きつねさまは、記憶力がいい

『きつねさまは、』


説明
瞬間記憶能力をもつモンスト・ロラウンジ常連客さんネタが発展した。
アズールさんって、魔法は対価にできるけど運動神経とかの天性の才能はできないのか???どうなの???
できるなら、「ぼくのかんがえたさいきょーのじぶん」ができるじゃん。
それは要らないのか??




主人公
スカラビア寮1年生
1年生ながらも2週間に一度は来るので地味にモンスト・ロラウンジの常連客。
決して目立つことはないが、上位メンバーに入るほどの成績の持ち主。
自らは波を起こさず、だが流されることはない。
基本的に微笑んでいる穏やかな性格。
だが、この方、極東では有名な「お狐さま」のハイブリッド血族の本家。
ただし、跡継ぎは父親の兄夫婦だが。
そのため神霊でもあり、妖怪でもある。
人型の補助魔導具を付けているために「人」と勘違いされている。
※学園側には「これも修業(要約)」とかで連絡はしてある。
趣味は飲食店を中心にしたお店巡り。ふらふらと散歩していることが多い。
特技は瞬間記憶能力。一度でもみたら忘れずに脳内の図書館に整理して置かれてしまう。
なので記憶ゲーは無敵。


容姿
NRCにいる際の人型=地味で目立つことないモブの顔立ち。
故郷にいる際の人型=狐耳の9本の尾を持つ。自然美を持つ美青年。手を加えてはならないと思わせる完成された美形。
省エネモード=完全獣型。つまりは狐になってゴロゴロ。サイズは基本的に馬ほどあるが、小型にもなれる。


監督生
偶然にも授業を組むことになった他クラスの人が主人公。
後日、先生のパシリを押し付けることなく、共に終えたことからNRCにて(ツンデレ)ジャックの次に(監督生の心の中で)いい人認定した。


ジェイド
1年生の中で中々モンスト・ロラウンジに来てくれるお客さまとは覚えている。
それが自分たちを負かせた監督生とモンスト・ロラウンジで話をしているので市場調査(盗み聞き)した。
主人公のモンスト・ロラウンジの評価が嬉しくてニコニコしてたのに、邪魔が入って不機嫌になったが予想外に主人公が面白いことに気づいてしまった物騒な計画犯。


カリム
不本意にも主人公がお狐さまとバレてしまう相手。
しかし、本来のおおらかな性格から「本人が嫌なら言わない!」を有言実行。
でも実家を思い出してもふもふとお手入れしてくれるように。
※寮長たちの部屋に出入りしているとバレるのが面倒なので、忍び込み(保護者の許可済)をしている。


ジャミル
そんなカリムにあやかってもふもふする。
ストレスが溜まると無心でお手入れして満足すると埋もれて寝る。
ほっぺにすりすりされると中身(後輩くん)を知っていてもキュンキュンしてしまうほどに、あなた疲れてるのよ。

スカラビア寮
流石に草食動物のゾウはいるけど、肉食動物のトラとかはいない(ことにした。)





ストーリー


スカラビア寮は周囲を砂漠に囲われている。
オアシスも点在していて、寮の窓から見える。
寮の周りはある範囲は自然に囲われて、オアシスの中にあると言ったほうがわかりやすいだろうか。
砂漠のある国をイメージしているため、寒暖差が激しいが、その辺りは学園が契約している妖精によりその差は緩やかにされている。
そんな寮のある建物から少し離れた木々がまとまってあるところに池があった。
そこの側に丸まっているのは、おおぶりな狐だ。なぜか尻尾が9本もある。
スピー…スピー…と聞こえてきそうなほどに寝ている。
そこに猛スピードで何かがやってくる。


狐は気づいたのか、顔を上げて周りを警戒する。
何かがこっちに向かって、…ァ


池に突っ込んだ。
唖然とした狐は、慌てて池に飛び込み、落ちたのを回収して陸に引き上げた。
優しく風を送り、水気を飛ばしていく。


カリム「ありがとうな!」


そう、飛んできたのはスカラビア寮長 カリム・アルアジューム。
そして国宝のレプリカ、魔法の絨毯だ。
しかし、狐が魔法を使ったことにツッコミはしないのだろうか?とツッコミする人は…来たようだ。


