ダブルクロスしようぜ!-Parallel-

普「DX3…それは裏切りを意味する(右目を覆いながらキメ顔)」
日「抗えぬ運命……宿業に囚われし魂は裏切り裏切られ……(振り向き様にキメ顔)」
仏「そして裏切りはやがて運命と交差<クロス>する…(日本と反対方向を振り向きキメ顔)」

米「君たち、今日もキマッてるね(ハンバーガーをもしゃりながら片手で膝を叩きながら拍手)」
伊「えー俺もかっこいいのやりたいー(椅子に腰掛けながら足をじたばた)」
独「やるもなにも、お前もロマーノたちと参加してただろう(やれやれと肩を竦め)」
西「それより今回のDX3のGMは誰なん?誰とやらんかったら親分やるでー?(テーブルに両腕を載せながら間延びした口調で)」
仏「それは!お断りします!!(必死)」
南「じゃあ俺か……(キメ顔)」
米「君はイタリアとスペイン贔屓するからチェンジ(真顔)」
英「お、俺は別にGMをしてやらなくもn」
米「あれ、いたのかい(さらり)」
英「最初から居ただろばかぁ!!(ぶわっ)」
日「イギリスさんをいじめたら以下省略(ケツバット用のゴムバットを持ち出し)」
米「(急に真顔)」
普「ケセセセッ!聞いて驚け見て笑え!そして刮目しろ!!今回のDX3は俺様何様プロイセン様のGMでお送りするぜえ!!俺様の小鳥のようにかっこいい進行…お前らついてこいよ!(ズシャアアアン)」
加「わぁ……!(素直に目をぱちくりさせて拍手)」
仏「へーぷーちゃんがGM!お兄さんてっきりぷーちゃんはPL参加かと思ったよ!」
日「プロイセン君と打診した結果、ゲームに参加しつつGMもやっていただいてその患いを遺憾なく発揮していただこうかと(袖口で口許を隠して微笑み)」
普「まあ新たなことに挑戦…いやもう1人の自分…ペルソナを目覚めし時だと思ってな!」
米「じゃあこれの出番だね!(懐から拳銃を取り出すとプロイセンに渡し)」
加「アメリカ……それ……」
米「あ、実弾入りだから気を付けてくれよ?(さらり)」
普「(拳銃を受け取り)おうDankeアメリカ!これをこめかみに添えてトリガーを引けば…って普通に!死ぬわ!!(ノリツッコミ)」
日「おおお……!素晴らしき乗り突っ込み……!(拍手)」
西「いやあ流石ぷーちゃん。芸達者やなあ(ぱちぱち)」
普「ドドヤア…」
独「兄貴……あまり体を張らなくていいからな……?」
仏「ドイツドイツ、あれでぷーちゃんなりに楽しんでるからいいんだよ(肩ポン)」
独「そ、そうか……(困惑気味)」

伊「ねーねー、DX3だから舞台は前と同じ現代?」
普「よくぞ聞いてくれたイタリアちゃん!今回は俺様と爺で考えた現代に似て非なる仮想世界が舞台だぜえ!」
日「ええ!現代からほんの僅かに離れた不思議な仮想世界を皆さんで生き抜きましょう!」
仏「(静かに挙手)……ねえ日本、ひとつ聞いていい?」
日「はい、フランスさん(手の甲を下にしてフランスを指名)」
仏「お前この前とある漫画の新巻を買ったよね?」
日「買いましたね」
仏「それって黒執○だったっけ」
日「黒○事でしたね」
仏「…もしかしてその仮想世界ってさ(確信を持ったようにゲンドウポーズ)」
日「……(微笑みを浮かべて一枚の紙を取り出し)プロイセン君と組みました世界観は仮想の19世紀イギリス、そこで皆さんは異能に目覚めます」
米「うわぁぁ……よくプロイセンOK出したね……(真顔)」
普「爺のプレゼンに興味を持ってしまったが最後、あれよあれよと決まっちまってな…(遠い目)」
加「(プロイセンの様子に苦笑し)……で、でも面白そうですよね!すごくファンタジーしてます!」
英「(とても御満悦な笑みを浮かべている)」
米「oh……イギリスを見てくれよ……(ハンバーガーを食べていた口が止まって真顔になりながら)」
仏「自分の家が舞台になったのがよっぽど嬉しいらしいけどムカつくなあの顔!(笑顔で拳握り締め)」
日「ですが19世紀イギリスの美しさは荘厳のひとことでして……(うっとりと妄想世界にトリップしながら)」
英「ははは、やっかみは程々にしておけよ?(きらきらした笑顔で自由コンビを見つめ)」
仏「イラァ…」
米「イラァ……」
西「自由コンビは落ち着きって。で、親分達はそこの住人なんよね」
日「(妄想世界から出てくると表情を引き締め)ええ、そうなります。詳しくはプロイセン君からどうぞ」
普「おう!今回は仮想の19世紀イギリスが舞台な訳だがPLにはあらかじめこっちで厳選した派閥に入ってもらうことになるぜ!」
南「厳選した?」
独「派閥?」
普「とりあえずこの舞台のあらすじを見てから説明するぜ(懐から紙を取り出し)…んーとな」

