ソードワールドしようぜ!-Future-

【ロングチャット】

イギリス→アーサー(ひかるさん)
日本→キク(おぼろ)

フランス→フランシス(ひかるさん)
アメリカ→アルフレッド(おぼろ)
カナダ→マシュー(おぼろ)
ロシア→イヴァン(おぼろ)
プロイセン→ギルベルト(ひかるさん)
ノルウェー→ルーカス(ひかるさん)
スペイン→アントーニョ(ひかるさん)
ロマーノ→ロヴィーノ(おぼろ)
ドイツ→ルートヴィッヒ(おぼろ)
イタリア→フェリシアーノ(ひかるさん)

*

【冒険者ギルド『マリアリリィ』】

「ふう、やっと落ち着いたかな(人気の疎らになった食堂を見渡すと安堵のため息をつきながら額の汗を拭う)」
「レディ、お疲れ様でした。今日は普段以上に随分と繁盛してましたねえ(端の席で食後の読書をしていたが本から顔を上げ)」
「お疲れ様フランソワ。この時間はよく賑わってるが確かに今日は一段と来客が多かったな(キクの隣に座りテーブルに置いていた紅茶をスプーンで混ぜながら)」
「んー、きっともうすぐ豊穣祭が迫ってるからじゃないかな。この時期は冒険者だけじゃなくて色んな国からたくさんのお客さんが泊まりに来るからね」
「……ああ、もうそんな時期でしたか。数年街を離れていただけで、随分と懐かしいものに感じますねえ(本を閉じてうっすらと笑みを浮かべ)」
「豊穣祭か……ふふ、懐かしいな。ロッテさん達は元気にしているのかな(ティーカップに口をつけながら懐かしそうに微笑み)」
「今年も一緒に、如何でしょうか。愛しき我が主(悪戯めいた笑みを浮かべてアーサーの方を向く)」
「ああ、勿論。喜んでその誘いを受けよう(キクの方に顔を向け柔らかく微笑み)」
「嬉しきお言葉、ありがとうございます。……なんて。ふふ、今から楽しみですねえ(花が綻ぶようにくすくすと笑い)」

「ふたりは相変わらずだねえ。…で、こっちも相変わらずか。ギルベルト、そろそろ起きてくれない?(食堂の隅で顔を伏せて寝ているギルベルトに声を掛け)」
「怠い…眠い…お腹空いた(顔を僅かにあげ重たい瞼を開けフランソワを視界に捉える)」
「ギルベルトは豊穣祭行くのか?と言うか大丈夫か(苦笑いを浮かべながらギルベルトに声を掛け)」
「メインは夜からですからギルベルトでも行けるとは思いますが……この調子ですからねえ(頬杖をついてギルベルトを観察し)」
「あとそこの隅に居るイヴァンも大丈夫?(カウンターから顔を覗かせ)」
「……(手近にあった新聞で顔を隠しながら何度も頷く)」
「(額を押さえ)……なんというか、記憶の奥底に眠っていたあの頃の彼ですね」
「…えっと、イヴァン。いい加減慣れてもらわないとその…俺達が周囲からお前を虐めていると思われるんだが(頬を掻きながら困ったように)」
「(再度何度も頷き)……慣れるように、頑張ってる……」
「………(テーブルから体を起こすとイヴァンの持っている新聞を没収)」
「あっ!」
「ヒトと話す時はそれはいらねえんだよ。別にお前の顔見て誰も怒らねえんだから(欠伸を噛み殺しながら新聞を小さく丸め)」
「そうですね。……まあ、アーサーさんを傷つけた罪は一度きっちりと落とし前を付けてもらいましたので、もう今後は不問です。……もっと怒られたいのなら話は別ですれどね?(わざとらしく刀の柄に手を伸ばし)」
「キクちゃん、流血沙汰は店の外でのお願いね(腰に手を添えながら)」
「ええ、勿論(にっこり微笑み)」
「!!!!!(おろおろと視線を彷徨わせ、最終的に唯一この場で助けてくれそうなアーサーにSOSの視線を向け)」
「ふたりともそう脅してやるな。でもそうだな…、俺はイヴァンとこうやってお話したいな(イヴァンと視線が合うと安心させるような穏やかな笑みを浮かべ)」
「……(ちらりと一瞬ギルベルトの方を確認してからアーサーの方へ視線を戻し)……う、うん……」
「甘いなあアーサーは。んっ(椅子から離席するとイヴァンの方へ歩み寄り指で頬をつつき)こうなったらイヴァン。お前も豊穣祭参加決定だ決定。街ん中全部巡るから覚悟しとけよ」
「ぜ、ぜんぶ!?……が、頑張る……(こくこく何度も頷き)」
「おう。覚悟しろよ(にっと歯を剥き出しに笑う)」

