ソードワールドしようぜ!-Future-

「……ん、……ぅ(光の羽根が消えていくと同時に輪郭がもとの姿へとかたちを変えていく)」
「……っ!イヴァン!!(イヴァンの声に弾かれたように振り返り顔を覗き込む)」
「…………(目をきつく閉じ)……二度あることは、三度あった(相当落ち込んでいる)」
「……言いてえことは山ほどあるが(胸元に顔を埋め)…おかえり、イヴァン」
「……ごめんなさい。……ただいま(ぼそぼそと反省しきって呟き)」
「……(そっと背中に腕をまわそうとするが先程の拒絶された瞬間がフラッシュバックし手の動きを止め)…いい。お前が無事なら、今はいい」
「うん……ラーリスが、ごめん……狂神が酷いことしてたよね(両手で顔を覆い)」
「……お前、記憶あんのか(ぱちぱちと瞬きを繰り返し)」
「7割くらい。主導権と人格はあっちが持ってたから……僕は強くなったふり、してたんだよ(消えそうな声で呟き)」
「……あれも、お前の意志で拒絶したのか(俯いたままで呟いているため表情は伺えない)」
「……拒絶?(何を言われているのか理解できていないのか顔を覆っていた手を外し)」
「(首を横に大きく振り)…いや、なんでもねえ。……っ、まあ被害がそこまででかくならなくて良かったんじゃねえの(無理矢理に強気な笑みを浮かべて)」
「……?(不安そうに瞳を揺らし)僕……ギルベルト君に酷いことしたんだね……ごめん……なさい」
「別に何にもしてねえよ。あと謝んなって(無防備な額にデコピン)」
「いたっ!(額をおさえ)……うん、ごめん……あっ」
「……そのごめんなさいは一筋縄では治らねえのな(デコピンした部分を撫でながら)」
「……意識してなかったけど、昔から癖みたいに言ってるし(もごもご呟き)」
「なら意識して治していかねえとな。お前は昔からすぐ謝るからネガティブになっちまうんだよ。…ま、仕方ねえっちゃ仕方ね(無意識に背中をあやす様に叩こうと手を伸ばそうとするも動きを止める)」
「……いいよ、怖かったら触れなくて。……狂神、だったから(ギルベルトの様子に苦笑し)」
「(頭を横に大きく振り)……違う。怖いのは…お前にまた拒絶されるのかもしれねえってので…っ、は。なっさけねえよな、ほんと」
「拒絶……?…………(合点がいって両手で顔を覆い)本当に、最低な狂神だね……」
「……(ゆっくりと目を合わせ)なあ、触れてくれ、なんて贅沢は言わねえ。…触れて、いいか?(不安げな真紅の目を揺らし)」
「……いつも断りなく触るじゃないか(場の空気を和らげようとからかうように呟き)」
「(背中に腕を回し恐る恐る抱きしめ)…うるさい、馬鹿イヴ」
「馬鹿だけど馬鹿じゃないもん(拗ねながらも拒絶する気配をまったくない)」
「どっちだよ(くすくすと笑い声を漏らしながら胸元に顔を埋め)」
「どっちもだもん(動けない状況なので大人しくそのままの体勢を維持)」
「(顔は埋めたままだが視線だけはイヴァンの目を捉え)……お前ってさ、ラーリスの時もそうだけど自分から俺には触れて来ねえよな」
「……触れるのは、怖いよ。感情が伝わってしまうから。僕の怖いが、寂しいが、悲しいが、ギルベルト君に移ってしまったら、僕が悲しいから(そっと目を伏せ)」
「……腕、回してみろ(ぽふぽふと自分の背中を叩き)」
「……こ、う?(おずおずとギルベルトの言うとおりに手を当て)」
「そうそう。……いいか、誰だって不安とか悲しみや恐怖とか…そんな感情は抱えてる。俺だってそうだ。けどこうして(抱きしめる力を強め)触れ合ってるとどうだ?そういうの、溶けてく感じするだろ」
「……(目を閉じ)……変なの。怖いのに、悲しいのに、寂しいのに……独りじゃ、ないって感じる」
「はは。……そういう風に感じられるのならもう大丈夫だ。言ったろ?誰だってそういう感情抱えて落ち込んでる奴は居る。だからそん時はひとりじゃねえってこうして触れてやれ。そしたら今のお前みたいな気持ちになってくれるからよ」
「ギルベルト君、なんか神職みたいだね(くすくすと笑い)……うん、今までたくさんの人を狂わせたから、その分、少しでもギルベルト君が言うみたいに……やってみる」
「一応は前世も今も神官だっての。……おう、やってみろ(微笑んでみせるもすぐに複雑そうな表情に変わり)でもなんかむかつくな。俺以外にこうやってるお前とか……んんー」
「……う、そ、そうだよね……都合がよすぎるよね……ごめん、もっと身近な人から始めていかないとなのに……」
「いやそういう意味じゃ多分なくて……ん?多分?んんー??(自分でも言ってる意味が分かっていない)」

