ソードワールドしようぜ!-Past-
【ロングチャット】
イギリス→アーサー(ひかるさん)
日本→キク(おぼろ)
フランス→フランシス(ひかるさん)
アメリカ→アルフレッド(おぼろ)
プロイセン→ギルベルト(ひかるさん)
ロシア→イヴァン(おぼろ)
スペイン→アントーニョ(ひかるさん)
ロマーノ→ロヴィーノ(おぼろ)
*
「(クエスト受付の窓口に『本日受付終了』の立て札を置き)…ふう。皆今日も一日クエストご苦労さま(食堂に集まっている冒険者達に労いの言葉をかける)」
「ええ、お疲れ様です。……ふう、いい汗を掻きましたね(袖で額に浮かんだ汗を拭い)」
「そうですね。…我が主が前線にお独りで出ていかれようとするので冷汗はそれはもう沢山と(困ったような表情を浮かべながらキクを見つめ)」
「うぐ……っ、で、ですけどね。ほら、アーサーさん。丁度倒せそうだったの、つい……(激しく視線を彷徨わせ)」
「なあなあロヴィ。俺こんなん本で見た事ある!『修羅場』って奴やろ?(楽しそうにふたりを指さし)」
「あー……そうだな、ある意味で『修羅場』だな(困ったように笑うとアントーニョの頭を撫でる)」
「……(未だに挙動不審気味で食堂の端に隠れている)」
「(イヴァンの様子に目を細め)イヴァン、ギルベルトならアルフレッドと一緒に今依頼主から報酬を貰ってるから。大丈夫、すぐに帰って来るよ」
「(びくりと肩を震わせ)あ、ぁ、うん。だ、大丈夫だよ。……皆怖くないの、分かってるから(そう言いながらもびくびくとした様子で賑やかな方を眺め)」
「…ロヴィーノ博士。適当な事を言わないで頂きたい(不服そうに眉根を寄せ)」
「おうおう、適当じゃねえよ。痴話喧嘩は犬も食わねえってな(やれやれと肩を竦め)」
「痴話……っ(ぼすっと顔が赤くなると同時に頭から湯気が立つ)」
「そ、そんなつもりは…(ほんのりと頬に朱を染めながらキクの方に視線を移す)」
「あーあー、あっちぃなあ!(からかうように笑ってアーサーの脇を肘で小突く)」
「く、擽ったい!擽ったいぞロヴィーノ博士っ」
「『痴話喧嘩』にふむ……これが『満更でもない』って奴やな(こくこくと縦に首を振り)」
「っはは!いいコンビで結構結構!隣人を愛せよ、騎士殿!(満足したのかアーサーから離れてアントーニョの方へと戻る)」
「ん?なんだ、随分と賑やかだな(玄関口の扉を開け室内の賑やかさに目を瞬かせる)」
「……(ギルベルトの姿を確認したことで安堵の溜息を吐き出す)」
「そうだ。イヴァン、依頼主からだ(イヴァンの元へ歩み寄ると色とりどりの飴玉が入った袋を掌に乗せ)」
「僕……?え、これ……(飴玉の袋に何度も目を瞬かせ)」
「お前の弓の腕前見てた依頼主の子供がプレゼントってよ。はは、モテモテだな(頭を無遠慮に撫で上げ)」
「……っ(じわりと目尻に涙が滲んで慌てて袖で拭い)うん、次あったら、僕もお礼言わないと……っ」
「『ぼくあの弓矢のお兄ちゃんみたいにうってみたいー』って目をキラキラ輝かせてたからな。ちゃんとその子にまた会った時にがっかりさせないようにしゃんとしてろよ?(歯をむき出しにした豪快な笑みを浮かべ)」
「(何度もこくこくと頷き)うん……っ、うん……!」
「ただいま、結構実入りのいい感じの報酬だったよ(賑やかなことに頓着せずに報酬袋を掲げ)」
「おかえり。うん、今回は大変な内容だった分それに見合った報酬だったわけだ(ふたりが帰ってきたのを確認すると鍋を吊るした暖炉に火をつけ)」
「ああ、依頼人も感謝してた。なんでも、これで暫くは怯えて暮らさないで済むってさ(報酬袋をカウンターに置くと椅子を引っ張り出して腰掛ける)」
「最近魔物が街周辺によく出没するな…。これが何かの前兆でなければ良いのだが(小さく溜息を漏らし)」
「ええ、我が家が管理している領地にも魔物が出没したという話は何度も聞いております。……すべてを助けることが出来ないことが、歯痒いですね(ぐっと自身の胸元を掴み)」
