クトゥルフしようぜ!-Parallel-

【ロングチャット】

イギリス→アーサー・カークランド(ひかるさん)
日本→本田菊(おぼろ)
フランス→フランシス・ボヌフォワ(ひかるさん)
アメリカ→アルフレッド・F・ジョーンズ(おぼろ)
カナダ→マシュー・ウィリアムズ(おぼろ)
プロイセン→ギルベルト・バイルシュミット(ひかるさん)
ロシア→イヴァン(おぼろ)
ノルウェー→ルーカス・ボンネウィーク(ひかるさん)
スペイン→アントーニョ・ヘルナンデス・カリエド(ひかるさん)
ロマーノ→ロヴィーノ・ヴァルガス(おぼろ)
イタリア→フェリシアーノ・ヴァルガス(ひかるさん)
ドイツ→ルートヴィッヒ・ミュラー(おぼろ)

*

【食事処『白猫亭』】

「『神隠し事件、真相は未だ掴めず』…か。当事者でなければさして興味の無い話題だが(新聞を見つめながら注文していた緑茶をゆっくりと啜り)」
「世のなか、おかしいんだ!こんなにきそーてんがいなことが起こってるのに!みんなキョーミなし!(ぽこぽこと湯気を立てながらもドンドンと机を叩き)」
「せやけど俺かて自分がかみかくし会わんかったらそない気に留めてへんかなあ。オカルトとかそもそも怖がってたら海の男なんてやってられへんしなあ(けらけらと笑い)」
「そうそう。そんなバカげたことが怖くて船乗りやってられっかよ。それよりも予兆なしでぶっ飛んでくる嵐の方が怖ぇ(大きな欠伸をしながら椅子を傾けて伸びをする)」
「えー、俺嵐とかよりもよく分からないお化けとかの方が怖いよー!だってお化けって浮いてるんだよ!それに壁抜けもしちゃうんだから逃げられないんだよお!」
「あはは、逃げられないのは嫌だなあ。まだ救えていない患者さんがいるし」
「だが実際は俺達は逃げ切れたんだ。お化けかどうかは知らないが得体の知れない何かからは、な(メニュー表に目を通しながら)」
「ああ、兄貴の言う通りだ。逃げることが出来た。それだけで俺たちにとっては充分過ぎる結果だろう」
「ふん、幽霊など所詮は人が生み出した幻、妄想だ。私はオカルトなど信じませんから(眉間に皺を寄せながら腕を組み)」
「?……でも、僕たちはあの不思議な体験、したよ?(ぱちぱちと目を瞬かせ)」
「そうだな、あの体験は夢と片付けるにはあまりにも……(隣に腰掛けている菊の方を振り返り)少佐殿、大丈夫かな?」
「……ええ、問題ありません(表情は通常通りだがうっすらと脂汗を滲ませている)」

「神隠しあったときも思ったけど、軍人さんは実は怖がりなん?(首を傾げ)」
「それでよく軍人務まるよな(興味なさそうに机に顎を乗せ)」
「けど剣の腕はたつんだぜ、ホンダは(苦笑いを浮かべながら菊の背中を叩き)」
「(ギルベルトに背を叩かれながら軍帽を深く被り直し)怖がりではありません。非現実的な事象はすべて夢です。白昼夢です。私たちは立ったまま夢を見ていただけです」
「ぜんいんおなじ夢!それこそ最っ高のミステリーじゃないか!!(キラキラ目を輝かせ)」
「……何なのです、この男(呆れた目でアルフレッドを見つめ)」
「俺かい?大使館の役人だよ!(いい笑顔でサムズアップ)」
「役職は聞いてない。さしね…じゃないもう少し静かに出来ませんか(ふうっとため息をついて)」
「アル、周り引いてるから少し落ち着こうね?(アルフレッドの襟首をつかんで引っ張る)」