「(がんっと乱暴に足で入口を蹴り開け)ルーカスいるかい!?(右腕を庇ってよたよたと入室)」
「あらアルフレッドおか…ってどうしたのその右腕!?(アルフレッドの様子に厨房から出て駆け寄り)」
「やられた……今回のクエスト中に待ち伏せ喰らって毒矢でBang!さ……(痺れで動かない腕を無理やり持ち上げ)」
「と、とりあえずその椅子に座って!ルカちゃんが来る前に応急手当を…」
「悪いね……くっそ、薬切らしてるタイミングで来るんだから嫌になっちゃうよ(ふらつきながら椅子に腰掛け)」
「随分と派手にやられていますねえ(遠目でアルフレッドの様子を観察)」
「俺にも解毒出来る術があればいいんだが…とりあえず傷に菌が入らないようにするしか今はないか(悔しげに拳を強く握り)」

「(ドアノブを開けながら肩を鳴らし)あー、フランソワ。飯…(アルフレッドを視界に捉えると眉根を寄せ)」
「お、いいタイミングだな最高司祭!」
「フランソワさん、こんにち……(ルーカスに続いて店内に入って目を見開き)あ、アル!?どうしたのそれ!!」
「単独クエストで待ち伏せされたんだよ。お陰で帰ってくるとき死ぬかと思ったんだぞ(動く左手をひらひらとふたりに向けて振り)」
「(瞬時に理解したのかアルフレッドの元へ歩み寄り)毒なら迂闊に素人は触らねえ方がえがっぺ。手に付着して二次被害とか笑えねえからな。どれ見せてみろ」
「ん……(大人しく袖を捲り上げ、穴が開き掛けて血が滴る右腕を見せ)」
「これは…(目を覆いたくなる程の傷口に目を細め)」
「よく処置せずに帰ってきましたね……(呆気に取られて呟き)」
「痛いけどこれ塞いだら毒抜き出来ないんじゃないか?って気付いて途中でやめたんだよ(痛みに少し顔を顰め)」
「(傷口に溢れる血に喉を鳴らしそうになるのを強く首を横に振り)…こりゃあ俺の少し齧った程度の神聖魔法じゃどうにも出来ねえな」
「(ギルベルトの様子に目敏く気付くも苦笑し)その辺は大丈夫だよ。ルーカスにどうにかしてもらうから。……あと、この血は多分今毒入り放題だから止めといた方がいいんだぞ」
「そのままにしでたら体内に毒さ残るのは確かだな。さてと、じっとしてろよ(眼前に十字を切り手を組むと淡い光がアルフレッドの右腕に宿る)」
「……(ごくりと息を呑んで処置を見守り)」
「っつ!いった!!痛い痛い痛い!!(傷が塞がっていくスピードに体がついて行かず地団駄を踏むように脚をばたつかせ)」
「動くなっつたろ(暴れるアルフレッドの足を容赦なく踏む)」
「〜〜〜〜〜ッ!!!!(痛みで声も出ない)」
「相変わらず躊躇いがないなルーカス司祭は…(苦笑いを浮かべながらふたりを見守り)」
「これを彼が見たらなんと言うことやら(肩を竦め)」

「(光が徐々に消えていくのと同時に傷口が塞がるのを確認し)我が主キルヒアよ、ご助力感謝致します。…ほら、治ったぞ(足を解放するとヴェールを手で払い)」
「――っは!!し、死ぬかと思った……!!(止めていた息を勢いよく吐き出し)た、助かったよ……ルーカス、サンキュー」
「ほんといつ見ても魔法ってすごいよね。あっという間に治るもの(感心したように頷き)」
「!!(ぴくりと耳聡く反応し)フランソワさんっ、魔法って素晴らしいですよね!!」
「(マシューの様子に思わず一歩後退し)え、ええ。…あはは、私ったら余計なものを踏んじゃったかしら」
「これもこれで懐かしき風物詩、というやつですかねえ(フランソワに向けて合掌)」
「ああ、懐かしいな。こうなるとマシューはどうにも手に負えないな(口元に手を添えて上品に微笑み)」
「そもそもマナとは大地に恵みを与える重要な要素であって、それを僕たちが借り受けることで奇跡を起こすんだよ。だから……(誰も聞いていないことに気付かず熱弁)」
「あー、そういやマシューはこうだったな。誰か止めてやれよ(いつの間にかイヴァンと背中合わせになり体を預けるように体重をかける)」
「ああなったマシューは誰も止めれないってマリアリリィの面子なら誰だって知ってるんだぞ(リハビリを兼ねて腕を動かしながら)」
「知識をつけることええこどだ。叡智さ司る神の御使いとして俺は応援するべ、マシュー(何度も頷き)」
「!!ルーカスさんならそういってくれるって信じてました!(感激のあまり目を輝かせ)」
「ま、でも俺は神聖魔法以外もう覚えるつもりねえがな(びしゃり)」
「し、真語魔法は素晴らしいのに……!(ガーン)」

