シーソーコンビの妹は深淵をみた

『シーソーコンビの妹は深淵をみた』





説明
シーソーコンビの妹は秘密を持っている





ソッド&シルディ
主人公の兄。
先祖からの語り継がれる物語を「真実」として誇りに思っている。
家だけは大きいし、土地も広い。それを維持する資産はある。



ゼシアン&マゼンタ
我らの認めた王の帰還をずっと、ずっと待っていた。



サファイア
ある日、自宅に隠された秘密を知ってしまう。
だが、子供だったこともあり黙っていた。
ガラル地方でのジムチャレンジは当時のチャンピオンに敗北したが、そのあとは周りを言いくるめて世界を飛び回る。
いつかは真実を解き明かそうと決め、地位を手に入れるために努力をし、コネを作り上げた。
シロナさんと部下教授のひとりとなった。
しかし、ローズ委員長の事件に胸騒ぎを覚えて有給休暇を叩きつけて帰国。
だが、更なる騒動が起こっており、勘を信じて兄たちに連絡をとれば案の定。
さいごにマゼンタに手を出した兄を飛び蹴りして救出。
犯罪者の身内となった今、資格はないと判断してソニアに隠された秘密を委ねることに決めた。
決めたのに、あの…ゼシアンさんマゼンタさんはなんでここにおるの?



ソニア
少ない材料から事実を見つけた若き教授
主人公からとんでもない秘密を渡されることになってしまった。
わたしにっ、譲渡していい代物じゃないわよ!!?






ストーリー


『なぁにやっとんだ!!愚兄がぁああああたああああああああああああああ!!!』


変な髪型をしている人を追いかけていたらたどり着いた施設にて響いた荒々しい声に足を早めたら


「やめなさい!!」


その人は倒れ込み、その前にはポケモンたちが立ちふさがっていた
その奥にはマゼンタが機械に閉じめられていた。その隣に女性がみえた


『っ、もう少しだから待ってて!助けるから!』

「やめるのです!!」


機械は止められた


『ごめんね、ごめんね………』

「なぜだ!なぜ!!!サファイア!お前ならわかるでしょ!!?先祖の言い伝えを守るためにっ」

『黙れ!!』

「!」

『そんなもののために!ポケモンを、私達 人の永遠の友を!!傷つけていい理由になんてならない!!』



振り向いた彼女は泣いていた。ボロボロと、
その顔に兄は何も言えなくなった。
そんな彼女の背後にいたマゼンタがゆっくりと動いたのがみえた


「サファイア!!後ろ!」

『!?』


振り向いたからゼロ距離に等しい距離にいたマゼンタに体が硬直する。
しかし、マゼンタは彼女に擦り寄った。
恐る恐る手を伸ばしても嫌がる素振りはない。


『痛くない?』
〈〉ふるふる
『…そう、良かった…よかった………』


マゼンタはゆっくりと彼女から離れて姿を消した。



このあと警察に同行をするように求められた。
警察では事情聴取を受け、会議室で待たされた。
兄たちは「妹は関係ない。二人で決めてやったことだと」声を大にして伝えた。
彼女の無実は海越えたあのシロナさんまで訴えを伝えてきた。
とりあえず身内として当分の間は家に謹慎という扱いになった。

ダンテさんはホップたちをソニアに任せて一足先に返した。
実は彼女ーソフィアから話があると警察官伝えられたからだ。
警察官からは「断っても構わない」と言われたものの、ポケモンのために泣いていたし、彼女の邪魔をさせまいと立ちふさがっていたポケモンたちの様子から信頼できると判断した。

彼女との話はこうだ。
はじめは謝罪。兄たちの行動を止められず、ガラル地方を探したことへの。
ーそれは彼女には関係ない。だが、身内が起こしたことだと譲らなかった。
次に兄たちが逮捕されたことにより資産は妹であり、唯一の身内である彼女が引き継ぐことになる。その際にはすべてを売り払い、この騒ぎの被害へと当ててほしい。
その際にソニアに譲りたい資料があるために誰かの同行を依頼。
そのほかにも貴重な代物があるらしく、学芸員の同行も。
ーそれでいいのか?と聞くと彼女の決意は硬いようだ。戻ってくる家を失ってもいい、と。
なぜそんな話を自分に?と。