「えー、みんなもっと仲良くしようよー!同じことを経験した仲間なんだからっ(ウインク)」
「そうは言ってもだな……ついこの間会ったばかりの国籍も人種も違う面子だ。そうすぐに仲良くなるのは難しい(眉間に皺を寄せ)」
「ならここで自己紹介とかすませる?ほら、前はそれどころやなかったしー?」
「そうだな、前はどたばたして悠長に挨拶してる場合じゃなかったもんな(顎を机から離すと肩を回す)」
「ふむ。出会ったのも何かの縁って奴だよな。自己紹介、いんじゃね?(メニュー表をテーブルに戻しながら)」
「僕も賛成です。お互い、繋がった縁えにしは大切にしたいですものね」
「えにし?よく分かんないけど、俺のことならいくらでも教えてあげるんだぞ!」
「俺も構わない。顔見知りが増える事はけして悪いことではないからな(テーブルに両肘をつきながら頬杖をして微笑む)」
「(伺うようにギルベルトを見ながら首を傾げ)……僕も、挨拶すればいいんだよね?」
「そうなるんだろうな。ま、今のお前を紹介すればいいんじゃねえの?(イヴァンの頭を優しく撫でる)」
「うん、そうするね(綺麗な笑みを浮かべ)」
「……軍務規定に反しない程度の情報開示でしたら(深く被り直した軍帽を更に深く被り)」
「……(めんどくさいとあからさまに表情に出し)」
「そこの。もうこの流れだから諦めとけ(ルーカスを指差すと肩を竦め)」
「せやでー!誰か言うとったやん、『人類はみな兄弟』やて!」
「誰かじゃなくて笹川良i」
「はーい!じゃあ俺から自己紹介するー!!(元気よく挙手)」
「お、手本見せてやれ(ぱちぱち)」
「まっかせてー!(椅子から立ち上がり)俺、フェリシアーノ・ヴァルガス!この近くのお店で働いてて歌ってるんだよー!今お店に来ると最近仕入れた芋焼酎もあるからぜひ遊びに来てねー!あ、チャージ料は別料金だよ(こてんと可愛らしく小首を傾げ)」
「さり気無く商売しようとしたな(真顔)」
「というか後半が殆どお店の紹介だな」
「この近くというと、三軒先の酒場……ですかね?」
「!そう!そこだよお!!(きらきらと目を輝かせながら菊と距離を縮め手を握り)ホンダサンは俺の店、知ってるんだね!」
「ッ!?(手を握られてびくりと肩が跳ね)え、ええ。上司の付き合いで何度か行ったことがあります」
「ご来店ありがとうございまーす(嬉しそうに笑い)じゃあ今度はプライベートで遊びに来てねー!美味しいお酒用意するよー」
「……これ、自己紹介?(2人を指差し)」
「ほんにんが自己紹介、っていってるし。いいんじゃないかな?」

「(がらがらと引き戸を開け店内を見渡し)…やあ。遅れて済まないね。何かお話中かな?」
「こんにちは。今、前回はそれどころじゃなかったので互いに自己紹介を(フランシスの方を向いて微笑み)」
「そう、自己紹介の最中。ふふ、いいねえ。出会いは生きてく中での宝になるからね(にこにこと微笑みながらマシューの隣の空席に腰掛け)」
「生きていく宝……(ほうほうと頷き)」

「兄ちゃん!俺ちゃんと自己紹介出来たよ!(何かを期待するような眼差しをロヴィーノに向けて)」
「ん?おー、よくやった。ほら、食っとけ(ぽんっと懐紙に包んだ金平糖を投げる)」
「わーいやったあ(ぽすりと包みを受け取り1粒とるとぱくりと口に放り込む)」
「……なんだろうな、毒気が抜かれる(苦笑)」
「……おm君達は兄弟かな?(ロヴィーノとフェリシアーノを互いに見つめ)」
「(探るような目でルーカスを見据え)おう、兄弟だぜ。つっても、あんま似てねえけどな」
「ついでに言うとルートヴィッヒと俺も兄弟だぜ。ま、腹違いのだけどな(ルートヴィッヒを親指で指差し)」
「俺も!俺もマシューといとこ!(便乗するように挙手)」
「随分と兄弟が多いな…」
「そのようで……」
「賑やかでいいんじゃないかな?(笑みを絶やすことなく皆を見つめ)さて、次は誰が自己紹介するのかな?」
「流れで俺行くか。ロヴィーノ・ヴァルガス、客船の航海士だ。どんな波が来ても確実に船動かしてやるぜ?……あとはクルーズ来い、そしたら最高の天国見せてやんよ(甘いマスクでウインクを飛ばし)」
「(顔が)煩い」
「天国ってことは沈ぼt」
「そうじゃないでしょ(真顔)」
「わあ、今日も兄ちゃんイケメンだー(ぱちぱち)」
「ふっ、俺のこのイケメン具合を理解出来るのは弟だけか……(どやぁ)」
「航海士というものは口が回らないとやれない職種なのか(真顔)」
「いえ、我が軍の航海士はもっと落ち着いております。風評被害は勘弁してください(真顔)」
「おーまーえーらーなああああ!!!」
「ロヴィはすごい航海士やで!どんな仕事か詳しく分からんけどなんや雲行き怪しいなーって俺が思う前に船を港に戻したり船長ワンパンしたり地図書けたり船長ワンパンしたりしとるもん!(どやぁ)」
「船長殴る事が最早ルーティンになってるじゃねえか…」
「……暴力航海士……?(さっとギルベルトの後ろに隠れる)」
「航海士というものは血の気が多くないとやれない職種なのか(真顔)」
「いえ、我が軍の航海士は穏やかで冷静な対処が出来ます。風評被害は以下省略」
「船長が役立たねえのが悪いだっての!俺は優しきイケメンなんだよ!!(うがぁあ)」
「自分でイケメンと言う奴はろくでもないのがいないと私は知っていますよ(さして興味なさげに爪先を見つめ)」
「顔がいいと、性格がわるい。じょうしきだね(うんうんと頷き)」
「まあまあ。いいんじゃないのかな?悲観しないその前向きな性格。俺は嫌いじゃないけど」
「……俺、なんでこんなに集中砲火喰らってんの?(真顔)」
「俺の推理によればおそらく貴殿の態度が皆にはどうしても流す事が出来ないからだと考えられるが(真顔)」
「つまりロヴィに皆心奪われてるんやな!」
「はっ、そ、それならしょうがねえな!!(踏ん反り返り)」

