「いつもこうしてレンを愛して抱きしめては笑ってたシリウスやルーピンの気持ちが良く判るよ。」
「父親目線?」
「そういう訳じゃないけどさ。なんつったら良いんだかなぁ。…好きな人に触れて居られるだけで癒されて幸せって感じさ。」
「大切な人の温もりが癒されるのは…なんだか判る気がするわ。」
レンは彼の優しさに甘える様にそのままゆっくりと瞳を閉じる。
「これから毎年、泊まりに来いとまでは強要しないからさ、何かクリスマスはこうして思い出を作っていこうぜ?」
「そうね。貴方が望むなら、そうしても良いかもしれないわ。」
「来年のクリスマスは何かしたい事とかあるか?」
来年ねぇ…と、瞳を閉じたままレンは小さく呟き、小さく唸る。
「来年も家族や友達が幸せに笑っていてくれたら…それだけで幸せよ。平和になったら一度はマグルの街のクリスマスを見てみたいとは思うけれど。」
「それじゃ、いつか必ず俺が連れて行くよ。スッゲー大きなツリーを見に行こうぜ?ホグワーツのよりデカイのを探しとくからさ。」
「うん、判ったわ。約束、ね?」
「あぁ、約束。」
そう言っては頭に口付けを落とすジョージにレンは小さく笑う。
「貴方が落ち込んだ時は私を呼んでね。」
「ん?」
「こうして貰ってばかりだから…恩返し。」
「レンの温もりが恋しくなったら呼ぶさ。」
それにレンは約束。と言えば、またひとつ増えたな。と、ジョージは嬉しそうだった。
「ねぇ、ジョージ。」
「ん?」
「重くない?」
「何が?」
「私が。…私太ったかしら…?」
そう言うレンにジョージは思わずブッと吹き出せば可笑しそうに笑ってしまい、レンは顔を上げると、その頬に自分の頬を擦り寄せるジョージにレンは「???」となるばかりだ。