「……(黙ったままギルベルトの体重を受けて熱弁を振るうマシューを眺めている)」
「んあ?どうしたイヴァン」
「ううん。……メグ君でもなくて、僕の知ってるマシュー君でもなくて。……やっぱり僕が眠りに就いた時間とは別なんだなあって、改めて思っただけだよ」
「あー…そうだな。お前にとってこのマシューははじめて見るだろうな。でもま、すぐに慣れるだろ。お前にはまだまだこうして居られる時間があんだ(背中越しに慈しむように微笑みかけ)」
「……うん、そうだね(噛み締めるように頷き)」

「腕、ちゃんと動かせられるか?(アルフレッドに心配そうに声をかけ)」
「んー……まだ違和感はあるなあ。流石にすぐ完璧に動くってことではなさそうなんだぞ(掌を握ったり開いたりを繰り返し)」
「神聖魔法でも万能ではありませんからね。動かせない分凝り固まったものは簡単に解れないものです(覚えがあるように頷き)」
「とりあえずアルフレッド。保護者にはちゃんと説明さしどけよ。あれは何かと口やかましいからなあ(腕を組みながら溜息をつき)」
「保護者?……え、屋敷に帰れってことかい?嫌だよ!俺、立派な魔動機術師になるまでは帰らないって啖呵切って出てきたんだから!」
「……アル、父さんと母さんじゃないと思うよ(肩ポン)」
「多分ルーカス司祭が言ってるのは親御さんじゃなくて…あ(ドアベルが鳴り入口から当の本人が現れると声を漏らし)」

「みんなただいまー!アントーニョとロヴィーノとで大物採って来たよー!(ご機嫌な様子でクラーケンの頭を縄で括り付けたものを持って店内に入り)」
「喜べ野郎ども!今日はご馳走だこのやろー!!(同様にご機嫌な様子でクラーケンの脚を何本も抱きかかえて店内に入ってくる)」
「クラーケンの新鮮な刺身とか唐揚げとかきっと美味いやんな!(同じくクラーケンの脚を数本纏めたものを頭上高らかに上げる)」
「やばっ!!(ルーカスの言葉の意味に気付いて大慌てで血塗れの袖をたくし上げて誤魔化し)」
「ただいまマシュー。お土産に魔法結社が出してる『月間魔法自身』買ってきたからね。アルフレッドは…(アルフレッドに視線を移すと何かを隠す仕草に目敏く気づき)」
「わあ!ありがとうございますっ、今月まだ買ってなかったんだあ……!(きらきら目を輝かせて本を受け取り)」
「……お帰り、フランシス(誤魔化し笑いを浮かべてそろそろとイヴァンとギルベルトの背後へと回り込んで距離を取り)」
「おいフランシス。こいつ怪我してたぞ(後ろに隠れたアルフレッドを指差し)」
「毒だって(ギルベルトの発言に追加で情報を付与)」
「なんで言うかな!!!(カウンターの中に回り込んで隠れ)」
「(マシューに本を手渡しながらふたりの言葉に笑みを浮かべ)……アルフレッド?(にっこり)」
「ヤア、オカエリフラン(棒読み)」
「解毒して傷は塞いだがこいつまた単独では普通選ばねえクエスト選んだんだろ(追い討ち)」
「私はだれかと組んでねとは言ったんだけどねえ…」
「だって丁度ルートヴィッヒはフェリシアーノと遠征出ちゃってたし!マシューは論文で今週忙しいって言ってたしキクとアーサーもなんかいなかったんだもん!(必死)」
「えっと……これは俺のせいでもあるのか?(首傾げ)」
「いいえ、我が主。これはアルフレッドの自業自得です(きっぱり)」
「忙しいったって言ってくれれば付き合ったのに……(呆れ)」
「言い訳は無用だよアル。まったく…お前は昔から無茶しがちなんだから(髪を掻きながらアルフレッドの居るカウンターに歩み寄り)…どこ?怪我したとこ」
「ッ、(おずおずと右腕の皮膚が引き攣れた部分を差し出し)……ここ」
「(手首を掴むと怪我をした箇所を見つめ)ルーカスのおかげで傷口は塞がってるけどこれは酷い怪我だったようだね。なんで俺が帰って来るの待てなかったの」
「……俺だけでなんとかなるかなー、って。……ごめんなさい(しゅんと項垂れて目を伏せ)」
「(小さく安堵のため息をつき)…お前が無事ならそれでいいよ。でも次からは無茶はしないこと。いいね?」
「うん……次からは気を付けるよ(こくこく頷き)」

