「なんじゃこりゃあああああああああ?!!!!」
夜が明けてただいま9時前。
イノセンスの様子がどうしても気になって#name#は科学班のフロアに再びやってきたが、そこはもう戦場の跡地と化していた。
「ちょちょちょ!!ど、どうしたの?!ジョニー生きてるか?!」
「グッ…#name#…ッ。き…気をつけ…て…。」
「何があったの?」
「イノセンスが……人に…なって…。」
そういってジョニーは意識を失った。
「ジョ…ッジョニィィィィィイイイイイ!!!!死ぬなぁぁぁああぁぁあ!!!!」
「ぐーぐーぐー。」
「寝てるんかいっ!!!」
#name#の腕の中で寝始めたジョニーを雑に地面に落として、状況を再確認する。
ここにいる人はイノセンスによってダメージを受けた人なのか、それとも便乗して寝てるやつなのか。
『ふふふ。おかしな人達。』
「誰?!」
振り向いた先にいたのは、ピンク色が目立つロングヘアの女の子。耳の後ろには白い羽が飾りがついてる。
『主。私がわかりますか?』
「あ、あるじ…?もしかして…、イノセンス…?」
『ふふふ。あたりです。』
終始笑顔を絶やさないイノセンスの少女に対して、#name#の目は大きく広がっている。
「これ……あなたがやったの?」
『ええ。だって女の子の体をじろじろ見てわさわさ触るんですもん。変態。』
「変態って…。てか待て!!なに擬人化してんだ!イノセンスの擬人化なんて初めて聞いたぞ!!」
『私たちイノセンスは、主に宣言いたしますわ。』
「おいおい、主無視かいな。」
「はぁ?宣言?何言ってるんさ。」
『そうだよ。僕たちはこれからクーデターを起こすんだ。』
「クーデター…ですか?」
『我々の主人が、本当にふさわしいかどうか。
試させていただきます。』
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