ジャミル「カリム!!!!」


草かげから出てきたのは、スカラビア副寮長
でありカリムの従者であるジャミル。
それにびっくりした狐は反対側の草かげに逃げようとしたが絨毯にベターン!とのしかかられた。


『きゃんっ』


…………うん????声に違和感。
絨毯がゆっくりと上に浮かぶと、そこにいたのは狐ではなく、倒れた狐の獣人だ。



カリム「わぁああああ!!?」
ジャミル「お、おい!!?」


絨毯にのせてジャミルの部屋に運ばれた。
実は絨毯にのしかかられた際に加減を間違わられて頭を強く打ったようで気絶してしまったようだ。
手当をして寝かせた。


『……?』
カリム「起きたか?ごめん!!」
『……………………ぁ』
ジャミル「一旦離れろ、ほら動くなよ」


おとなしく異常がないかと調べられた。
美しい少年に目が惹かれるがピルピル動く、耳と9本もある尻尾が気になる。


ジャミル「よし、大丈夫そうだ。あとで何か異変があったら言ってくれ」
『は、はい…』
ジャミル「それにしても…君は誰だ?」
『あー……えっと、故郷の修行の一環で容姿を変えてます…学園側には連絡してあります……』
ジャミル「………(聞いてないんだが???)」


ぺしょ、……と垂れる耳と尻尾に罪悪感がつのる。
カリム、そわそわするなステイだ!ステイ!


ジャミル「そうなのか、わかった。悪いが普段の容姿を確認させてくれないか?」


その場で後方バク転をすると、…従者として記憶していた一年生の中にいることを思い出した。
自己紹介をさせて差異がないことを確認。
その様子を見守っていたカリムは確認が済んだことを察してクシを取り出す。


カリム「お詫びに毛並み整えていいか!!」
『え?あ、ぁはい』
カリム「」にこーー!


その毛並みを随分気に入ったのか、ジャミルの許可の元、時折呼び出しを受けることに。
寮長に気に入られるということを周囲に知られたくないので、こっそりと寮長室に遊びに行くことを許可をもらう。
しかも、寮長も知らないときに副寮長にもモフられる。真顔で。


『(なにもみてないよ)』


心を無にして毛並みを整えてもらうのであった。





【オーバーブロット事件】
主人公も例外にもれずに強制居残りだったが、事件直前に体調を崩す。
そのため、友人に夕食の席を外すと伝えて一足先に自室にて寝てた。
そのため、オーバーブロットしたジャミルがその報告を聞いて背もたれにできなくて素直に断念した。

次の日に事情を聞いてびっくりしたが、
『(巻き込まれないように体調がくずれたのかも、)』
パーー!と遊ぶためにオアシスに向かうらしいが、辞退して残ることに。
こっそりとジャミルから連絡が来て体調面を心配されるのでした。



【オーバーブロット事件後】
長期休暇が明けて。
偶然にも他クラスとの合同授業にて、監督生とグリムと組むことになる。
飽きて好き勝手やろうとするグリムを捕獲し、『グリムくん、邪魔するなら怒るよ?^ ^』と威嚇。
グリム、本能的に悪寒。おとなしくしてたとさ。
『監督生くん、僕の指示通りにお願いね』
「サー!」
『あははは』


後日、先生の手伝いに質問しに来た主人公も巻き込んでお片付け。
監督生、押し付けられると思っていたがそんなこともなく、一緒に目的地に。
無言が辛くてとっさに「モンスト・ロラウンジ」が脳内に出てきてお題にする。