「すべてを助けられなくても誰か一人でも助けられたらそれでいいじゃない。それがいくつも積み重なったらきっと皆平和に過ごせるよ(カウンターに食器を用意しながら)」
「(フランシスの言葉に同調するように頷き)そういうことさ。だって、俺たちは身体がひとつしかないんだから。分身でもしない限り無理だし、目の前の誰かを助けられたらそれだって立派な正義だろ?」
「……そう、ですね。少し気が急いておりました、お恥ずかしい(胸元を握りしめていた手を離して苦笑を浮かべ)」
「(フランシス達の方へ振り返り)おー良い事言うなお前ら!そうだぜ!誰かを守れる事を誇りに思え!『弱き者の盾となれ。秩序を守る剣となれ』それ即ち!ザイア様の教えだぜ!」
「おお、神官様の有難い言葉…(感心したようにギルベルトを見つめ)」
「何処の神も願いは一緒ってか?我が始祖神ライフォスも仰っているさ、与え、信じ、命を共有せよ、ってな。誰を救うじゃない、必要なのはその心って奴さ(どんと自分の胸を叩き)」
「ふふ、神官様のお言葉は身に沁みますね……(胸元で十字を切り)」
「俺、神様の言葉とかそんなん聞けへんけど何かごっついええ事言うとるんは分かるで!」
「……神様、かあ(理解に程遠いという表情で一連の言動を眺め)」
「ふたりには悪いんだけど俺は神様を信じない無神論者だからなあ(カウンターに肘をついて苦笑いを浮かべ)」
「(勢いよく振り返り)おまっ、人生の大半損してるぞ……」
「(ロヴィーノとほぼ同じタイミングで振り返り)まったくだ!神の教えは人生の導にもなるんだぜ!」
「俺も無神論者ってか、神様の声聞こえたことないし。……よく分かんないんだぞ(漏れ出たマナの炎を揺らめかせながら首を傾げ)」
「……(フランシスたちに同意しようとしたが神官ふたりの表情を見て黙った様子)」
「種族的には神の声とやらも聴けるんだろうけどさ。…でもどうも神様だの神の与えたもうただのって信じられない…いや、信じたくないんだよね」
「?信じたくない?(理解出来ない様子で首を傾げ)」
「信じろとは言わねえけど、いきなり否定かよ(眉間に皺を寄せ)」
「ふふ…(曖昧な笑みを浮かべ)そうだね、否定から入ってしまったのはごめんね。でもふたりのその力はとっても頼りになるのは事実だよ?」
「ああ。ふたりの癒しの力はいつも世話になっている」
「ええ、貴方がたの癒しがなければ我々はこうして日々笑うことも出来ないのですから」
「〜〜っ、ま、まあな!(耳を赤くしながら踏ん反り返り)」
「いや、わかり易いなあんた(ロヴィーノを呆れた様子で見つめ)」
「……ねえ、質問していい?(ギルベルトとロヴィーノの方を向き)」
「と、なんだ?」
「神さまって、本当にいたら全部全部、俺たちを救ってくれるのかい?(凪いだ瞳でふたりを見つめ)」
「…………さあな。俺にも分かんねえ(肩を竦め)」
「………(頭を乱暴に掻き)全部ってのは…どうなんだろうなあ」
「そっか。……うん、悪かったよ。変な質問したね(マナの手で自身の頬を掻き)」
「なあなあ。俺はな、神様は全能やとないと思うよ(ひょこりとアルフレッドの顔を覗き込み)」
「え?(きょとりと目を瞬かせて首を傾げ)」
「だって全能やったらそれこそ神様が沢山居るん変やし神様同士で喧嘩とかせんやろ?(にっこりと綺麗な笑みを浮かべ)」
「あー……そこ突かれると痛ぇな(がりがりと頭を掻き)」
「ロヴィの部屋の本から創世記?みたいなん見たん思い出したんやで!なあなあ、俺偉い?(ロヴィーノの方に期待の眼差しを向け)」
「あれ読んだのか?難しかったろ、えらいえらい(嬉しそうに笑ってアントーニョの頭を再度撫で)」
「神様もイザコザをしているんだって考えると何かこう…一気に神様が身近に感じられるよなあ」
「まあ、信仰対象を身近に感じ過ぎるのもあれだけどな(振り向いて苦笑し)」
