「コロコロと表情が変わるのね」
そう言い笑えばハリーは苦笑し、決意したのか話そうとしたのか口を開く。
が、その時、一羽の緊急フクロウ便がレンの前に届けられた。
ハリーはドキッとしたような表情をしたし、レンはハリーに断ってからその手紙を開いた。
手紙の差出人は、コーネリウス・ファッジ…魔法省大臣だった。
“クレスメント当主、レン・クレスメント殿
現在、アズカバンの監獄からシリウス・ブラックが脱獄しているのはご存知だろう。
我々は闇の帝王の忠実な部下なシリウスがハリー・ポッターを狙って脱獄したのだと考えている。
だが、事態は更に悪く、その狙われているハリー・ポッターが行方不明となっている。
是非とも貴方のお力をお借りしたい。 私は漏れ鍋で待機していよう。他の部下達にも探させる。
見つけたら直ちに私の元へ連れて来ていただきたい。 頼みましたぞ。 コーネリウス・ファッジ”
それを読めば、レンは小さく溜息を吐く。
「ハリー、貴方何かしたの?」
「あー…その…」
ハリーはレンに言われればばつの悪そうな表情をしゆっくりと話してくれた。
実は誕生日の日の朝から、マージおばさんが泊まりに来ていた事。
そして、自分はその人の酷い扱いに耐えていた…が、父と母をこっぴどく貶され、とうとう今日…我慢しきれずにキレ、おばさんを無意識に膨らませてしまい怒りのまま家を飛び出してきたのだという。