Once upon a time あるところ
クリュートの街 大繁殖
人の示しき 最難色
ラトスとマシィ みんな嫌いな塵芥
街人 傅き お手手を合わせて祈りをば
「ああ神様 お助けを
ラトスとマシィ 疾く絶えね」
神は応える お告げの言葉
「遣いを寄越してしんぜよう
ひとつ条件 飲むことは
次来る旅人 お迎えせ
たんと手厚く 汝の街で」
お答えしたのは 闇の神
束縛の神 デスメイラ
神は願いを聞き届け
遣いが街にやってきた
ラトス討伐 ブリキの兵隊
リーダー 醜いくるみ割り
くるみは割らず ラトスを狩らす
事訳 彼の申し訳
「吾の誓うは この身の醜怪
手酷い魔法 それが所以
解く方法は一つだけ
殺すことです、七つ頭のラトスとマシィ」
されどもしかし 彼の瑕疵
効かぬ代わりの くるみ割り
全てのラトスを殺しても
彼は消えない 消えられない
クリュートの街で 飼い殺し
ラトス殺しの 執行人
いつまでも経っても 失考で
だって七つ頭のラトスなんて
どこにも存在しないのだから
現る旅人 約束の人
銀鼠の髪色 裂けた舌
子ども喰らうる 食人鬼
街人竦んで 配陣旗
約束違えて
「来なかったことにしよう」
「そうしよう」
須臾に刹那に 暗殺決行
ラミアは召されし 思し召し
全ては神の思うまま
これで舞台は整った
したり顔の闇の神
言いつけ破りのクリュートは
ラミアの街に すげ変わり
おもちゃの街に さま変わり
月に一度 聞こえる賛歌
讃えよ神を 守らせ惨禍を
さあ共に拝聴
ギャラルホルンの音色から
ハーメルンの薤露まで
童子童よ いざゆかん
一虜盲信 人鬼行進
ラミアの飢える 洞穴へ
いい子は眠る 真夜中の些事
すべては神の 思うまま