「……おめでたいですね、本当に(真顔)」
「本人が幸せならそれでいいんじゃねえの?あ、すいません。人数分の牛鍋(給仕を呼び止め注文)」
「かしこまりました。お飲み物の方、お代わりは如何なさいますか?」
「あ、俺は麦酒!(元気よく挙手)」
「…芋焼酎」
「熱い茶で」
「同じくお茶を」
「んー、飲物何があるのかな」
「そこの金髪、メニューあるぞ(フランシスの方へとメニューを押し付ける)」
「Merci.(メニューを受け取り)そうだねえ、ワインを頂こうかな。マシューは?」
「あー……僕もワインで。アルも同じでいい?」
「OK!」
「イヴ、お前も何か頼むか?(メニューを渡し)」
「ん?……これ(ラムネを指差し)」
「ラムネな。ルッツとフェリシアーノは?」
「俺はサイダーかな!兄ちゃんもトーニョ兄ちゃんと同じ?それとも俺と同じにするー?」
「どうすっかなー……この後船乗る用事もねえし、麦酒飲むかなー!」
「俺も仕事はひと段落ついているからビールをもらおう、兄貴はどうするんだ?」
「んー、久しぶりに俺も飲むかな。俺もビールで。あと会計は一括で」
「あれ、お兄さん払ってくれるん?」
「『ここで会ったのも何かの縁』なんだろ?同じ体験した奴らがこうしてまた無事に再会した記念だ」
「(話がまとまったことを確認して腰を折り)承りました、では少々お待ちくださいませ」

「注文終わったところで次は俺が自己紹介してええ?」
「ああ、構わない」
「よっしゃ!俺はアントーニョ・フェルナンデス・カリエド!長い名前やからアントーニョでええよ。お仕事はロヴィの乗っとる船で荷物をえっちら運んだりする力仕事しとる船乗りやで!」
「たしかにその長身や筋肉の付き具合なら力仕事をしているのも頷けるな。そこの航海士にも言えることだが(ふむふむと頷く)」
「荷積み係でしたか。道理で逞しいわけです……ふむ、船を降りて軍で働く気はありませんか?(値踏みするようにアントーニョの腕を見つめ)」
「俺海が好きやから船乗っとるからなあー。それに…(横目でロヴィーノを見つめ)俺今の船が好きやもん」
「?(首傾げ)」
「ああ……成程(察し)」
「おや、振られてしまいましたか。残念、私の軍内評価を上げる好機かと思いましたが、それはお預けのようで(あっさりと引く)」
「地位とかよりも大事なものが彼にはあるみたいだしね(ロヴィーノの様子に苦笑いを浮かべる)」
「ちいなんて二の次だもんね!それよりも面白いものの方がたのしいんだぞ!」
「地位がなければ出来ないこともあるのだがな(ふうっとため息を吐き)」
「ええ、その辺は概ね同意いたします。しかし、彼にとって地位は不必要な代物のようですので(肩を竦め)」
「人それぞれって奴やんな!まあ最近はここいらを回ってのクルージングしとるから陸に居る時間多なったなあ!」
「そうそう。この国が開国したし、結構需要あるんだよな。陸の上も悪かねえけど」
「海の上で生活とか大変だよな。俺も船旅は一度したがすげえ揺れるわ地に足がつかねえ感覚するわで大変だった記憶しかねえな……」
「(同意するように何度も頷き)船は、ぐらぐらするんだよ。よくない……」
「そうかい?慣れたらたのしいんだぞ?」
「うんうん!海もずっと見てられるし汽笛とかぼーってなって面白いよね!」
「……近海でしたらいいですが、長旅は遠慮願いたいかもしれないですね」
「えー、長旅おもろいのにー。なあロヴィー」
「ああ、最高だぜ?見渡す限りの青い空、白い雲、潮風と太陽がキラキラしてるし!まあ、海は行ったやつが楽しめる特権だな!」
「いつから職場自慢になったんだ(真顔)」
「先程から船についての楽しみ方しか聞いていない気がするんだが(真顔)」
「あ、かんにんなー!船旅の話も出来たし俺の自己紹介はこれで終わりやでー!」
「聞いてたら船に乗りたくなるプレゼンでしたね(くすくすと笑い)」
「現役の船乗りの話なんて滅多に聞けないしね」
「船に怪奇現象が起こったらさいこうなんだけどね!」

