「それでキミがミスター・ロングボトムだね?」
ネビルが恐々頷いた。
ジニーの隣から3席空いており、スラグホーンに促される様にドアに一番近いその席にレン、ネビル、ハリーの順に並んで座った。
「さーて、みんなを知っているかな?」
3人にスラグフォーンが聞き、レンはざっと見渡すも全員知らない人だった。
「彼はブレーズ・サビニ。彼は君達と同じ学年だな。」
サビニは顔見知りの様子も見せず挨拶もしなかったが、ぺこっと軽くレンが頭を下げただけで、他の2人も挨拶はしなかった。
「こちらはコーマック・マクラーゲン。お互いに出会ったことぐらいはあるんじゃないかね?」
大柄でバリバリの髪の青年は片手を挙げ、3人は頷いて挨拶をした。
「そしてこちらは、マーカス・ベルビィ。知り合いかどうかは…?」
痩せて神経質そうなべルビィが無理やり微笑んだ。
「そしてこちらのチャーミングなお嬢さんは君達を知っているとおっしゃる」
ジニーはスラグホーンの後ろでしかめっ面をして見せた。
「さてさて、楽しい限りですな。皆と多少知り合えるいい機会だ。さぁ、ナプキンを取ってくれ。私は自分でランチを準備して来たのだよ。記憶によれば、ランチ・カートは杖型甘草飴がどっさりで、年寄りの消化器官にはちときつい…ベルビィ、雉肉はどうかな?」
ベルビィはぎくりとして、冷たい雉肉の半身の様なものを受け取った。
「こちらのマーカス君に、今話していたところなんだが、私はマーカスのおじさんのダモクレスを教えさせてもらってね。」
今度はロールパンのバスケットを皆に差し出しながら3人にそう説明をしてくれる。
「優秀な魔法使いだった。実に優秀な。当然マーリン勲章を受けてね。おじさんにはしょっちゅう会うのかね?マーカス?」
運が悪い事にベルビィは丁度雉肉を頬張ったところで、慌てて飲み込みその顔が赤くなればレンは無言で気道を広げる魔法を唱えると彼は喉の詰まりがすぐに解消され、気道が開通した様だった。
それにスラグホーンは驚いた様に目を丸くするが、レンが机の下で指をちょちょいと動かした事に気付いていたジニーがレンを見やれば瞳を合わせて小さく笑った。
ベルビィは涙を滲ませながら、あまり頻繁には会っていないと答える。
忙しいと察するというが、おじと父があまりうまくいっていなくて、あまり知らないというと、スラグホーンはすぐにマクラーゲンに話しかけた。