『ガラル地方の情報は見ていましたから、たとえチャンピオンの座を降りてもあなたの影響力は消えていない。
だからあなたにお話をしたいと思いました』


当分はガラルに軟禁されることになるためにそちらに合わせる、と。
この話はソニアとキバナに伝えた。了承してくれたこともあり、行こうとしたが…爪跡が許してはくれなかった。
ローズさんの引き継ぎの仕事もあったためだ。
だが、そうともいかないことが。
彼女とは連絡先を交換(ソフィアからすればゴリ押し)しており、連絡が来た。


ーー家にゼシアンとマゼンタが住み着いています。どうすればいいんですか、助言を願います。


ダンテ「ソ、ソニアぁああああああ!!!」


すぐにソニアやキバナに連絡を取り、警察へ彼女の家に行くを伝えた。

案内された先に行くとゼシアンとマゼンタが優雅にリラックスした状態でいた。
みんなで( ゚д゚)ポカーン


『敵意がなくて…追い返すにも、追い返せなくて…すみません』
ダンテ「構わない。君も驚いたことだろうし、」


別に(疑ったわけではないが)拘束したわけでもなく、薬物投与したわけでもない。
むしろ二匹は俺達を警戒している。彼女に近寄るな、と。
その目を見ればわかる。
自分たちの意思でここにいる、と。


『譲渡したいものはすべてではないですが、こちらに部屋にまとめてあります、どうぞ』


大会議室、と書かれた部屋に行けば段ボールの山、本の山だ。


『まだ部屋の片付けが済んでなくて…実は隠し部屋が何箇所がありまして…』
「「「隠し部屋!?」」」
『はい。だから物だけは多くて、……キバナさんが来て下って助かりました』
キバナ「でも本当にいいのか、こんな歴史的な遺産を」
『かまいません。売り払うよりもどうかガラル地方の歴史のために役立ててください。それが私にできる償いです』
キバナ「…」

ソニア「キバナくん!この資料!すごいよ!」
キバナ「……ん、わかった」

ダンテ「本当にいいのか、これで」
『はい。』
ダンテ「…本当は君が解き明かしたんじゃなかったのか、」
『…』
ダンテ「……」
『…だからこそ、私にはその資格がありません。ソニアさんにお任せしたいです。』
ダンテ「、そうか」


二人が手配した信頼できる人たちによりも荷物が運ばれていった。


すべての片付けを済ませた。
売りさばいてできた資金はガラルリーグに振り込んだ。
残りはあの家とその土地だが、半分ずつ仲介人の不動産屋とガラルリーグ宛にしてもらう。
ゼシアンたちに別れを告げ、飛行機に。


不動産からの連絡
なんとあの家は歴史的価値がある、ということで丸ごとガラルリーグに買い取られた。
博物館として活用されることになった。
その提案をしたのがダンテ、その応援をしたのがキバナ、ソニアということ。
来年にはオープンするそうな。
ちなみに家の隠し部屋については、思い出として書き留めていたのを興味を持ったキバナさんにコピーして譲っていた。

ソフィアは、その話を聞いて泣きそうになった。
取り壊されることを想定していたからだ。
多少変わるだろうが、残ることに嬉しく思った。



ジムリーダーが集まって会議中、


シロナ【ダンテーーーー!!!!!】
ダンテ「し、シロナさん!!!?」


キーーンと響いた声は、シンオウ地方のチャンピオンであり考古学者のシロナさん
昔からチャンピオンとしての交流があったこともあり、彼女の件でも連絡を取っていた。


シロナ【大変よ!】
ダンテ「は、はい?」
シロナ【ガラル地方の伝説 ゼシアンとマゼンタが私の研究所に乗り込んできたのよ!】
ダンテ「 」
ジムリーダー「「「 」」」
シロナ【ほら】


見せられた映像には、ゼシアンとマゼンタがソフィアを左右から守るように包んでいること。
ソフィア本人は『????』という顔だ。


ダンテ「えっ、あー……………え???」
キバナ「ソフィアが、トレーナーとして選ばれたってことじゃねーか?だから家に居座ってた」
ダンテ「なるほど」
シロナ【彼女が別れを告げたはずだけど受け入れたわけじゃなかったのね】
ダンテ「そういうことかと」
シロナ【はぁぁああああ……………とりあえずまた何かあったら連絡するわ。ごめんなさいね、騒がして】
ダンテ「いえ、大丈夫です。わかりました。」



二匹は彼女のそばから離れることはなかった。
ガラルリーグでは彼女を手元におこうとしたものの、シンオウリーグを中心に睨みつけられたために断念することになる。

- 731 -