それから数日、ハーマイオニーはレンの家で過ごした。
リーマスは、クリスマスを共に過ごして次の日も1日一緒にいてくれたが、その後任務に戻り、ハーマイオニーがいる間にギルも1日戻ってきた様だったが、レンのプレゼントをキーキー言って喜んでいる声が聞こえ、その日のご飯が手の込んだ料理を用意してくれていてレンとハーマイオニーは笑ってしまった。
最後の食事の日、レンの屋敷にフレッドとジョージが訪ねてきては、ハーマイオニーの姿に驚いていた。
フレッドにも自由に出入りが出来る様、術を施したが、いつもくる時はジョージと一緒だ。
レンが俺に会いに来ないのはハーマイオニーの所為か。とジョージは悪戯っぽく笑う。
「ならお詫びに良い事教えてあげるわ。レンのご飯美味しいのよ。」
「シャルに教わったの。お仕置きでシャルが来られない事もよくあったから…」
「レシピノートまで古代ルーン文字。本当何を隠してるのか判らないわね。」
ハーマイオニーは可笑しそうに笑う。
「それじゃ休暇最後の夕飯を俺らもご馳走になろうかね。」
「あぁ、フレッド。それは良い考えだ。」
「それじゃ俺、ちょっとお袋に外で食ってくると言っとく。」
レンの返事を待たずに消えるフレッドにレンは小さく笑ってしまった。
「貴方達、レンが断るって事は考えないの?」
「俺の愛しい姫君はそんな小さな事、断ったりしないさ。」
「ご飯の支度が面倒くさいとは思っているけれどね。」
「ジョージは最近“俺達”の姫君、じゃなくて“俺の”姫君に変わったのね。」
「良いところに気付いた、ハーマイオニー。なんせこの鈍感な姫君は常にこうして言い続けないと違う意味に捉えられてしまうからな。」
「なら達に変わった時はジョージが諦めた時と思っておくわ。」
「この冷たさだぜ?」
ジョージの大袈裟な反応にハーマイオニーは可笑しそうに笑う。
フレッドがすぐに帰ってくると、少し森を散歩してくると双子は姿を消した。
レンが食事の支度をし始めても戻っては来ず、レンは守護霊の魔法を唱える。
「あの子達がお墓を探していたら案内してあげて。ただ迷っているだけだったら帰り道を教えてあげて。」
レンがそういうと守護霊の魔法で作られた犬は森の中へと消えて行った。