【ありふれた非日常、ありえない日常。君達PCにとってこの世界は非日常こそが日常であり、日常こそが非日常なのだ。
オーヴァードの出現。それは人間の脅威であり希望。とある国ではそれを拒み、とある国はそれを利用し、とある国では共存を望んだ。
ひとつの答えとしてとある国はオーヴァードの共存を望んだ。それはとある青年の決意、とある青年の願い。かくして君達PCはその青年の理想に干渉し関与していくのだろう。
それが敵対か、共感か、従順なのか。君達はありふれた非日常の中で答えを見つけるだろう。何を信じ、何を望み何を裏切るのか。
さあ、君達は誰と交差クロスするのだろう――】

普「てなぐあいだぜ!(やりきった顔)」
日「ええ、そんな具合です(満足そうな顔)」
西「なんやけったいなあらすじやったね!これが所謂患ってやがる!って奴なん?」
南「テンション上がる患いだよな(ソワァ)」
加「えと……その『青年』が今回のプロイセンさんのPCってことですか?(こてりと首を傾げ)」
普「…(ぷいっと視線を逸らし)」
日「えー……あはは……(乾いた笑い)」
加「え?あれ?僕地雷踏みましたか!?」
英「……何故だろうな。すごく嫌な予感しか感じられない(真顔)」
米「奇遇じゃないか。俺も嫌な予感しかしないんだぞ(真顔)」
日「…………そ、それでは登場していただきましょう……お願いします……(扉に向かって震えた声で呼び掛け)」
露「はーいっ(満面の笑みで扉を開けて入室)」
英「やっぱり出やがったか!!」
米「だとは思ったよ!!」
仏「ぷーちゃん今回は少人数でってのは聞いてたけどロシアがメンバーに…しかも重要なPCとは聞いてないよ!?」
普「いやあの…これに関してはその…深ーい事情があってだな…(気まずそうに視線逸らし)」
露「いやあ、僕に内緒でふたりが楽しそうにゲームの設定練ってたからね?ぬるっと入り込ませてもらったんだ(にこにこと体を揺らし)」
伊「そうなの日本(きょとりと日本の方へ振り返り)」
日「会議室で盛り上がったのが運の尽きでした(真顔)」
西「ふーん。大方こないな感じ?」

*

>>親分の考えただいたいあってる回想<<

普「DX3…俺様のDNAがDX3を欲してやがる(会議室の机に頬を擦り寄せだらけている)」
日「おや、では近々やりますか?弟子ふたりの心温まるRPももう一度見たいですし(書類を片付けながらくすりと笑い)」
普「(態勢はそのままにひらひらと手を振り)ちげえちげえ。新しい卓作って回すんだよ。少人数で…こう、現代とは違う要素が欲しいっつーか」
日「現代と違う……ハッ、ならばこんな設定は如何でしょうか!?(勢いよく鞄から大量の紙の束を取り出し)」
普「(机から顔を上げ)んあ?んだその紙の山は」
日「いつか何かのTRPGで使用できないかなー、と書き溜めていた世界観設定です!……舞台は仮想19世紀のイギリス、PC達はぶるじょわな立場で世界を走り回ります!(力説)」
普「爺…お前どんだけイギリス好きなんだよ(生暖かい眼差し)」
日「(ふいっと視線を逸らし)だ、だって素敵じゃありませんか……」
普「まあ悪いとは言ってねえけど…イギリスの家がモデルなあ(ぺらぺらと紙の束を捲り)…そういやあいつの家って眉唾もののファンタジー多いよな。どっちかっつうとソドワのが嵌ってんじゃねえの」
日「ソードワールドの方も考えていたのですが、折角ですし趣向を変えてダブルクロスで楽しむのもよいかと。異能が既にふぁんたじーですし(さらり)」
普「そう言っちまえばそうか。俺様的にはアーサー王の話好きだけど…!!そうだこれだ!!王様!!(何かを閃いた様子で机を叩きながら椅子から立ち上がる)」
日「おうさま?(小首を傾げ)」
普「(手慣れた手つきで右目を手で覆い)オーヴァードが存在する世界。オーヴァードと共存する事を選択した若き王。ジャームと化したオーヴァード、そしてオーヴァードを忌み嫌う反乱分子。王が振り上げるは王に忠誠を誓いし『王の飼い犬』への鞭…」
日「な、なんと心擽るわーどの羅列……!え、ぷ、プロイセン君……天才ですか!?(目を輝かせ)」
普「ふっ、俺様にかかればこのくらい朝飯前だ!!(得意げに右目から手を離し)つーわけでこの仮想のイギリス?の世界では王様が居て王様に従う飼い犬…あー、貴族とかだといいよな何かそそるし。あと別国家の王だろ、そんで飼い犬とは別の犯罪摘発組織で…(指折り数えるその目は輝いている)」
日「ほうほう……(何度も頷き)ではそこの王を決めねばなりませんね。プロイセン君、GMやりますか?その流れで王様ぽじしょんに就いた方が?」
普「んだな。重たい過去と運命を背負いし絶対的覇者……ふっ、まるで俺様の為にあるポジションだぜ(どやああ…)」
日「では補佐官は私が務めましょう。今回のげーむ、我々が支配するのです……!(どやぁぁぁ……)」
普「おう!そん為には王様の設定もうんと重くして美味しい所に持ってけるように設定を練り上げねえとな!」
日「ええ!深い傷を負った国王……冷徹な仮面の下には悲しい過去を……」
露「持ってるんだねえー(日本の頭に両肘を置いてのし掛かってプロイセンを眺め)」
普「そうそう持っt」
日「ヒエッ!?!?」
普「ぎにゃああああああああっ!!??(驚きのあまり睫毛が数本はらはらと落ちる)」
露「やあふたりとも。楽しそうな相談してるんだねえ。ねえねえ、僕お誘いされないのなーんで?(にこにこにこ)」
日「(ガタガタ)」
普「こ、ここここ今回は少人数なんだよ!!もう人数決まってんだよざまぁみろ!(威勢よく言ってるつもりが声は震えている)」
日「そそそそっ、そうですよ!我々は今回少人数なので!!(圧力に負けながら)」
露「国王は僕でー、補佐官はプロイセン君ね。あ、日本君は僕のわんこってことでよろしく?(にこにこ)」
日「プロイセンくぅぅぅぅん!!助けてくださいぃぃぃぃ!!!(ジタバタ)」
普「…俺様自分の命大事にしてえから…命は何物にも代えられねえから(顔覆い)」
日「裏切り者ぉぉぉ!!!(震え声)」
普「これがまさにDX3…(顔覆ったまま)」
日「誰がうまいこといえと!?」

