ったっつー訳じゃなくて、ジニーよりレンの方がスタイルが良いって意味さ。重くはないし、夏で少し痩せたんだ、もう少し太っても良いくらいだぜ?」
「ジニーのサイズの服着られるわよ?」
「俺はちゃんとわーってるよ。」
不思議そうに返事するレンにジョージはそう言っては、空いている手でまた頭を自分に寄せさせては、目閉じとけ。と言うジョージに大人しくそれに従うレン。
「本当、女性って年々綺麗になるよな。」
「えぇ。ジニーはあんなに愛らしかったのに、凄く美人さんよ。」
「んー…まぁジニーはそうだろうけど、レンもな。」
「そんな事私にいうのはジョージくらいね。」
「お前が気付いてないだけだろ?」
そう言っては笑うジョージに、レンは擦り寄ると「そうなのかしら…?」と眠そうな声で呟いてはそのまま意識が遠退いた。
一定リズムでずっと背を撫でてくれ、温もりを分けてくれたジョージのお陰かもしれない。
次の日は朝早くに目が覚め、レンが着替えて降りて行くと、モリーとフラーと一緒に朝ご飯の支度をしていた。
モリーはフラーの事があまり好きでは無いようで、フラーが嫌いなのか、ビルの彼女だから嫌いなのか、よく判らなかった。
「フレッド、ジョージ、起きて。朝よ。」
起こしてきてと言われ、双子を起こしにかかるが、起きる気配はない。
そっと枕の下にクリスマスプレゼントの入った名無しの小さな箱を挟む悪戯をしては、熟睡しているジョージの顔を眺めてみる。
いつも寝顔を見せてしまっているような気がするから、ちょっとした仕返しの気分だ。