「……(過去の光景と重なる状況に懐かしさで目を細め)」
「やー、なんか懐かしい光景やんなあ(びちびちと未だ鮮度を保ち蠢くクラーケンの脚を抑えながら)」
「俺、まだぼやーっとしか思い出せねえけどこんなのあったなーってのは分かるな(生きのいいクラーケンの脚に無意識で尻尾が揺れ)」
「今でも同じ事してんのが笑えるけどな(こちらに伸びてくるクラーケンの脚を蹴りながら)」
「あはは、同じことしてるんじゃないんですよ。ふたりで取り戻そうとしてるんです、きっと(幸せそうにふたりを見つめ)」
「…じゃあフランシスがお前にたまに無意識にキスしてたりするのもそれか?(にやにやとマシューを見つめながら)」
「ああ……たまにやってるな。おはようのキスとかありがとうって言った流れでキスしてるな、フランシス」
「昼寝の後でもキスをするものですからよく目撃しますね(頷きながら)」
「ッ!!(ぼふっと顔が真っ赤になり)そ、それはフランシスさんの癖が抜けないだけで……」
「マシュー知ってるが?キスされてるおめ、満更でもなさそうだぞ」
「……ひ、否定はしません(真っ赤になった頬を抑えて視線を彷徨わせ)」
「そういえばマシューってフランシスがル=ロウドの時に色々されたんやんな。今もされとるの?(ド直球)」
「!?!?!?!?!?!?!?(ド直球すぎる発言にフリーズ)」
「あ、アントーニョ。あまりそういう話に他人が口出すのは…(ほんのりと顔を赤く染めながらアントーニョに声を掛け)」
「デリカシーというものがないんですか(思わず額を押さえ)」
「でも気になるのは俺も気になるぜ。……ぶっちゃけどうなんだよ?(興味深そうにずいずいと身を乗り出し)」
「それならそっちはどうなんだ(ギルベルトとイヴァンの方を顎で指し)」
「……僕は何も(ばつが悪そうに視線を逸らして天井を見上げ)」
「お前らが期待するような事はしてねえよ。…まあ血を貰ってるのは変わらずだがな」
「吸血プレイか」
「ルカちゃん、ハウス」
「街外れの……メイ君、だっけ?彼女も人間の血を貰って生きてるから、彼女に方法教わりに一緒に行ったりはするけど……フランシス君みたいに色気のあることはないよ(苦笑を浮かべ)」
「今じゃルッツや…ああ、街の奴らにも歩いてると血を貰ったりするんだよな。ありがてえ話なんだがなあ(苦笑いを浮かべながら天井を仰ぎ見)」
「……みんな、いい人ですよね。僕たちが戻ってきた時もあたたかく迎え入れてくれましたし(頬の熱が引いて手を離し)」
「何言うとるん!ギルベルトもマシューも今までこの街に尽力してくれとったねんからちゃんと街の皆も分かってくれとるよ!ええ事すると自分の身に戻って来る。それが当たり前のことやで!」
「そうだぜ。皆見てるんだよ、だから胸張ってこの街の奴だって自慢して歩いていいんだぞ(アントーニョに寄り掛かって親指を上げ)」
「……(フードを被る癖が残っていた為あるはずのないフードを掴もうと空を切り)…っ、恥ずかしい奴らだな(視線を逸らすその顔はほんのりと赤い)」
「まあ、もしそれでも二人が感謝をしたいと思うのならば町長に掛け合ってみなさい。ルーカスと二人でこの街の状況を改善した立役者ですからね(腕を組んで柔らかな笑みを浮かべ)」

