第一章
あーあ、また週末が来たのね。
今週末は部活も休みで、久しぶりに家でゆっくりしようと思ってたのに、またこれか。
自然と握ってしまった拳を緩めると、私は大きくため息をついた。
最後に自分がいた場所は、誰もいない自宅のリビング。
無駄にスペースの広いコーナーソファの端で、体育座りをしていた。
コットン生地の柔らかさが気持ちよくて、頭がゆりかご状態になっていたはず。
そんな眠りに落ちる最高のベストタイミングを堪能していたはずだったのだが、なぜアディダスのファブリックスニーカーを履いて、外気に晒されているのか。
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