「お客様、お待たせいたしました。お飲み物をお持ち致しましたので、失礼します(丁寧な所作で飲み物を各自の前に置いていく)」
「どうも(軽く頭を下げて芋焼酎を受け取り)……で、この自己紹介はいつになったら終わるんですか」
「ぜんいん終わるまで?(ワインを受け取ると首を傾げ)」
「自己紹介の時間がだいたい職場自慢へと流れているからな。仕方ないな(麦茶を取るとゆっくりと口へ運ぶ)」
「(受け取ったラムネをちびちびと飲み)……僕はイヴァンって呼ばれてるよ。ギルベルト君のおうちで、お世話になってます(たどたどしい言葉を紡ぎながら他者を魅了するような柔らかな笑みを浮かべ)」
「あ、俺知ってるよー!店でも噂になってる『若様の夜伽相手』!!」
「???(首を傾げ)」
「軍の方まで噂は聞こえておりますよ。バイルシュミット殿も隅に置けない(頬杖を付いてギルベルトの方へと視線を向け)」
「まだその噂が流れてるのか。生憎その期待には添えるようなことはしてねえからな(ビールを受け取るとくいっと半分まで飲み)」
「ふーん、噂になってるんだね。いやあ、噂は怖いよね。身に覚えのないことさえも真実と言われちゃうんだからね」
「俺も何度か屋敷に邪魔したことがあるが、そういった様子は一切見られなかった。ホンダ、ヴァルガスも噂を故意に広めてくれるなよ?(呆れたように溜息を吐き)」
「ヴェヴェ。ホントの事じゃないならもう言わなーい。ごめんねイヴァン、ギルベルト」
「私の方も多少火消しはしておきましょう。バイルシュミット殿はとても良い衛士ですので(目を細め)」
「いや、別に気にしてねえよ(ひらひらと手を振り)」
「よく分かんないけど、僕も気にしてないよ?(ぱちぱちと瞬きをし)」
「イヴァンはギルベルトのお友達かなんかなん?血が繋がってるようには見えんけど」
「えっと、……言っていいの?(不安そうにギルベルトの方へ視線を向け)」
「(柔らかく目を細めてイヴァンを見つめ)お前が良いなら言えばいいんじゃねえの」
「(こくこくと頷き)僕ね、おっきな国の奴隷で。こっちに来た時に飼い主さんが死んじゃって、行く場所がなくて、ギルベルト君が助けてくれたんだ」
「……(想像以上の答えに芋焼酎を飲む手が止まる)」
「今の世のなかでも、それ、あるんだ(心底嫌悪感を顕にした表情を浮かべ)」
「奴隷制度はよくないよね……僕も好きじゃない、かな(苦笑しながら誤魔化すようにワインを口に含む)」
「…なんや、大変やったんやな自分。枝豆食べる?(枝豆の入った皿から一つ差し出し)」
「うん、食べる(ころりと表情が変わると嬉しそうに枝豆を受け取る)」
「まあ、しんみりしてもしゃーねーな!人生色々あんだよたぶん(切り替えるようにぱんぱんと手を叩き)」
「そうそう。今は幸せそうだしね、彼(にこにこと微笑み)」
「ええ、そのようで。もしかしたら悲しそうな顔も演技という可能性もありますからね(からかうような声音で呟き)」