*

「うっ……(ぼやけていた輪郭が眩く光ったかと思うと元の姿へと輪郭が戻っていく)」
「……(フランシスの体を離さないようにしっかりと抱き留めて変化を見つめている)」
「……(ゆっくりと瞼を開き)っ、…どうやら、またやらかしちゃったみたいだね(視界に映ったアルフレッドに弱々しく微笑む)」
「(フランシスの目覚めに微笑みを浮かべると、鼻の天辺にキスを贈り)でも、俺を覚えててくれたから許すよ」
「(擽ったそうに微笑み)…忘れるわけないよ。俺だけは、絶対に忘れないと誓ってるからね。これは神様でも譲れない問題だよ」
「うん。……よかった。……よかっ、た……(ぽたりと涙が一粒フランシスの頬に落ちる)」
「(涙を拭うように指をアルフレッドの頬に滑らせ)泣かないで。そんなふうに泣かれたら俺、どうしたらいいのか…」
「ごめ……っ、泣き止むから……!(乱暴に目元を擦り)……っ、フラン、おれ……(何かを言い掛けて言葉を飲み込み)……頭、ちょっと冷やさないとね。ほら、マシューあっちにいるよ!兄弟も心配してるからっ、(フランシスを解放すると素早く立ち上がって先程投げたマギスフィアを回収に向かう)」
「アルっ…(何かを言いかけたことが気にかけ手を伸ばそうとするも距離を置かれたことでその手は空を切る)」

「(マギスフィアを回収すると皆の死角になる場所で蹲って声を殺して安堵の涙を溢し)……っ、困らせて、ごめん……、けど、……よかった」

「……痛いよルーカス(弁慶の泣き所を容赦なくスタッフで殴られているのを苦笑いし)」
「気になるならさっさと追いかける。マシューには詳しく俺が話してやるから」
「……ありがとう、サンタ仮面(くすりと微笑みながらアルフレッドが向かった方向に駆け足で向かう)」