『たまに行くけど、お魚を使った料理が一番美味しいよ』
「そうなんだ!」


と、詳しく話をしていたらそこに。


「ありがとうございます」


ジェイド、襲来。
びっくりして固まるふたり


「ふふふ、すみません。市場調査です」


反論せぬが吉と、ふたりは突っ込むことはやめた。
死角から何かが投げ込まれ、一瞬の閃光。
目を開けたら不思議な部屋


監督生「問題を10問説かないと、出れない部屋?」
『…』
ジェイド「おや、…このあと予定があるのですがこれに付き合うほどの価値があるとは思えませんね」


しかし、ざっくり見たところ出れそうな場所はない。


ジェイド「仕方ありません。解きますか。問題に対して回答者の人数の指定がありませんから全員で考えても良さそうです」
監督生「あ、はい」


しかし、問題が。


監督生「いや、一瞬しか写ってないのにわかるかー!!!」
ジェイド「^ ^」


記憶力を試すもの。
「〜について述べよ」「〜を解け」でなく、「〇〇は何個あったでしょうか」。
しかも、1秒程度。出す気ないのが伺える。


『…えーと、6個』
ー正解
「「え」」


そのまま、次々と一発正解。


『記憶力には自信があるので、』


さくっと全問正解したが出してもらえない。
なので、


『正当法で出してくれないなら邪道をしてもかまいませんよね』
『念の為に下がっていてください』


壁を分析、そして分解をした。


『監督生くん、荷物置きに行こうか』
監督生「サー!」
ジェイド「おや、いいのですか?」
『はい。だって…慈悲深い先輩が僕らの敵討ちをしてくださるでしょう?』
ジェイド「、ふふふ。お任せください、お二人の分まで僕がお話をしておきます」
監督生「 」
『お願いします』


その言葉通りにジェイドがお話をつけてくれたそうな。
それから、監督生やジェイドとは時折話すようになる。



【おきつねさま、】
しかし、そのことについて主犯格が逆恨み。
一年との共同授業で騒ぎに乗じて邪魔をした主人公の大切にしているブレスレットを奪い取り、壊して捨てようと計画した。
しかし、騒ぎに乗じて奪い取りその際に自前の握力でヒビまでいれたものの、


『なにをしている』


顔を鷲掴みされて叩きつけられた。
そこにいたのは狐の獣人と思わしき人物。
鋭い剣のような瞳が突き刺さる。
底冷えするような冷酷さを含む不機嫌な声。


『僕のものを奪うとは、』


体重がかけられ、押されていく


『覚悟があるようだな、』
「ぁ、ガッ…っ」
クールウェル「バッボーイ!やめろ!」
『……ふんっ』


手を引いたが、


『返せ、泥棒』
クールウェル「おい、仔犬」
『コイツが私物を取りました。なので抵抗しました』
クールウェル「……仔犬」
「!……っ」


クールウェルの仲介もあり、返却はされたもの壊れているために


『クールウェル先生を証人とし、被害届けを出します』
クールウェル「!…好きにしろ」
「!」
『後日、実家から連絡が来ると思いますがよろしくお願いします。これ、入学祝いも兼ねていただいた大切なものなので』
クールウェル「そうか」


んで、学園側に弁護士がアポを取って話を聞きにきた。
学園代表として学園長。証人としクールウェル先生が参加。
被害者、加害者も参加。
言い争いなったものの、目撃証言も上げられて事は認められた。
なので学園側と加害者家族あてに賠償金についての手紙が送られた。
ちゃんと依頼費等々の証明書付きで送られ、今回の修理費について詳細に明記されたもの。
「支払いは、本人が社会人となった際に月々支払うこと。親など第三者、どこからかの借金は禁ず」
「利子はつけない代わりに、3ヶ月支払いが滞る場合は支払いできなかった分と合わせて1ヶ月分追加して一括払いすること」
まぁ、これが相当の金額だったが証明書(使った素材が本物だよ!)ということもあり、違法だと騒いでもムダ。
借金を背負うことになったとさ、頑張って返してね!
………という話が一気にかけめぐるのはあと数日かかるのであった。


時間軸を戻し、クールウェル先生が場を納めた。
主人公は自身を落ち着かせて普段の姿に戻る。
視線が痛いが無視。

しかし、噂はすぐに飛んでいった。
そのため、ジェイドはフロイドを誘い声をかけたら


『に゛』


びっくりしたため、また獣人に戻ってしまうし、もっふもっふな尻尾×9が二人に当たる。


『あ゛?………あー…』


主人公、キラキラした目の二人が視界に入る。
だが苛立つをぶつけそうにもなり、結果考えるのが面倒により逃亡を選択。
しかし、追いかけてくるので姿を完全に狐に。そして幼獣にし、目的の人にアタック(物理)


『せんぱーいぃいい』
ジャミル「うっ」
アズール「ジャミルさん!?」


上着の中に入ると、ジャミルは自然と抱える態勢になってくれた。
泣きつく後輩(※小狐)、その方向から走ってくるリーチにあらかた察した。



フロイド「ウミヘビくーん!それちょーだい!」
ジェイド「おやおや、そんなに逃げなくても僕らの中でしょ?」



懐の中に完全に隠れてしまった。


ジャミル「あげないし、渡さないぞ。フロイド」
フロイド「えぇーー!いいじゃん!!ちょっとくらい!」
ジャミル「ほー…じゃ、カリムに許可もらってこい」
「「「!」」」
ジャミル「コイツはアイツのお気に入りでなぁ、あぁ可哀想にな!こんなに震えてさ…アイツが知ったらどうするかな?」