「あー、この流れなら俺も自己紹介しとくか。俺はギルベルト・バイルシュミット。神宮衛士っつー主に神宮の警備を職にしてるぜ。神宮に用があんなら案内してやっから宜しくな」
「ごえーってことは強いのかい?銃とどっちが強い??(目を輝かせ)」
「ある程度戦闘訓練は受けてるつもりだぜ。銃っつーか銃剣なら使えるけどな。あとは空手と最近弓道でも習いはじめてるぜ」
「おや、また別の武術を習い始めたのですか。本当に飽きませんねえ」
「体を鍛えることは好きだからな。心身共に研ぎ澄まされる感覚は嫌いじゃねえんだ。あとは家の名に恥じねえ人間になりたいしな(強気な笑みを浮かべる)」
「ギルベルト君、凄いんだよ。ついてったら的に全部当ててたから(にこにこと微笑み)」
「へー、もともと武術の才能あんのか?それなら船の用心棒とかもトーニョと一緒にやってくれると助かるんだけどなあー」
「悪いな。うちは代々神宮衛士を任されてるから嬉しい誘いだが乗ることは出来ねえんだ」
「おうおう、最初っから話に乗るとは思ってねえよ(ひらひらと手を振り)」
「なんだ、そんなにお前達が働く客船は物騒なのか」
「いーや?まあ時々うるせー客はいるけどな」
「そんなお客さんはちょっと静かにしてーって注意はすんねんけどなー」
「肉体言語でか…」
「ぼ、暴力はよくないかと……」
「会話が出来ない相手に対しては非常に有効だとは思いますけれどね、肉体言語」
「少佐殿も見た目に似合わず肉体言語肯定派か…(眼帯の上を指で撫でながら)」
「いいえ?普段でしたら、言語による制圧。それを否とする場合は例外なく斬首刑です(然も当たり前のように)」
「ここには物騒な人間しか居ないのですか……」
「斬首刑……?クビキリ!!??(理解して飛び上がる)」
「このマニュアル軍人サマが恐怖で動けなくなったなんて誰が思うだろうなあ(深い溜息を零し)」
「おや、斬首…ギロチンは人権を尊重した素晴らしい処刑器具だけど(くすくすとおかしそうに笑い)」
「!?(ぎょっとしてフランシスの方を見遣る)」

「ヴェ、ヴェヴェっ(あわあわと周囲を見渡し)つ、次は誰がじっ自己紹介するー!?」
「(額を押さえて嘆息し)俺でいいだろう。ルートヴィッヒ・ミュラー、考古学者だ。本来は古代羅馬の調査の予定だったんだが、日本が開国したと聞き重要文献を確保しに来た。……怪奇現象は理解の範疇だが、調査の対象ではない」
「へえ学者さん!また偉い人がおるんやなあ!!(テーブルから身を乗り出し)」
「考古学はいいよな。なにせロマンが詰まってる(うんうんと頷き)」
「小説でも考古学者が未知なる遺跡での冒険をする物語もあるからな。ロマンがあると言えばそうだな」
「この国はいい。なにせ、旧時代の遺産がとても美しい状態で保存されていた。小説のような冒険があるかと聞かれればNeinだが、興味があれば触れることをお勧めしよう」
「ルートヴィッヒの仕事ってなんかカッコいいね!俺、考古学ってよく分かんないけどもっともっとルートヴィッヒのお話聞きたいなあ(尊敬の眼差しでルートヴィッヒを見上げ)」
「む、ヴァルガスは興味があるのか?そうだな、今まで集めた資料が……(ごそごそと懐を漁ってメモを取り出し)」
「フェリシアーノでいいよー!資料あるのー?見せて見せてー(椅子から立ち上がるとルートヴィッヒの側まで歩み寄り)」
「(思わず生暖かい眼差しを送り)……彼は人と打ち解けるのが上手ですねえ」
「そうだな。持ち前の気さくさでここまで上手くやってきたに違いない(こくこくと頷く)」
「気さくさ、柔軟性、ですか。……ふむ、私には無縁ですね(顎を指で軽く撫で)」
「(ルートヴィッヒに抱き着くフェリシアーノを見つめながら)……寧ろあれは幼い、無邪気と言えばいいのか。まるで子供だな」
「カークランド卿に子供、と言われるのは些か彼も納得出来ないでしょうねえ(当たり前のように呟き)」