「(袖でごしごしと目元を拭いてぱちんと両手で両頬を叩き)……マナカメラはルーカスのところで、アーサーとキクの分は焼き増ししてフランソワに渡せばいいかな(切り替えようとぶつぶつと算段を立て)」
「アルっ…うおっ!?(急いで駆けてきた為脚がもつれそのまま前に蹌踉めく)」
「へ?……うわっ、だ、大丈夫かい!?(慌ててフランシスが地面に激突しないように自身の体を滑り込ませ)」
「っつう…あ、ありがとうアル(体を起こしてアルフレッドの頭を撫でる)…その、あのさ。嫌ならいいんだけどね、さっき何を言いかけたのかなって」
「っ、(びくりと体が硬直し)…………き、君が……いなくならなくて……よかった、って……(僅かに視線を逸らし)」
「…………俺が?(ぱちぱちと瞬き)」
「(小さく頷き)……フランのこと、大好きなんだもん……だから、だから……っ(今にも泣きそうになりながらも堪え)」
「…っ(衝動に任せるように抱きしめ)ごめん。またお前を不安にさせちゃったね。…俺は最低な男だね、ほんと」
「ッ、(抱き締められながらもぶんぶんと大きく首を横に振り)最低なもんかっ!フランは俺のヒーローなんだからっ!」
「…こんな俺でもまだヒーローだって、言ってくれるの?(額同士を合わせて空色を覗き込み)」
「俺が目を覚まして、……君がずっと傍にいてくれたその日から、俺のヒーローは変わらずフラン、君だよ(恥ずかしそうに笑いながらも瞳の奥に柔らかな色を灯し)」
「っ、(喉元からこみ上げる熱を何とか飲み込み)…じゃあちゃんと、ヒーローが守ってあげないとだね。悪堕ちなんてしちゃう、へなちょこのヒーローだけどさ(目を潤ませながら柔らかく微笑み)」
「(吸い寄せられるようにフランシスの唇に触れるだけの優しいキスを贈り)うん、また堕ちそうになったら、俺が呼び続けてあげるよ。だから、離れないで?」
「(お返しと言わんばかりの口付けを唇に贈り)離れないよ。ううん……離してやらない」
「(ぽっと真っ赤になりながら頷き)……じ、自分からするのは恥ずかしくなかったけど、されると恥ずかしいね(誤魔化すように笑い)」
「(アルフレッドの様子に目を丸くするもすぐに目を細めて微笑み)…アルは俺と再会するまでそういうことする人とか出来なかった?」
「……ど、どうせ経験ないよ。ずっと修行と遠征といろいろバタバタしてたし……誰かを好きになる、って……そういえば、なかった……のは、君が心にいたから?(目を瞬かせ)」
「俺が?……あー、それは申し訳なかったね。でもそれを聞いてほっとしてる悪い俺がいるよ(肩口に顎を乗せ)」
「悪いフラン?……ほっとしてるのかい?(不思議そうに首を傾げ)」
「そう。だってお前が俺の知らない顔を誰かに向けてるって、すごく複雑な気持ち(不貞腐れた声で)」
「……俺も、君の知らない顔たくさんあるから。君にとって耳が痛いだろうけど、ル=ロウドとして生きてた君を知らない。……だから、俺が知らない君の顔、教えてほしいな(語尾が消え入りながらもはっきりと呟き)」
「……すごく意地悪で気障で冷徹なル=ロウドの俺でも知りたい?(苦笑いを浮かべながら尋ね)」
「うん。君がどんな風に生きてきたのか、教えて?……俺、君が教えてくれる全部知りたいんだ(くしゃりと笑みを崩し)」
「(額を合わせてきらきらと輝くアクアマリンに微笑みかけ)じゃあ俺にも教えて。俺がそばに居られなかったその時のこと、俺も知りたい」
「勿論さ。俺とマシューがうんと小さい頃とか、魔法の勉強始めた頃とか、いっぱい話したいことがあるんだ。どこから話せばいいかな?(きらきらと目を輝かせてフランシスに抱きついて嬉しそうに声を弾ませ)」
「そうだね…じゃあ小さな頃に…(髪を手櫛で柔らかく梳きながら耳を傾け)」

*

「好きな人との距離が縮まるというプレゼント作戦、成功かなあ?(2組を見つめながら)」
「何処をもって成功扱いにするかだな。でも概ね成功じゃね?(深く頷き)」
「うんうん。あとギルベルトはひと押ししたら自分の気持ち気付けそうやし……イヴァンはどうなんやろ?(首傾げ)」
「……たぶん自分の贖罪の方で頭がいっぱいなんだろうよ、ありゃ。自分の犯した罪が深すぎて周囲を見るまでの目が育ってねえ(神官だった頃を彷彿とさせる観察眼を見せ)」
「そこら辺考えるとフランシスはさっぱりしとるやんな。背負うもんあっちもでかいのにそれ押し潰されとるんを人に見せようとせんもん。悪い傾向ではあんねんけどなあ」
「どっちも厄介なんだよ。片や自分の罪に押し潰されて周りを見れなくなって、片や自分の罪に苛まれながらそれを不可視にする。……先は長ぇ(溜息を溢し)」
「そこら辺は俺達の入る所やないもんねえ。それ治すんは…相手さんなんやろね、きっと(アルフレッドとギルベルトを見比べ)」
「おう、俺たちが手伝ってやれるのはこの辺までだろ。……ったく、世話が焼けやがる(肩をぐるぐると回し)」

「お、双方セックスしたが。……なんや、してねえのけ(ひょこりと顔を覗かせ)」
「してねえよ(真顔でツッコミ)」
「やあ、ルーカスもお疲れさんやねえ」
「これもキルヒア様の導きだべ。占術しとったらこだなことになるというお告げはまああったが」
「だいたいルーカスが言ってた通りの展開だったもんな」
「なあなあ、俺ちゃんとルーカスの台本通りやったやろ?演技上手かった?なあなあ(目をきらきらと輝かせ)」
「ちょっと心配なところあったけどなかなかの演技だったと思うぜ!(サムズアップ)」
「……次からはキャストよく考えよ(ぼそり)」
「次は俺にもなんか役くれよなー!」
「善処します」

← ×

main




ALICE+