「アントーニョさんは本質をよく見ていらっしゃいますね(くすくすと口元を隠して微笑み)」
「ええ。我々の考えつかない物事の見方をお持ちのようだ(ほうっと声を漏らし)」
「……アーサーさん。喋りづらくないですか?いつも通りでいいんですよ?(困ったように眉根を下げ)」
「いえ、ギルド内と言えど主従の契を結んだ身。主人の前で従者が馴れ馴れしい態度をとるのは……」
「ふふ、そう思ってくださるのなら構わないのですが……少しでも喋りづらいと思ったら、いつものように親しくしてくださいね?(強制はしないようにと優しい声音を使い)」
「(胸の下に手を当てゆっくりと頭を下げ)お心遣い、痛み入ります」
「…(ぱんぱんと頬を叩き)っし。さて皆お腹すいてるでしょ?もうすぐシチューも温もってきたし、よかったら食べてってよ」
「はーい!(元気よく挙手してぐるりと椅子を回す)」
「シチュー……(心成しかそわそわした様子で椅子に腰掛ける)」
「シチュー……あれ、疲れてんのかな?シチュー鍋からなんか謎の足が生えてる気が…(ごしごしと拳で目を擦り)」
「え?……ええ……っと、私は何も見ていない私は何も見ていない(明らかに何か入っているシチューから激しく目を逸らし)」
「ご安心を我が主。貴方の御身は必ずやお守り致します。まずは俺が毒味を……」
「!!だ、だめですよ毒見だなんてっ!(あわあわと両手を振り)」
「あのさあ、皆見た目で判断するのはいけないと思うよー?絶対、ぜええええええったいっ美味しいんだからね!(笑顔はにこやかだが言葉には否定させるつもりのない圧力を含み)」
「(じーっと鍋を見つめ)……(軽く手を扇いで香りを確認し)……(意を決してカウンターに近寄り)よし、俺が食うぜ」
「ロヴィ、ロヴィ(ちょんちょんと肩を小突き)」
「んぁ、どうした?(振り向いて小首を傾げ)」
「その足俺見たことあるで!あんな、あんな!ゴブリn」
「ゴブッ!?…………マジかよ(真顔)」
「ぎゃあああああああお前何冷静に中身分析してんだあああああ!!!(耳を押さえながら絶叫)」
「え、本当のこと言ったらあかんの?(きょとん)」
「(ガタガタガタガタガタガタガタ)」
「だ、だだ大丈夫です我が主。あ、貴方の命は俺が命にかえ、代えてもおおおおお!!(震え声)」
「(きょとんとしたままフランシスの方に手を伸ばし)腹減ったから大盛りで!」
「!?アルフレッド君っ、たっ、食べるの!?」
「???だって、フランシスが作ったものって美味しいじゃないか(皆が怯える理由が理解出来ないという表情)」
「はいはい。お前はよく沢山食べるだろうと思って多めに作っておいたよ。はい、冷めないうちに召し上がれ(皿にクリームシチューが装われるが横にはゴブリンの耳らしきものが添えられている)」
「うわああああああああ!!(ゴブリンの耳に発狂)」
「いっただきまーす(ぱちんと両手を合わせると頓着せずにシチューを口に運び)」
「あああああ、アルフレッドさあああん!?!?!?」
「…………(ゴブリンの耳らしきものを口の中に放り込みモッモっと咀嚼)」
「ゴブリン料理って文献でも見たことないけどどないなお味なん?(わくわく)」
「んー、程よく煮込んであって口の中でいい感じに溶けていく?もっと濃い味でもいいかもしれない?(気に入った様子でシチュー皿を掴むとそのまま皿から口に流し込んでいく)」
「ほわあ、肉質的には牛?(ふむふむとアルフレッドの食事の様子を見つめ)」
「……鶏?あ、牛と鶏の中間地点くらい!(喋っている間に飲み干し)おかわりっ!」
「ね?ちゃんと臭みとったり下拵えはばっちりなんだから。食べれないわけではないんだよ。ね?ね??」
「……よし、寄越せ(震え声)」
「はああ…(ぐっと唇を結び)俺も男だ。食うぜ」
「!?」
「!?」
「はいはーい。頬肉が程よく溶け込んでるからそれ入れとくね(お玉で3人分すくい)」