「なあなあ、会うた時から思ったけどな。そこの子供さん、えらい大人びてるなあ(アーサーを指差し)」
「あー、そういや。実は見た目だけガキとかそういう類か?」
「きくがカークランド卿って言ってたし、いいところの貴族かい?」
「年齢から言えば俺はお前達の言うガキなのだろうな(足を組み直し)アーサー・カークランド。齢は13歳。カークランド家の四男で現在は社会勉強のためにこうして街を出歩くことを趣味としている男だ(高貴な笑みを浮かべ)」
「!?か、かかか、カークランド家!?(目を見開き)」
「カークランド…あの大きな屋敷の主か」
「俺自身が築いた屋敷ではない。あれは祖父が建てたもの。俺個人としての力は微々たるものだよ(眼帯の紐を指に絡ませ)」
「oh……カークランド家ってそのカークランド……えーと、Mr.カークランドって言った方がいいかい?」
「いや、アーサーで構わない。家のしがらみなど俺には興味の無いことだからな」
「ホンダはカークランドとは前々から知り合いだよな(菊の方を振り返り)」
「ええ、まあ色々ありまして。軍務の邪魔をする場合は追い返しますが」
「邪魔をしているつもりは無い。現に貴殿らの役に立ったことも幾度とあったと覚えているが?」
「現場に子供がいる時点で邪魔なのですよ。子供は子供らしく、外で遊びなさい(深い溜息を零して後半の言葉を聞かなかったように言葉を続ける)」
「…子供らしく、ふむ。俺は少佐殿にとっては可愛くはない子供だろうな(くすくすと笑い)」
「……ぐ(可愛くないとは言えないので押し黙る)」
「そういえば神隠しの時にお姉さん来てたよね、アーサー」
「ああ、あれは俺の家のメイドだ」
「わあ……流石カークランド家、メイドさんいるんだ……」
「そのメイドさんすごく睨んでたけどね、俺達のこと」
「お前らなんてことしてくれやがるんだ、みたいな顔してたのはおぼえてるんだぞ(真顔)」
「ナディエは人見知りだからな(さらり)」
「あれは人見知りの顔ではない(ばっさり)」
「ひとごろしの顔してた(確信)」
「私個人としては彼女はどうも得意になれませんね……カークランド卿を引っ張り回しているのは私ではない、本人だというのに(溜息を零し)」
「……少佐殿は俺と居るのは疲れるのか(少し寂しげに菊を見上げ)」
「違……っ!(慌てて自分の口を手で覆い)……事件に巻き込まれた際、責任を持てないので困るだけです(本心を隠すように視線を泳がせ)」
「まーあれだ。仕事に関わらなかったらそれでいいんだよ。俺達の仕事はお国と人を守る事だ。勿論そん中にはお前らも含まれてるけど自分の仕事のせいで傷つくなんて自分が許せなくなるからな(イヴァンに枝豆をわけながら)」
「……そうなのか?(じっと菊を見つめ)」
「……(こくりと頷き)私の腕が足りないばかりに誰かを傷つけてしまったら死にたくなる」
「分かった。死なない程度に関わる(キリッ)」
「それが困ると言っているんでしょうが(真顔)」
「…………きくってさ、もしかしてアーサーのこと好き?」
「丸わかりだろ?」
「!?!?!?!?(びしりと音を立てて固まり)こ、こどもは好きですよ?ああ可愛らしい!(死んだ表情筋のまま激しく動揺)」
「分かりやすすぎる(真顔)」
「いやあ、面白いねえ」
「面白いというか可哀想というか……(苦笑)」

