第1話
去年はとても大変で、レンの生活ががらりと変わった一年だった。
2学年が始まる前…丁度一年前はとても幸せで…幸せすぎて自分がおかしくなるのではないかと思えるほど幸せな時が過ごせた。
だが、学校に戻れば秘密の部屋に関わる事件に自然と巻き込まれていく。
クリスマスの次の日、スネイプに呼ばれ、ダンブルドアの頼みで彼らを連れて自宅に帰れば、自分の唯一の親族が殺され、大切な友すら失った。
それに悲しんでいる暇も与えず魔法省から届けられた事は「ホグワーツ以外では子供の権利を剥奪され、当主として生きる事」だ。
断るならば「孤児の未成年が膨大な魔力を暴走させた罪人としてその罪を償い続ける生活」を叩きつけられる。
レンは半ば強制的に魔法省の提案をのむ事しか出来なかった。
色々と沢山に身の回りが変わりすぎ、も判らなくなっていた。
自分の所為で亡くなった者達…その悲しみが胸にぽっかりと大きな穴を開けていた。
だが、リーマスの言葉や“自分達を助けて欲しい”そんなハリーの手紙が自分を元の世界に引き戻してくれた。
そして秘密の部屋に関われば、若き父の姿。
ハリーの死を目の前で見せられたような光景には思わず何も考えられず涙がただ溢れるだけだった。
そんな波乱な2学年が終了し、夏休みを自宅で過ごす日々がまたやってきた。