「ただいまー」





〜私達の姫〜




レンはホグワーツの休暇を自宅で過ごし、たった今、ダイアゴン横丁で買い物を済ませ帰宅すれば、リーマスがソファに腰掛けたままレンに「おかえり」と優しく声をかけてくれる。
「リーマス、ただいま。シリウスは?」
そう、シリウスは今、吸魂鬼や魔法省の追っ手を逃れる為に、この屋敷に隠れ住んでくれているのだ。
「シリウスなら、森へ遊びに行ったよ。」
バックビークが森の中でいつも遊んでいる為か、それと一緒に森の中で一日を過ごす事が多いシリウスにレンは「まるで子供みたいね」と漏らしながら笑みを漏らした。
「そういえば、レンに手紙が届いていたよ」
「誰から?」
レンは不思議そうにしながらも、リーマスが差し出した手紙を受け取り差出人を見れば少しだけ動きが止まる。
そう、差出人はルシウス。ドラコの父親だ。
そうしていればリーマスが予想通りといった風な笑いをクスクスともらすのでレンは少しだけ頬を膨らませて手紙の封を切った。
中には招待状が一通。
"親愛なる姫君…
この休暇をいかがお過ごしでしょうか?
この度、我々は小さなパーティを催す事になりました。
姫君にも是非ご参加いただきたく梟を出させていただいた次第で御座います。"
「なんだって?」
レンがそこまで読めば、リーマスがレンにそう声をかける。
まぁ、差出人と、真剣に読んでいるレンの表情が気になったのだろう。