第39話
朝食を終えるとレンとジニーはクリスマスパーティ用に部屋を飾り付け始め、ジョージはフレッドとハリー、ロンに直ぐに行くから先に行っててくれ。と畑へ野菜を取りに行く仕事から一時離脱をすれば、レンをその背後からぎゅっと抱きしめ、レンが「ひやあ!」と抱きしめ悲鳴を上げた。
「口から心臓が飛び出るかと思ったわ…。」
「なーにそんなに驚いてんだよ。」
「紙鎖って作った事なかったから、ジニーの手元を見ていたの。」
「繋げるだけじゃねーか。」
そうジョージは可笑しそうに笑い、レンは思わず「色とかあるでしょ。繋げ方とかも。」と頬を赤らめてしまう。
「なーレン。」
「ふあい。」
拗ねている様なやる気のない様な返事に、クククッとジョージは可笑しそうに笑っては抱きしめる腕に力を込め「贈り物、サンキュ。」と一言。
「私何か贈ったかしら?」
「タイピン。俺の枕の下に忍ばせたのはレンだろ?」
「しーらない。」
「この赤っぽいオレンジの石、なんてーんだ?」
「サンストーン。4月1日生まれの人の誕生日石よ。」
「へぇ。初めて知った。」
「私も。」
「ってー事は、やっぱり贈り主はレンか。」
「しーらない。」
レンは隠すつもりはないのだろうが、少し拗ねているのだろう。手を動かしながらそう言い「違うのかぁ…今年は姫君からのクリスマスプレゼントがありませんでしたが?」と巫山戯て言ってみれば、顔を上げるレン。
「ジョージ。」
「ん?」
「メリークリスマス。」
そう言って今作ったばかりのその紙鎖をジョージの首に巻けば、ジニーは腹を抱えて笑った。
ジョージはそれに有難よ。とにっと笑ってはその頬に口付け、上機嫌で畑へ行き、レンは小さく息を吐けば「バカ兄貴でごめんなさい?」とジニーの一言にレンは思わず笑ってしまった。
そのままジニーに教わりながら紙鎖を作り上げていけば、ジニーは独特のセンスで爆発した様に飾り付け、レンは思わず笑ってしまう。
そして、ツリーを綺麗に飾り付けていれば、フレッドがその天辺に何やら禿げた天使を飾った。
それをマジマジ見るとレンは小さく首を傾げ、男性陣4人は必死に笑いをこらえている様だった。