「バッシュといえばフランシスもイヴァンも殴られていたよね。それも思いっきり」
「……めちゃくちゃ痛かった(思い出してぞわりと背筋を震わせ)」
「(フランソワの声に振り返り)そりゃそうだよ。こんな事をした原因は俺達にあるんだ、まだ殴られるだけで終わってることが奇跡的なんだから(肩を竦めながら苦笑い)」
「で、でも更に言ってしまえば僕たちの前世が色々と迷惑を……(あわあわと両手を振り)」
「う……それ言われると俺も何も言えないんだぞ……」
「(ふたりの言葉に首を横に振り)あれは俺達の心が弱かったからだよ。その心の隙をつかれて俺達は取り返しのつかないことをしたんだから」
「……改めて、ごめんなさい(ぼそりと呟いて俯き)」
「(頭を掻き)……我が神、我が主アルトゥール。この者たちに対する決定を御下しください」
「ふたりとも、もういいんだ。過ぎたことを悔いてももうどうする事も出来ない。だから…今はこうして街のために動いてくれてるふたりを俺は信じるよ(曇のない慈しみの溢れた笑みを浮かべ)」
「楔子神アルトゥールはこう仰っております。なれば、もうその責を身に背負うことを止めなさい。アルトゥールの従者として、対の存在として、我がキクの名を以て告げさせていただきましょう(言葉とは裏腹に優しい微笑みを浮かべ)」
「(ふたりの言葉に目を細め)…ありがとうアーサー。ありがとうキクちゃ…いや、キク」
「(ごしごしと袖で涙を拭き)うん……君たちは昔からずっとそういう人たちだった。……うん、ありがとう……」
「……なーんか面白くねえよなあ。なあアルフレッド。俺達もイヴァンやフランシスに気を使ってるし傍に居てやってんのになあ(イヴァンから離れアルフレッドの肩に腕を回し)」
「それが格の違いってやつだよ。腐ったってあのふたりは神格を維持したまんまなんだしね、比べたら惨めになるし俺は割り切っちゃったんだぞ(そう言いながらも心持ち納得のいかない表情)」

「おい、そこのふたり。あっちに拗ねてるでけえ子供がいるぞ(フランシスとイヴァンの背中を蹴り)」
「った!(蹴られた背中を擦り)……でかいこども?」
「痛い痛いっ!ってでかい子供?…あ(アルフレッド達だと気付くと瞬きを何度も繰り返し)」
「別にー?拗ねてねえしー?」
「ああ、話があるなら全然続けて(さっとキクとアーサーを指差し)」
「……面倒くさい(ギルベルトとアルフレッドの拗ね具合に溜息を吐き)」
「キクちゃんだって同じ立場ならああなるでしょう?(くすくすと可笑しそうに微笑み)」
「アーサーさんが私以外へと現を抜かすことはないと自負しておりますので。……まあ、多少は気が気ではありませんけど(視線逸らし)」

「……ギルベルト君。拗ねてる?(首を傾げ)」
「……拗ねてねえ(視線逸らし)」
「(その様子に苦笑し)……言ったことあったっけ?僕、ラーリスとして覚醒してしまった切っ掛けは君だったんだよって。だから、君が僕をこっち側に呼び起こしてくれて感謝してるんだよ?」
「……俺、が?(意外な言葉に目を見開き)」
「(こくりと頷くと誰にも聞かれたくないのかギルベルトの耳元に唇を寄せ)……ルートヴィッヒ君が帰ってこなくて、アーサー君とキク君が一緒にいなくなって……少しずつ切れそうだった僕の精神を繋いでくれてた君がいなくなってね。ぷつん、って。そこから先はもう覚えてないんだ」
「……そう、か。そう……っ、ごめん。お前を置いていっちまって…ごめん(俯きながら悔しげに唇に歯を立て)」
「自分を責めないでよ。最初にラーリスの魂を受け入れていたのは僕なんだから(肩を竦めて苦笑し)……でも、迎えに来てくれたでしょ?」
「……(こくりと頷き)誓ったからな。お前を拾ったあの時、ひとりぼっちにしてやんねえ、悪い事は悪いって叱って、良い事はよくやったって褒めてやるって」
「うん。だから、あのふたりが僕を洗礼してくれた今、ただのイヴァンとして……ギルベルト君が僕を見ててくれるんだもんね?」
「おう。…俺様は厳しいからな。ちゃんと街に慣れて独りでも出かけられるようにしごいてやる(本調子に戻ったのか強気な笑みを披露し)」
「独りは……な、ナターリヤとトーリスを御共につけてなら歩けるけど……(視線を激しく泳がせ)」
「それは独りで出掛けてるとは言わねえよ。あとあのふたりはお前に激甘だから却下だ(びしゃり)」