「……ぼ、僕お腹空いてないから(震え声で腰が引けている)」
「(神妙な面持ちで皿を受け取り)…頂きます。あむっ(目を瞑りながら頬肉をスプーンに乗せ口に放り込む)」
「……お味はいかが?(にこにこ)」
「よくわかんねえけど……美味い(もぐもぐ)」
「ね、美味しいだろ?(口の中いっぱいに頬張り)」
「……(むぐむぐと咀嚼し)……ん、ターメリック強めだな。肉の臭みがほぼ感じられねえ。んで、これは……あー、まろやかさ出すのに少しココナッツオイル入ってるだろ?」
「おお。流石ロヴィーノ。隠し味まで当てるとは(ぱちぱち)」
「味覚なら任せとけ(どやぁ)」
「…フランシス。俺にもひとつ(覚悟を決めた表情で)」
「わ、私も……!ここで逃げては男が廃りますっ(意を決して席に座り)」
「……もぐもぐ(予想以上の美味しさに無言で咀嚼)」
「いや、ゲテモノここまで美味に仕上げてくるのは才能だわ……(スプーンの動きが心成しか早くなっている)」
「そんな怖い顔しなくてもちゃんとあるよ。…はい、どうぞ(ふたりの前に湯気の立つシチューを置き)」
「……南無三っ!(両手を合わせおっかなびっくりにシチューを口へと運んで飲み込み)…………お、美味しい!?」
「…(ごくりと喉を鳴らし)い、頂きます。んっ(恐る恐る咀嚼し)…これは、美味いっ」
「当然!(誇らしげに胸を張り)」
「……(ぽかーん)」
「……(もぐもぐと咀嚼したままイヴァンを手招き)」
「……(恐る恐るギルベルトの方へと近寄る)」
「……ん(イヴァンの前にシチューとゴブリンの頬肉が乗ったスプーンを差し出し)」
「(ごくりと喉を鳴らし)……あむっ」
「じーーーっ(イヴァンの方を見つめ)」
「(もぐもぐと口を動かし)………………お、おいしい……」
「ぶふっ…(イヴァンの様子に思わず噴き出し)フランシス、イヴァンの分も!」
「はいはい(嬉しそうに戸棚から皿を取り出し)」
「トーニョ、お前も食うか?美味いぞこれ(自身のシチュー皿を指差し)」
「母体にも特に何か支障きたすような成分無さそうやから貰おかな。フランシスー俺もー!」
「ふふ、美味しいのは当たり前さ。なぜなら俺が作ってるんだからね!(誇らしげにシチューをかき混ぜ)」
「……(無言でもぐもぐと食べている)」
「アルフレッド、お代わりいるー?(見るからにご機嫌な様子で)」
「ん、もらう!(子供のように目を輝かせて空になったシチュー皿を差し出し)」
「……アルフレッドも随分と明るくなりましたね(グラスに入った水を含みながら)」
「ええ、数週間前まで物言わぬ人形のようだったなど誰が信じるのでしょうか(何処か微笑ましい色でアルフレッドを見つめ)」
「フランシスの賜物だな。あれが本来の明るさなんだろうよ(がつがつとシチューを口にかきこみながら)」
「でもよお、血相変えて教会に走ってきた時は驚いたよなあ。『誰でもいい、回復魔法使える人を!』なんて叫びながらさ(思い出すように目を細め)」
「あん時のアルフレッドは少しでも遅れとったら最悪死んどったかもしれんもんね。そんだけ弱っとたし」
「私はギルドのベッドに運ばれた後しか知りませんでしたが……そこまで酷い状況だったのですか?」
「確か身体中傷だらけで顔が真っ青……やったやんな?(ロヴィーノの方へ振り返り)」
「(こくりと頷き)今でこそきちんと肉も戻ってるけどな、あん時ゃ酷かったぞ。俺とギルベルトのふたり掛かりで回復魔法掛けても目すら覚まさねえし」
「それこそ徹夜でひたすら回復魔法掛けねえとやべえくらいだったよな。ルッツも居ないと俺達が倒れてた程度にはやばかった」
「……その日、すごく教会バタバタしてたよね。急病人って。アルフレッド君のことだったんだ……」
「よく、生きましたね……その状況で(ぞっとしたのか冷や汗を垂らし)」
「でも運ばれた時に適切な応急処置しとったのも助かったやんなあ。うんうん、さすがフランシスやで」
