「僕、レンの傍を離れたりなんかしないから。…その代わりこんな失態、出来るだけしたりしない。誓うよ。」
「逆にこんな事で離れられたら、私どうしたら良いのか判らないわ。ドラコに何を言われたのかは判らないけれど気にしたらダメ。そんな辛そうな悲しそうなハリーより笑っているハリーの方が私は大好きよ?」
レンがそう言うとハリーは驚いた様に目を丸くするも、すぐに頬を赤らめて照れ臭そうに小さく笑う。
「うん、そっちの方がいいわ。」
そう嬉しそうに言うレンにロンもハーマイオニーも笑ってしまった。
その後マダム・ポンフリーは、記憶障害の作用のある薬と眠り薬、2つの強力な薬を同時に飲ませた所為で、思う様に効果が出なかった様だと教えてくれた。
薬の分析をしたが、誰かによる自作の薬による可能性が高く、2つの薬を合わせ今後どんなことが起こるかは完全に予想しきれないと言う。
レンは「今はもう健康体なら問題ありません。何か現れたらまたここに来ます。」と言い約束すれば退院させてもらった。
3人と一緒にレンは寮に戻り、ハリーとロン、ハーマイオニーは広間であった事を教えてくれた。
あのスラグホーンが魔法薬の先生なのだという。
「そうだろうと思ったわ。私の得意な学科を教える事になったって言っていたでしょう?闇の魔術に対する防衛術はリーマスが先生の時に失態をおかしてしまったから…もしかしたらって思ったの。それじゃ闇の魔術に対する防衛術はスネイプなのね?」
「あぁ。彼奴の念願が叶ったってやつさ。」
ハリーは小憎たらしそうに言い、レンは苦笑してしまう。
「でもあの学科は長続きしない呪われた学科って言われているから…今年も何か起こりそうね。」
レンは溜息1つ吐けば、3人も大きく頷く。
寮へ戻ればハリーとロンに「今日は心配かけてごめんなさい。おやすみ。」と2人に声をかけてハーマイオニーと一緒に寝室に登っていく。