「んんっ(誤魔化すように何度か咳払いし)……本田菊、陸軍将校です。階級は少佐、軍部のことは時に新聞にも取り上げられますのでご存知の方もいるでしょう。以上です」
「俺とホンダとは仕事柄顔見知りなんだ。真面目な奴でたまに融通効かねえけど信用出来るやつだぜ」
「そして嘘はつけないと(髪をいじりながら)」
「うぐっ」
「俺も軍に取り次いでもらうときはきくにお願いしてるんだぞ。ただ正規ルートがどうとかけっこううるさい(肩を竦め)」
「でも正直な人、俺好きだよー!だから菊とは俺、仲良くなれそー(ふにゃふにゃと笑いながら)」
「ああ、真面目な奴に悪い者はいない。今度はこういったことを抜きで飲み交わしてみたいものだ(頷きながら)」
「でもその若さで少佐さんなんやろ?大したもんやなあ(感心したように頷き)」
「あー…ホンダは」
「……私、これで29ですよ。それに、出世する方法はごまんと在りますから(慣れた様子で溜息を吐き)」
「うえええ!?マジかよ年上!?」
「へえ日本人ジャポネは若く見えると聞くけど君はそれの典型的なわけだ」
「てっきり僕、行ってても20歳そこそこかと思ってた……(ぱちぱちと目を瞬かせ)」
「俺も最初年齢を聞いた時は驚いた。まさか俺よりも倍生きていたとはな」
「カークランド卿に同世代と思われていたと知った時は流石に言葉も出ませんでしたけれどね……」
「なら陸軍少佐殿は酒を頼むのも一苦労といったところですか(ぐびりと芋焼酎を飲み干し)」
「そうそう。よく未成年だからーって呼び止められてるよなあ」
「異国の方々が来てからは日常茶飯事ですよ。もう聞かれるのが面倒でここ数か月酒は飲んでいません(頬杖を付いて溜息を吐き出し)」
「あー、なんや可哀想やなあ。枝豆食べる?一つ豆さん食べてもうだけど(食べ差しの枝豆を差し出し)」
「ああ、ではありがたく(枝豆を受け取ると鞘から豆を取り出して口に放り込み)……はあ、矢張り日ノ本で育った食材は美味しい」
「うんうん、確かに日本のご飯は美味しいね。繊細でかつ深みのある味で俺も好きだよ(菊の様子に小さく笑い)」
「そんなもんかー」

「…さて、次は誰が自己紹介かな」
「ルーカス・ボンネウィーク。生物学教授だ。以上(びしゃり)」
「what?」
「聞こえなかったのですか。今自己紹介したのですよ(神経質そうに眉根を寄せ)」
「え、いまのが?俺のきき間違い?(小首を傾げ)」
「いや、聞き間違いじゃねえ。すげえ短いな(真顔)」
「これ以上何を話せと?論文でもここで語れと」
「あ、じゃあどこの国から来ましたか?(話を広げるように挙手し)」
「(不機嫌な色を目に宿しながら)北欧の諾威。ここの大学に知り合いがいましてぜひ教鞭を奮って欲しいとのことで日本へ来たのですよ」
「ふむふむ。あ、生物学ってことは医学とかは齧ってましたか?それと、諾威に於ける医療制度とか……(段々と自分が聞きたいことの方へとシフトしていくことに気付いていない)」
「……多少は医学は齧っています。生物学は勿論、薬学の方も少々(食い下がらないマシューの様子に目を瞬かせ)」
「ああ、成程。これが怖いもの知らず(反応の悪いルーカスに食いついていくマシューを眺めながら)」
「ボンネウィーク……そういえば『怪奇現象の実態と真実』という論文の著者もそんな名前だったな」
「オカルトっ!?(がたっ)」
「お、もう1人食いついたで(面白そうに)」
「こいつら全員スイッチ分かんねえわ(真顔)」
「ああ、それは私の著書だが……」
「ってことは君もオカルトに興味あるのかい!いらっしゃいどーほーよ!(ルーカスの手を握るとぶんぶん勢いよく振る)」
「ちょ、何をなさるの……や、やめっ、やめろこのほずなし!(腕を振られながら慌てた様子で)」
「ほう、やっと素を見せましたか(目を細め)」
「所々訛りのようなものがあったからな。教授として敬語に徹していたようだがどうやらあれが素らしいな」
「素?(ぱちくりと目を瞬かせ)……口が悪いのが本当?」
「そだに冷静に分析すん…いえ、しないで頂きたい!(振り払った片手で3人を指差し)」
「はー…大変やなあ偉い人も」
「そうだな、大変だな(他人事)」
「こいつ学者なのにひとつも敬語使ってねえもんな(真顔)」
「ほらほら。教授さんが疲れてるからそこのショートヘアの君は手を離して。マシューは少し離れてあげよ。自己紹介の続き続き(手をぱんぱんと叩いて)」
「あ、すみません。つい医学のことで頭がいっぱいに(苦笑しながら乗り出していた身を戻す)」
「オカルト……(しょぼんとしながら手を離す)」
「……はあ(疲れた様子で椅子の背もたれにもたれ)」
「こうして知り合いになったのだからまた時間を作って話せばいいんじゃないかな?教授さんもお疲れ(肩ポン)」
「…この兄弟疲れる(真顔)」
「確実に付き纏われる覚悟はしておいた方がいいかと(目元を少し緩め)」
「なしてこだな目に遭う…(はああと深い溜息)」
「あ、あはは……すみません(苦笑)」