「ああ、それなかったら今頃あいつ死んでたな。……まあ、結局命を繋いだ後の方がややこしかったけど(肩を竦め)」
「その後の事は俺達も覚えています。言葉どころか何をすれば良いか理解出来ていないアルフレッドをフランシスは甲斐甲斐しくお世話をしていましたね(顎に手を添え)」
「そうそう、それな。辛うじて名前だけは分かったけど、この街に来るまで何してたかすら分かんねえとか手の施しようねえし(スプーンを指揮棒のように振るい)」
「ですが、フランシスさんの献身的な心がアルフレッドさんの凍って閉ざされた心を開いたのでしょう。素敵なことですよ(ふわりと目元を弛め)」
「皆でなんの話をしてるの?(厨房から顔を出し不思議そうに小首を傾げる)」
「??(スプーンを咥えたまま首を傾げ)」
「昔話だよ(ギルベルトの横から微妙に鼻先だけを出して答える)」
「そうそう。…と、フランシス。お盆に乗ってるそれ」
「え?プティングだけど……嫌いだったけギルベルト(表面を香ばしく焦がしたプティングを乗せたグラスの中を見せ)」
「よ、良かった……次はまともか…(ほっ)」
「デザート!デザート!!(そわそわと身体を揺らし)」
「はいはい。今から全員分配るから待ってな……っと(玄関の扉が開くのを確認し)いらっしゃいませー」
「失礼する。ここのギルドマスターは君かね?(ずけずけとカウンターに向かうと膨よかな腹を撫で)」
「ロヴィロヴィ。俺知っとるで!こういうタイプはろくな奴が居r」
「しーっ、今は黙っとけ!(慌ててアントーニョの口を掌で覆い)」
「はい、ギルドマスターは俺ですが(綺麗な笑みを浮かべ)」
「そうか。私は国家直属の役人で君のギルドの様子を伺いにこうして抜き打ちでやってきたわけだ」
「……(威圧的な様子に心成しか身を竦めてことを見守っている)」
「それはそれは態々このようなギルドへ足を運んで頂き御苦労様です。…それで、うちのギルドは如何ですか?(笑みは崩さず)」
「……ふん、モヤシ野郎が私にどの口をきいている(鼻で笑い)」
「(ぴくりと暴言に反応し)……失礼、国家直属のお偉いがたは随分と雑な教養をお持ちで」
「本当に。国王の選定した人間が性根が腐っていては国政にも悪い影響が……ああいえ、このような小者が影響を与えるような人間ではありませんか」
「ちょ、ふたりとも?(ふたりを交互に見比べ)」
「嗚呼、嘆かわしい。我が家もこうして腐ってしまうのでしょうか?嗚呼、嘆きと悲しみで涙が出てしまいそうです(フランシスの方へ向くと微笑みを浮かべ)」
「ご安心を我が主。貴方のその麗しき御身に汚れなど似合いません。そのような者、俺が断ち切って差し上げましょう。ええ、勿論我が主の周りからも(射抜くように役人を見つめ)」
「な、なんだ貴様らは!?(ふたりの様子に思わず後退り)」
「ああ、失礼いたしました。宮廷魔術師・ホンダ家が長子、キクと申します。以後お見知りおきを(芝居がかった風に腰を折り)」
「へ、ホンダ……ほ、ほほほっホンダ様ああ!?(驚きのあまりその場に尻餅)」
「おー、キクは有名人やなあー」
「ふふ、私ではなくて父上がですけれどね(くすりと微笑み)……さて、随分と街の人々を虐げて楽しんでいたようですが……国王にこの旨は伝えるべきですか?(綺麗な笑みで役人の顔を覗き込み)」
「え、えっとあの…その(滝のような汗が全身に滴り)わ、わ私はただ視察に来ただけでしてそのっ…はははっ」
「……とのことですが、フランシスさん。如何なさいましょうか?(くるりとフランシスの方を向き)」
「あはは。うん、うちのギルドや登録している冒険者の事を悪く言うなら俺も怒るけど…」
「優しいギルドマスターでよかったですね。貴方の行為は圧政として、此方からいつでも報告出来ますのでそのつもりで(柔らかい笑みを浮かべ)」
「勿論、我が主の前でも先程貴公が晒したその醜態もこの目でしかと見させて頂いていることをお忘れ無きよう(キクの1歩後ろで丁寧に頭を下げ)」