「特に積もった話はないけど…ほらアルフレッド。よく分からないけどこっち見て見て(アルフレッドの両頬に手を添えて強引に視線を合わせ)」
「んむっ!?(無理やり視線を動かされて喉からくぐもった声が漏れ)」
「あのね、俺はちゃんとお前にも感謝してるよ。こうして昔みたいに過ごせるのはお前が居るからだし何より…お前と居たいからなの(頬を撫でながら諭すような口調で)」
「……でも、マシューがトリガーだろう?……俺、結局は君たちをこっちに呼び戻すのに必死で、何もできなかったじゃないか(悔しそうに唇を噛み)」
「…マシューにも勿論感謝してるよ。でもねアル。俺がここに居る理由はお前と居たいからじゃ…だめかな?(額をこつんと合わせ空色を覗き込み)」
「ッ、(瞬きすら忘れてフランシスの瞳に映る自身を見つめ)……だめ、じゃ、ない……(ぽろりと一粒だけ涙が零れ落ち)」
「(指で涙を優しく拭い)…良かった。その言葉で俺はどこまでも飛べるような…ふふ、翼はもう無いのにそんな錯覚さえ覚えるんだ」
「(フランシスの胸元に自身の顔を埋め)飛べなくたっていい……ううん、飛んでいかないで。もう、俺も消えないから」
「(そっと背中に腕を回し)うん。…もうお前の元から離れないよ。羽ばたくのはアル、お前と一緒に…」
「(にこにこと笑いながらいつの間にかふたりの近くの椅子に腰掛けて見守っている)」
「(マシューの視線に気が付くと柔らかく微笑み)…マシュー、おいで(片腕を拡げ)」
「ん、へへ……(言われた通りにフランシスの傍に寄って腕の中に潜り込み)ずっと、3人でこうしたいなって。メグだった僕を思い出した頃から思ってたんです」
「(フランシスにしがみ付きながらもマシューの方に体を寄せ)……今なら炎だって出せそうだよ」
「それなら俺とマシューは羽根を…いや流石にそれは出せないかな(苦笑いを浮かべながらふたりを抱き締め)」
「魔術を使っていいなら出来そうですけどね(面白そうにくすくすと笑い)……ずっと、ふたりとも僕に遠慮してるんですもの。君たちが幸せなら、どんなかたちに成ってもいいのに」

「……まったく、本当に面倒くさいですねえ(そう言いながらも表情は何処か過去を彷彿とさせる優しさに彩られている)」
「ああ。……だけどいいんじゃないか。きっとこれが幸せってものなんだろう(キクの肩に手を添え引き寄せながら皆を見つめ)」
「ええ、これが私たちの見つけた『答え』ですものね(アーサーに引き寄せられたぬくもりを感じて慈しむような微笑みを浮かべ)」

