「誰これ。」
レンがそんな女の子を気にしつつももらった手紙を読み、そう言うと、ハリーが思わず吹き出して笑ってしまっていた。
「新しい先生だよ。説得にダンブルドアが行ったんだけど、僕も連れられて行ったんだ。」
「そうだったのね。…行かないって選択肢は駄目なのかしら…急に知らない人と一緒に食事なんて気が進まないわ…。」
レンは溜息交じりにそう言えば「行かなきゃいけないだろうなぁ。」とハリーはもらした。
「でもなんで僕もなんだろう。」
「行けばわかるかもしれないわね。」
ハーマイオニーに「私の代わりに行って来て。」と言えば、容姿が違いすぎるから無理よとハーマイオニーは笑いレンの背を押した。
「それじゃ、行ってくるわ。」
「待って。透明マントを着て行こう。そしたら途中でマルフォイをよく見ることができるし、何を企んでいるかわかるかもしれない。」
ハリーはカバンに透明マントを詰め込んだが、カートを待つ生徒でいっぱいだった所為かそのアイディアを試せなかった様だ。
レンとハリーが通り過ぎると、2人をよく見ようと生徒達が男女問わずにあちらこちらのコンパートメントから姿を現し、騒がしくなる。
だがチョウ・チャンは逆にハリーの姿を見るとコンパートメントの中に急いで戻って行った。
「どうしたの?」
ハリーがちょっとほくそ笑んでいたのをレンは首を傾げれば「マリエッタの顔がまだ元通りには戻ってなかったからさ。」とハリーは囁く。
ハーマイオニーったら、強烈にやりすぎたのね。とレンも小さく笑った。
コンパートメントに着くとスラグホーンがハリーによく来た!と歓迎していたが、レンの姿を見れば驚き止まっていた。
「アクアじゃないか…!」
「お初にお目にかかります。アクアの娘のレン・クレスメントです、スラグホーン先生。この度はご招待を頂き…」
レンがぺこりと頭を下がれば、スラグホーンは納得した様に何度か頷けば、まだ驚いた。と呟きこぼしレンを見つめるも、少しすればハッとした様に今度はネビルを見遣る。