「は、はっはははひいいいい!!(足が絡まりながらも慌てて立ち上がり逃げるようにしてギルドから出ていく)」
「まあ、相手が悪かったな(やれやれと言った様子でシチューを掻き込み)」
「俺達が出る幕も無かったな。しかし典型的な嫌味なおっさんだったな!」
「…………ふ、ふわああああ緊張しましたああああ!!!(頭を抱えて蹲り)」
「お疲れ様です。気高くそして勇ましいお姿でしたよ(視線を合わせるようにしゃがみ込み優しく背中を叩く)」
「へ、変なこと言ってませんでしたか?きちんと上に立つ者の風格は出てましたか?(恐る恐る顔を上げてアーサーを見つめ)」
「ええ。ええ。お見事でした(安心させるような柔らかな笑みを向け)」
「よ、よ、よかった……父上の顔にも、アーサーさんの顔にも泥を塗ってしまわないかとひやひやしておりました……」
「(キクの前にプティングを置き)いやあ格好よかったよキクちゃん。キクちゃんのオーラに役人も怯んでたしね!」
「(はっとした様子でフランシスの方を向き)すっ、済みません出過ぎた真似を!友人を貶されていてついカッとなって……プディング、美味しそうです(ぽろり)」
「ありがとう。そんなものしか今は出せないけど俺の気持ちだよ、受け取って?(ウインク)」
「いえ、いえいえ……とても素敵なものをありがとうございます……(落ち着いて呼吸すると微笑み)アーサーさん、一緒に頂きましょう?」
「はい。それでは我が主、隣を失礼致します(仰々しく頭を下げると椅子に腰掛け)」
「……ああいうひと、僕、嫌い(扉を見ながらぼそりと呟き)」
「(同じく扉の方を向きながら)そりゃ好きな奴は居ないだろう。けど残念な事にそういう奴はこの世の中には五万と居るんだよな」
「僕、何もできなかったから口惜しい。……だって、フランシス君がいじめられてたのに、言い返せなかった……」
「それ言ったら聖職なのにふたりに任せっきりな俺も問題だっての。…でもあん時は俺達が出たら余計ややこしくはなってたさ。だからいいんだよ。また次にこんな事があったらうんと言い返しゃあいい(ぽふぽふとイヴァンの頭を撫で)」
「うん……(何処か腑に落ちない様子で頷き)」
「……って、おい!?アルフレッドっ、お前顔真っ青だぞ!!(静かだったアルフレッドに違和感を覚えて振り向くと叫び声をあげ)」
「!?っ、アルフレッド!!(ロヴィーノの声にいち早く反応しアルフレッドの元へ駆けつけ)」
「え?……そ、そんなことないんじゃないかな?(びくりと肩を震わせるとへらりと笑い)」
「(アルフレッドの両肩を掴み)お前、ロヴィーノの言う通り顔色が悪いよ!なに、いつからなの!?」
「ッ、わかんない……けど、さっきの、……冷や汗が止まんなくて、なんか、忘れてたらいけないこと、思い出しそうで……(フランシスの剣幕に拙く言葉を紡ぎ)」
「(アルフレッドの手を掴み)兎も角1度横になる!ぶっ倒れたら元も子もないんだから!」
「だっ、大丈夫だって!ほ、ほら皆見てる!そんな大ごとじゃないから……っ、(動揺したように炎がゆらゆらと揺れ)」
「あー…(控えめに手を挙げ)フランシス。皿洗いとか後始末は俺がしといてやるよ。だから寝かして来い」
「おう、この神官様たち+αに任せとけ。体調悪い時は寝るに限るぜ(サムズアップ)」
「掃除は得意やでー(元気よく手を振り)」
「僕も、お手伝いするからね(ぶんぶんと頷き)」
「ええ、きちんと体調を整えて万全の状態で明日にお会いしましょう(ひらひらと手を振り)」
「アルフレッド、休息は大事だ。お大事に(同じくひらひらと手を振り)」
「助かるよ皆。さ、部屋に戻るよ!(拒否を許さないと言わんばかりの力で手を引き)」
「った、わかったからっ!ごめん皆っ(よろめきながらフランシスに引っ張られ)」
*