「さてさて。俺もそろそろ自己紹介しておくかな。俺はフランシス・ボヌフォワ。仏蘭西からこの日本へと来たんだ。マシューとは仕事柄よく会うんだよ(にこにこと人当たりの良い笑みを浮かべ)」
「はい、僕もお世話になってます(こくこく頷き)」
「マシューはさっきのお話だとお医者さん関係な気がするから……フランシスも?」
「そんな立派な仕事じゃないよ。主に監獄での死刑囚の管理やその後の始末と言えばいいかな」
「あ、この人ヤバイ人や(結論)」
「!!(びくりと怯え、ギルベルトの服を掴む)」
「あー、大丈夫。お前はなんにも悪いことしてねえだろ。死刑囚って相当悪いことしなきゃなんねえし(ぽふぽふと背中を叩き)」
「ええ、その通りですよ。あとは軍務違反を犯した愚か者、とかね(仄暗い眼差しへと変わる)」
「怖がらせてしまったかな?大丈夫、俺は罪人以外に手を出す程の精神異常者ではないからね。少佐殿の話は兼兼こちらにも耳にしてるよ(菊の方を見つめ)」
「それはそれは、彼のボヌフォワ殿にまで名が知れているとは(仰々しくお辞儀をし)……とは言っても、貴方の耳に届くのは堅物の悪評でしょう?」
「軍人は多少堅物と言われるほうが良いと思うよ。でないと規律も正義も守れない。俺はその点集団行動が苦手だからね。少々羨ましいよ」
「この男はそこまで有名なのか(フランシスを指差し)」
「ええ。この日本に画期的な死刑方法を導入してくださった一族の方です、お陰で効率が上がって拘留される穀潰しも減りましたよ(アーサーの方を向き)」
「……どの国も、軍人系は思考回路がやべえな(真顔)」
「す、凄い人だけど……ちょっと怖い、かも(ロヴィーノの服の袖を握り)」
「(くるりとアルフレッドの方へ振り返り)怖い?」
「頭ぶっとんでるなー、としか思わないね。俺がこわいの、怪奇現象を見すごすことだから(お道化るようにべっと舌を出し)」
「そう。いやね、君はさっき俺の言葉に怖がって……いや、驚いていた様子だったからね(にこにこと頬杖をつきながら微笑み)」
「本当にこわかったらしゃべらないさ。たぶんだけど、君、頭ぶっとんでるけどわるいやつじゃないだろ?」
「ブフッ(思いもよらない言葉に噴き出し)…あはは。ぶっ飛んでるけど悪い奴じゃない、かあ。君、マシューの兄弟だろ?同じようなこと言うね」
「似てないですよー、従兄弟なのに性格真逆なんて言われるし(苦笑して肩を竦め)」
「俺は似てるとおもってるけどね!」
「……マシューはさ、俺が処刑人だって教えた時なんて言ってくれたか覚えてる?」
「あはは、『そんなすごい仕事をしてたんですか?いっぱい勉強したんですか?すごいですね!』……でしたっけ?」
「そんな感想出る方がおかしい(真顔)」
「彼は正常なのか?(真顔)」
「ねー。似てるー(くすくすとふたりを見つめながら笑い)」
「欧米の方々は、本当に謎ですね(真顔)」

「と言うかそこの2人は顔よく似てるのに従兄弟なんやねー」
「あ、そうなんです。今更ですが、僕はマシュー・ウィリアムズ。ここで言う北米大陸の加奈陀から来た医師です(深々と頭を下げ)」
「お医者さんなんだー!マシューすごいねえ(ふにゃりと笑い)」
「ありがとうございます、まだまだ未熟だけどこの国に医療を充実させるっていう情熱だけは誰にも負ける気がしないんです!(ぐっとガッツポーズを作り)」
「お医者さんかあ…。前に注射刺された時に力んでしもて注射針腕刺さったまま壊したの思い出すわー(しみじみ)」
「お前あれやって船医泣かしたのを俺は忘れねえぞ……」
「注射針はそんなに脆いものだったか……」
「い、いや……きちんと安全面を考慮して作られてるはずなんですけど……」
「……で、そっちのも医療関係…なわけなさそうですね(アルフレッドを一瞥し)」
「俺はいちばん最初にいったじゃないか、アメリカ大使館の役人だよ。アルフレッド・F・ジョーンズ、あんまりまじめに働いてないけどね!」
「半分聞いてなかった(さらっと)」
「ひどい!」

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