「んんっ(わざとらしい咳払い)…いちゃついてんの悪いがちどさええが」
「ッ!!(フランシスの腕の中でびくりと飛び上がり)」
「?何かなルーカス(さして気にすることなくふたりを抱き締めたまま)」
「頼まれもんを調べてくうちに色々分かったから報告してやろうと思ってな(懐から分厚い書類と古びた日記を取り出し)」
「頼まれたもの?(取り出された書類や日記をじっと見つめ)」
「……なんですかそれ、随分と古めかしいですが(アーサーに抱き寄せられたままに目を瞬かせ)」
「アルフレッドが羽根吐き症状発症しだ時に頼まれたものもんだがな。念入りに調べたら俺達の前世時代の書物が割かしあってな」
「羽根吐き?(キクの肩を抱いたまま)」
「……(さっと視線を逸らして伏せ)」
「羽根吐きってなんだよ?(首を傾げ)」
「こいつ、一時期突発の胎内から謎の羽根が出てくる病にかかってたんだ(アルフレッドを指差し)」
「え?ええ??そんなの初耳よルカちゃん!?」
「内緒にしでたからな」
「私も初耳ですが……いつから(睨み付けるようにアルフレッドを射抜き)」
「〜〜♪(誤魔化すように口笛を吹き)」
「ま、結論から言うとだ。フランシスがアルフレッドに掛けた『前世の自分の存在をアルフレッドの記憶から消す為の魔法の弊害』がこの羽根なんだがな。無理矢理にこいつさ思い出すから魔法の呪いが具現化してアルフレッドを苦しめてたわけだ(現物の羽根を取り出しながら)」
「……フランシス君、そんなことしてたの?(目を瞬かせ)」
「……アルにとって俺という存在はいずれ傷つけるものだと感じていたからね。傷つくならいっそのこと忘れてくれたらと……つい(気まずそうに目を細め)」
「成程それがすべて裏目に出てしまったと。……しかし魔法を捻じ曲げてでも突破しようとするとこうなるのですか(まじまじと現物の羽根を見つめ)」
「こんなん喉通ってたらそりゃ苦しいやんな(興味深けに羽根を見つめ)」
「今はもう全部思い出したからないけどね。ただ、一番酷かったときは呼吸出来ないくらい吐いてたかな(誤魔化せないと諦めて訥々と呟き)」
「そこまでひどい状況になってたの?んもうっ!どうして誰にも言わなかったの!」
「だって、言ったら心配するだろう?街があんなにバタバタしてるのに俺に構ってもらう暇はなさそうだったし、仕方なかったんだよ。……まあ、ルーカスにはバレたけど」
「俺に体調悪いの隠すとか1000年早い。…んでフランシス、俺は考えたわけだ。なしてお前は神格を手に入れてもイヴァンのように記憶を失わずに保持したままで居たのかを。それはずばりムググッ(突然現れた黒い手が口を塞ぎ)」
「それ以上は言ってはいけない(真顔)」
「?(こてりと首を傾げ)」
「(とんとんとこめかみをノックし)…もしかしてアルフレッドやマシュー関係か?」
「(口元を覆われたままサムズアップ)」
「ほう(悪戯を思いついた子供のように口元を歪め)……アントーニョ、今こそその筋肉の出番です。フランシスを捕獲なさい!(ばっとフランシスを指差し)」
「よっしゃ任せときー!アルフレッド、マシュー離れといてなー!ほいなっ(フランシスを後ろから羽交い締め)」
「うわっ!?(慌てて離れてたたらを踏み)」
「えっ、えっ!?(突然の出来事に驚きが隠せない)」
「え?ちょっと待って!?あ、そうだ手!魔神!!(瞬時に力勝負では敵わないと判断し魔神召喚を試みる)」
「これか?(によによしながらフランシスが触媒に用いる武器をくすね)」
「!?!?俺の武器いいいいいい!?」
「(黒い手が消失したことにより解放され)はー。ひでえ目にあった」
「……僕、絶対にキク君だけは敵に回さないようにしよう。あんな目に遭いたくないや(震え声)」
「えー、俺はむしろもう1回対峙してみてえけど(シャドーボクシングのような動作を繰り返し)」
「安心してください。ギルベルト、貴方とだけはもう二度と戦いたくない(真顔)」
「なんでだよ!?結局あん時決着つかなかったじゃねえか!!再戦求む!!(テーブルをばしばしと叩き)」
「だが断る!(びしゃり)……さて、そこの戦闘狂は置いておきましょう。ルーカス、先程の続きをどうぞ」
「おう。これは俺のあくまで推測だがなしてアルフレッドの記憶を操作したか、フランシスは記憶を保持したままだったか。それば踏まえて考えると…『記憶を保持している事で守りたい者を自覚しそれに被害を最小限に与えながらル=ロウドという極めて危険な自分から遠ざける為』、でねえかなと」
「……(唖然としてフランシスの方を振り向き)」
「マシューに接触していたのは、過去のメグという存在がマシューへと変化していたことを知っていたから……でしょうか?恋仲故に取り戻したかった?しかしアルフレッドは傷つけまいと遠ざけた……といったところですかね」
「フランシスの心情は守りたいものを傷つけるものは全て消し去ってやるってのだ。その心情考えればマシューやアルフレッドにやった事にも納得いくんでね?…その傷つけるもののカテゴリーに自分が入るとかは流石に笑えねえが」
「キクちゃん…ルーカス……もう、もうやめて(羽交い締めにされている為顔を覆えないので俯くも体は小刻みに震えている)」
「えっと…フランシス大丈夫か?」
「何を恥ずかしがるんですか。アーサーさんを喪って周囲の人間を惨殺した私がこんなにもふてぶてしくいるのです、その程度で誰も怒りませんよ(見当違いな発言をしながら少し胸を張り)」
「俺も前世で一族大虐殺しだしここに来る前は戦場で割とえぐいことしてたからおめのやってることさそこまでねえべ?よ、色男(肩ポン)」
「キクもルーカスも胸を張る場面間違えてると思うんだぞ(思わず真顔)」
「アーサー…この2人止めて……ほんとやだこのふたり(プルプル)」
「えっと…キク、おいで(両腕を広げハグ待機)」
「そんなのでキクちゃんが行くわけ…」
「(即座にアーサーの腕の中に納まり)……ああ、癒されます……」
「いつもの何ら変わらへん日常のひとコマやなあ…(しみじみ)」
「通常運転過ぎて拝みたくなってくるわ……(合掌)」
「……フランシスさん、これが現世のキクさんですよ(苦笑)」
「…俺、現世のキクちゃんのキャラがよく掴めない(真顔)」
「恐ろしいまでのアーサー信者って覚えておけば解決さ(深く頷き)」
「で、話しば戻るが。フランシスも大概だがアルフレッドも大概お前の事思い過ぎてあほな事さしてたぞ」
「へ?俺?……俺、何かしたっけ?(瞬きを繰り返し)」
「羽根吐きながら泣きながらフランシスの名前呼ぶわ止めろっつうのに記憶を無理糞掘り返して倒れるわ…あと無意識だろうと思うがおめ、その腰にかけてる羽根のチェーン。誰かさんの羽根に似てるな(アルフレッドの腰のチェーンを指差し)」
「…………(自分の腰のチェーンを見下ろし)……ウワァ偶然って怖いなあ(白目)」
「アルフレッド……貴方も大概ね(同情の眼差し)」
「いやっ、そ、そうじゃなくて!だああっ、なんで俺こんなに恥ずかしい思いさせられてるんだよおおおお!!!(思わず顔を覆って蹲り)」
「そりゃまあ、実際にその現場を見てたからな(どやあ)」
「……恥ずかしい奴(皮肉めいたことをいうその顔は紅い)」
「き、君だっておんなじ感じだからね!!(びしっとフランシスを指差し)」