「(ぱたりと扉を閉め廊下の方へ出る)……で、本当にどうしたの?(後ろを振り返ることなく半ば引きずっているアルフレッドに声をかけ)」
「……ほんとに、分かんないんだ。さっきの、さっきの役人が偉そうにしてるの見てたら……気持ち悪さと、居心地の悪さが……(引き摺られながらも必死で足を動かし)」
「……(無意識に握っている手を強く握り返し)辛い時は辛いっていう。なんか気持ち悪いなーと思ったら無理をしない(後ろを振り返り)…心配するだろ、俺が(不安げに瞳を揺らしながらも口元は無理矢理に笑みを作り)」
「ッ、うん……ごめんなさい……でも、俺……こんな感じ、知ってるんだ……だけど、思い出せなくて……(無理な笑みを作るフランシスの頭をマナの手が不器用に撫で)」
「(首を左右に振り)無理に思い出さなくったっていい。少なくともそれがお前には辛いものだって見ている俺でも分かるよ」
「うん……ごめんね、心配かけて。俺は、でも平気だから(顔色が悪いままに微笑み)」
「……足元ふらついてて、まだ顔が青い奴がよく言うよ(はあっと溜息をつき)」
「おっかしいなあ、フランシスの美味しいシチュー食べて元気になったんだけど!(わざとらしく明るい声を上げ)」
「……。よいしょっと(腕を引くと自身の背中に回しそのまま軽々とおんぶ)はあ、確かにあれだけ食べたからこんなに重いのになんでだろうねえ」
「おわっ!……フランシスのご飯美味しいから、つい食べ過ぎちゃうね(大人しくフランシスの首に腕を回し)」
「……体調悪い原因が実は食べ過ぎーとかだったらズッコケるよ、俺(寝室へと続く階段をそのまま上り)」
「……本当はね、分かってるんだ。多分、この気持ち悪さは俺がなくした記憶の部分に関係するんだって。あと、貴族が関わってることも。……けど、それ思い出そうとすると、頭痛くて。フランシス、迷惑かけて……その、ごめん(ぼそぼそと呟き)」
「(寝室の扉を開いて)そんな気はしてたよ。お前がどうしても思い出したいって言うなら俺は止めない。けれど独りで苦しむ必要性なんてのもないんだよ。ほら、ここにはお前の世話のプロがいるんだから!(ウインク)」
「フランシス……(じわりと滲んだ涙をフランシスの背に押し付けて誤魔化し)っは、は……大丈夫大丈夫!そのうち全部忘れて『そんなこともあったなー』ってなるからね!でも、フランシスのお世話は好きだからもっとしてもらうんだぞ(茶化すように明るい声でカラカラ笑い)」
「はは。任せてよ。お前の弱ってた所からずーっと見てたから大抵の事はちゃんと受け止めてあげるよ。だからさ、今は忘れて。お前を傷つけるものはすべて忘れちゃえばいい(ゆっくりとベッドに背を向けるように接近しアルフレッドを下ろす)」
「ふわっ、(柔らかい寝具に沈み込んで小さな声を上げ)……うん、そうだね。忘れて、楽な気持ちだけを考えようかな」
「そ。楽しかったことや面白かったこと。お前ならそうだなあ…あ、美味しかったご飯のこととかでもいい。それだけ考えてりゃあいいよ(ベッドサイドに腰掛けぽふぽふと頭を撫でる)」
「……(ぼんやりと天井を見上げながらフランシスに寄り掛かり)フランシスの手、あったかかった。俺、何も感じてなかったけど……手のあったかさだけはずっと心地好かったなあ」
「……そうだね。お前は俺がこうして触れると頬をすり寄せたりして、それを知った瞬間俺は泣きそうになったんだよ。ああ、ちゃんと生きてるんだって(柔らかな頬に手を這わせ)」
「(擽ったそうに目を細め)俺、分かんなかったんだ。なんでフランシスが泣いてるのか。……そういう意味だったんだ」
「あー…そういう恥ずかしいところはほんと覚えてるよねえ(少し目尻を赤く染めながら鼻先を軽く抓む)」
「むぎゅっ。……覚えてるさ、だって、君のことだから。俺の命を助けてくれた、ヒーローのことだもん(頬にうっすらと朱色を走らせ)」
「……っ(間近での直球な発言に顔を逸らし)…あー、突然何言い出すんだか(努めて冷静でいようとするも周りからははらはらと羽根が舞い落ちる)」
