第1話
「レン、おはよう。」
レンには幼い頃からRJLという名でレンに手紙を出してくれ、いつの頃からか、その手紙が支えになっていた。
そんな手紙の差出人で憧れの人であるR・J・ルーピン…彼がそこにいた。
一年の時に成績が良かった為、レンの我侭で(ホグワーツに旅立つまでだが)屋敷に一緒にいてもらっているのだ。
「少しは休めたかい?」
自分の部屋から降りてきたレンに、ルーピンはそう声をかける。
「うん…ありがとう…ルーピンさん」
レンがそう言うと、ルーピンは少々苦笑を浮かべた。
「できればリーマスと呼んでくれると嬉しいんだけどね。」
私の友は皆名前で呼んでくれていたからと、微笑んで言ってくれた彼に、自分もその“友”に混ぜてもらえているのだとレンは心が温かくなった。
「ありがとうリーマス…えっと…」
「ん?」
レンがそう呼べばリーマスは笑みを浮かべたままレンを見てくれる。
レンはそれがなんだか嬉しくて、でも恥ずかしくて…頬を少し紅くすると「何でもないの」と首を横に振った。
「さぁ、そんな所に立ってないでこっちにおいで?」
それとも私の側は嫌かな?とリーマスは意地悪を言えば、レンは慌ててリーマスの隣に腰をかけた。
そんなレンの姿をクックックッと楽しそうに笑うと、紅茶を淹れてくれる。
「リーマスって意地悪な人だったのね。」
カップを両手で持ちながら、少し唇を尖らせて拗ねる様子を見せる。
レンにとって自分以外の人間が一緒に生活をしている現状の何から何まで初めての事でそれがまた新鮮で新しい気持ちを覚えさせてくれる。
「今頃気付いたのかい?」
「んもう!」
レンが頬を膨らませれば、リーマスは声をあげて笑った。
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