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それは神の技が現れるための
掃き溜めの様な街にて 03
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1-3

夕暮れになり空が紅く滲む頃にはウォードおばさんが戻ってきて、少しだけ話して家に帰る。

そんな毎日を繰り返していた。
家に帰れば、父にまた余計な事を言ったのであろう母が殴られているのを横目に与えられた個室に戻り、くすねた分のお金を隠し何事もなかった様な顔で残りを父に渡した。

父に渡すといつも酒にして来いと言われたので母の小言を無視しながら酒を買いそれを父に渡すのだ。

母が殴られる様は僕には無様にしか見えなかった。父に酒を渡すだけで殴られる事は無くなるのに。反抗して事を荒立てるから母はああやって殴られる。

それを見て、僕は上手くやれていると常々思うのだ。
















そうやって思いながら過ごして、数年。

母が、死んだ。

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