にっこり、と笑う。
カリムの機嫌を損ねるのは少々ともいわずに、まずい。


フロイド「ぅうう…」
ジェイド「…(主人公)さんお話しませんか?」

ジャミル「残念だったな、お断りだそうだ」
ジェイド「おやおや」

アズール「すみません、うちの双子が」
ジャミル「別に。もう行く」
アズール「あ"、次の授業一緒に行くと約束をしたではないですか!」
ジャミル「してない!!」


そのままジャミルに連れて行かれた。
ぶすーーっ!と不機嫌になるフロイド


ジェイド「おや、残念です」


脳裏に浮かぶは先程の姿。
キラキラと光に照らされた薄い金髪が揺れ、天使の輪が似合う吸い込まれるような紅い目の美少年。


ジェイド「ゆっくりお話したかったのですが、」




さて、連行された主人公。
動きが収まったので顔を出した。
どこかの教室のようだが、抜け出せないのはしっかりとジャミルに捕獲されているからだ。
恐る恐る見上げると、涼しい顔をしたジャミルと目が合う。


ジャミル「お礼してくれるだろ?このままいるように」


…授業をサボることになるのだが、先程の人たちに捕まるよりはまぁいいかとそのままおとなしくした。
隣にいるアズールに謝られはしたが頷くだけにしておいた。
先生からは2度見されたがスルーされた。
しかも、次の授業までも連行。


ジャミル「これで最後だからいいだろ」


………もういいか。と諦めた。
だがこのままもつまらんので次の移動先にてイタズラをすることにした。
席についたジャミルの懐から抜け出し、捕まる前に変化をし、逆にジャミルを捕獲。
しかもだ。大きな狐になるわけではなく、人型になることにより「王様と奴隷の踊り子」風な景色になった。



ジャミル「あ???」


狐耳の生えた白銀の美しい少年は異国の服を着ている。
絢爛豪華な飾りをつけ、何処かの王族とも思える細くも気品のある装飾をつけている。
9本の尻尾は気まぐれに揺れ動く。
その顔も赤い紅が目元にあり、白い肌とのコントラスト。
そして細身であるがしっかりとした腕がジャミルの顎下を掴み、上げる。


ジャミル「っ、」


いくら多くの美しいと言われる人たちや目を奪われる宝石を見てきたジャミルでも息を呑んだ。


『小さいままは飽きたのでこの姿でお礼してもかまいませんよね』
ジャミル「……アッハイ」
『よかった』


手は降ろされたが、しっかりと腰に腕が回る。
耳元で、


『いつもみたいに背もたれになりますね』
ジャミル「アッハイ アリガトウゴザイマス」


アズール、眼鏡を何回拭いても変わらない現状が受け入れられないようだ。
先生は5度見したが、微笑まれてツッコミを諦めた。
授業がなんとか終わって、一息。



『それじゃ部活頑張ってくださいね、』
ジャミル「ハワッ」


鼻同士をちょん、と合わせて挨拶。
それはキッスできる距離。心臓に悪い。
そのまま彼は霧のように消えた。



ジャミル「 」
アズール「ジャミルさん?……ジャミルさんーーーーーー!!!?」


心拍停止したのかもしれない。
意識はなんとか戻ってきました。
その悲鳴に内心爆笑しつつ、まっすぐ利用に戻ることはせずに適当な空き教室で時間を潰してからギリギリになって帰宅。
ジャミルに詰め寄られたがにっこり、と笑うだけであった。


次の日?普段どおりのモブとして過ごしていましたけど??
そりゃ、狐の姿=狐の獣人はできても狐の獣人=モブの姿をできるものはいなかったのだ。
あの現場にいた生徒たちは気にかかるようだが普段どおり過ごす彼にその話を振りづらいようだ。
しかしながらお昼ご飯、ジェイドがやってきた。
だが、にっこり、と貼り付けた笑みに距離感を感じた。


ジェイド(あ、これ怒ってますね)


あの姿がもう一度みたい。
さてどう許してもらうか。
願うならジャミルのように扱われてみたい。




あとは思いつかん。

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