「……あ!前にアルフレッドとクエスト出た時に夜中泣いてた原因それか!!(思い出したように耳と尻尾を立て)」
「!?!?!?(硬直)」
「あーあれな。起こしてええんかなーとは悩んだの覚えてるわあ(ロヴィーノに同調するように頷き)」
「!?!?!?!?(混乱)」
「ずっと泣いてるから怪我でもしたのかってトーニョと話してたんだよ。……夜泣きかよ(真顔)」
「もしかしなくてその夜泣きの夢ってフランシs」
「俺は!!!何も!!!覚えてない!!!!!(震え声)」
「なんつーか、うん。まだお前はこじらせて無かったようだぞ、イヴァン」
「今なら分かるよ。……僕、皆失って未練なくラーリスになったから拗らせる要素なかったんだって(深く頷き)」
「……アルフレッドは前世も現世も教会に縁があるのですね(生温い眼差し)」
「確かに。何か惹かれるものがあるのかもしれないな(キクの頭を撫でながら)」
「惹かれる、というよりも世話になっている印象ですけれどね(アーサーに擦り寄り)」
「そしてお前らはいつも通りにくっついてんのな…」
「アーサーさんの腕の中が私の定位置ですので(きっぱり)」
「?駄目なのか?」
「……好きにしてくれ(イヴァンに凭れかけながら)」
「立場逆だけど、やっぱり君たちは一緒にいるのが見てて安心するよ(アーサーとキクに向けて微笑み掛け)」

「(すっと挙手し)推測の話続けてええ?」
「推測の話、ですか?(首を傾げ)」
「あくまでこれは俺の見解とある資料に基づいてだからな。ま、どうやらあってるみてえだがな」
「……(もう勘弁してくれという顔)」
「(面白そうなので)続けてどうぞ」
「ん。前にフランシスとマシューから預かったル=ロウドの聖印だが…そのどっちにも宝石がついててな。フランシス、これおめのもんじゃなくておめの身近に居た妖精魔法使いのもんだな?」
「…(視線逸らし)」
「妖精魔法……妖精魔法……えっ!?(目を見開き)」
「(こめかみをノックし)……メグの、か?」
「前世の我々で妖精魔法を駆使するのは確かにメグだけでしたね……」
「……手放せるわけないじゃない。大事な人の大切なものを(いつの間にか解かれた拘束が解かれ恥ずかしげに前髪をいじる)」
「ふ、フランシスさん……(恥ずかしさのあまり耳まで真っ赤になって視線を彷徨わせ)」
「なんというか……情熱的だな(ほうっと感心したようにふたりを見つめ)」
「フランって、そういうところあるから(こっそりとカウンター席に移動して腰掛け)」
「情熱さならおめらも負けてねえだろ。その首飾りとか(アーサーとキクの方に振り返り)」
「??(小首傾げ)」
「(軽く咳払いし)……前世の私は随分とお転婆だったようで」
「だがそのお転婆だったおめの贈り物がそうやってアーサーに受け継がれ今お前の手に渡っている。縁って言葉だけじゃ片付かねえんでねえの。あ、執着か?ねちっこいな(さらっと)」
「執着は余計です(ばっさり)……しかし、そうですね。過去の私と同じ風習が、アーサーさんの産まれた場所にあった。それだけで運命を感じますよ(ふわりと微笑み)」

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