「(マナの手がフランシスを労わるように撫で)うん、羽根がキラキラできれいだよ。俺、やっぱり君のそれ、好きだなあ」
「それ……ああ、この羽根ね(落ちて来る羽根を拾い)…俺にとってはコンプレックスの原因のようなものだけどね。…自分が如何に半端な存在かって、思い知らされるから、さ」
「中途半端でいいじゃないか。俺だって中途半端だよ、マナフレアなのにマナの量少ないし。その上この炎の所為で目立つし。……けどさ、いいじゃん。中途半端がなんだい。鼻で笑ってやりなよ、それが俺だって(マナの手でフランシスを撫で続け)」
「……(目を見開き)…ふふっ、元気づけてたつもりがまさか元気づけられてたとはね(くすくすと可笑しそうに笑い)」
「(ふっとマナの手が炎のように霧散し)やっと笑ってくれた。……嬉しい、ってこういうことだね。俺、フランシスが笑うと嬉しいんだ。俺、感情戻ってきてる?(子犬のように目を輝かせ)」
「ああ。出会った頃よりもずっとずっと、お前は魅力的で、生き生きしているよ。アル(ふわりと蕩けるような笑みを向けて髪をとき)」
「っ!へ、へへへっ!そっか、俺……戻ってきてるんだ……(嬉しさのあまり体の至るところからマナの炎を漂わせ)」
「うんうん。……もしかしたら昔以上に魅力的になってるかもね(前髪を横に分けながら)」
「ほんと?俺、フランがもっと好きになれるようないい男になってる?(きらきらと目を輝かせながらも左目から余剰マナが溢れていく)」
「っつ(口がにやつくのを耐えるもぶわりと羽根が舞い上がり)な、なってるんじゃないかあー(照れ隠しに自身の髪をかきあげ)」
「!!(ぎゅうっとフランシスに抱き着くとぐりぐりと頭を押し付け)俺っ、俺っ、フランに褒められるのが一番嬉しいんだぞっ!」
「ぬあっ!?(不意打ちの抱擁に鼓動が早まるのを抑え)…はは、俺も。お前にこうして甘えられるのすっごく嬉しいし、誇らしく思うよ」
「(ちらりと顔を上げ)……フラン、どきどきしてる。……あっ、俺が急に抱き着いたから攻撃されると思った?」
「!!(鼓動が早くなっているのを指摘されてびくりと体を揺らすも努めて冷静でいようと笑みを浮かべたまま)そりゃあ、突然抱きつかれたらびっくりするでしょー?」
「ぅ、ご、ごめんなさい……(おずおずと離れるとしょんぼりとしながら炎もしおしおと弱々しくなる)」
「いや、嫌とかじゃなくてその……あー(頭を乱雑にかき)…普通は好きな子に抱きつかれたらドキドキするのっ」
「好き?……俺もフランのこと好き!(意味を半分程理解せずに喜ぶと分かりやすく炎の勢いが増す)」
「好…うん、ありがとうアル(何か言いたげにしていたがすぐに笑みを作り直しぽふぽふと頭を叩く)」
「(母犬に甘えるように擦り寄り)へへ……っ、フランはあったかくて優しいから好き。俺が女の子だったら、惚れてたかも」
「……そう。それは光栄だね(柔らかく目を細め)ほら、そろそろ横になってお休み」
「うん。……ねえ……フラン、」
「…?なーに」
「へへ……俺を救ってくれてありがとう。俺の、ヒーロー。……おやすみ(マナの手がフランシスの頭を一度だけ撫でると霧散して消えていく)」
「……(言葉の意味を最初は頭に飲み込めず徐々に理解していくと同時に部屋一面に羽根が舞い)っつ、なんなの…ほんと(顔を手で覆う)」
「すう……すう……(すぐにすやすやと気持ちよさそうな寝息を立てて吐息のように蒼い炎が立ち上っていく)」
「うっ…だめだ、色々俺がやばい。部屋から出よう。うんそうしよう(むくりとベッドから立ち上がり)」
「ん、ぅ……ふ、ら……いっちゃ、だめ……(むにゃむにゃ)」
「…………(大人しくベッドに座り直し)人の気も知らない小悪魔め(顔覆い)」
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