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ミゲル・マルシベールと云う男
セブルス・スネイプは友となる
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セブルス・スネイプは悩んでいた。最近やけに構ってくるヤツがいると。
名前は、ミゲル・マルシベール。ホグワーツへ入学してからの1ヶ月と少したったが、でホグワーツで彼の名前を知らない人間はいないだろう。
細く柔らかな金の髪、宝石がはめ込まれたような薄紫色の目。躰から伸びる華奢な四肢は陶器のように白くか弱い。天使を体現したようなその少年はさえずるように上品に笑い、人々はそれに歓喜する。
今では彼はスリザリンいや、ホグワーツへ中の人気だ。

そんな男が僕のような寮の中でのヒラルキーさえ中の下の人間に付きまとっていると言ったところで誰が信じるだろう。

「セブルスくん、ペアを組んでくれないかい?」
にこにこと人の良さそうな笑みを浮かべたミゲルはそうやって気づけば僕の横にいるのだ。何が目的なのだろうかと最初は勘ぐっていたが最近ではそれに慣れて来ている自分がいた。
ルームメイトだし、深く考えすぎなのではとも思う。
完全に流されてしまう前に理由がどうしても知りたいと思った僕は珍しく2人きりになったタイミングで彼に問いかけた。

「なぜ僕にかまうんだ?」

「君と友達になりたいからだよ?」
当たり前だろうミゲルは笑った。

「君、元は悪くないし僕とは気が合いそうだからね。」
やれやれと手を腰に当てたマルシベールは少し意地悪に笑う。

「最初、君は闇の魔術に関して詳しいことを力にしようと話して回っていただろう?何だか惜しくてね。知識の使い方がなってない。知られて困るような力は隠して使うべきだ。」

「……なにを言ってるんだ。」
どうにも要点が掴めない。普段と違うニタニタとした下品に笑うミゲルの態度に困惑する。

「だから僕は隠している。僕がグリフィンドールの屑どもに対し呪いを掛けても誰も信じやしない。」

「……マルシベール、お前一体なにを言っているんだ」

「初めから目をつけていた。友にするならお前だと思っていた。スネイプ、お前、見込みあるよ。僕に近い何かを持ってる。僕がお前を磨いてやる、欲しいものがあるんだろう?」

「僕の手を取れば君に力をやろう」
そう美しく笑うミゲル・マルシベールのその提案にセブルスは息を飲む。
それは甘く、耽美な誘いだった。

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