>>回想終了やでー<<

*

西「てなもんやろ?」
普「お前なんなの…何でそんな詳細に予想出来んだよ(震え声)」
日「スペインさん怖いスペインさん怖い(顔覆い)」
仏「お兄さんはロシア参戦には歓迎するけどね。面白いから(にこにこ)」
米「俺に被害がなければいいんだぞ。プロイセンと日本の反応が面白いから(真顔)」
西「親分も特に問題ないでー(いつの間にか手に持っていたトマトをもぐむしゃあ)」
南「おーう、俺も構わねえぞ(テーブルに顎を置き)」
伊「ヴェー、皆と遊べるなら俺もいいよー。ね、ドイツ(ドイツの腕に抱き着きながら)」
独「拒否したところで無駄なのは俺も学習した(イタリアの頭を撫でながら頷き)」
加「ぼ、僕も平気ですよ?」
英「……(眉間に深く皺を寄せてロシアを睨んでいる)」
露「あ、派閥の決め方に関しては僕も関与してるからね。うふふ、誰が僕に跪くのかなあ?(イギリスの視線を受け流しながら微笑み)」
仏「そうそう派閥だなんだの決める前にさ、そのぷーちゃんが考えた…多分ロシアのPCの国王?の設定って詳しくこっちに教えてもらえるの?」
西「めっちゃ重たい過去持ちなんやろ?確か」
露「半分はシークレット、もう半分は必要に応じて開示していくつもりだよ?あ、一応プロイセン君と日本君は知ってるけどね。今回の設定決めるのに付き合ってもらったから」
南「うへぇ……嫌な予感しかしねえぞ……」
英「ならその今開示出来る情報とやらを寄越せ(苛立ちを隠さず腕を組み)」
普「そう苛立つなよイギリス…。あー、お前らがキャラメイクするにあたって知らねえとなんねえことは教えるから」
露「(にっこり微笑み)立ち位置としては現在はエキストラ。本人は何処かのタイミングで覚醒するけど、自身に覚醒したという自覚のないタイプのオーヴァードだよ。姉と妹がひとりずつ。プロイセン君のPCを従える国王様……って感じでいい?(プロイセンの方を振り返り)」
普「おーおーそんなもん。まあロシアのPCと関わってけば「あーこんな奴か」ってのは見えてくんだろ」
日「ええ……「あ、ロシアさんだ」となること請け合いかと……」
米「ロシアが国王か……(納得のいってない顔)」
西「ほなロシアのPCが国王なった経緯とか理念とか教えてもらえるん?教えてもらえるんやったらサザエさ○風に答えてぷーちゃん」
普「教えられる範囲なら教えて……ってなんだよサザ○さん風って!?」
日「(両手を上にあげて腰を左右に振り)こんな感じですかね」
仏「サザエ○ん見てるとさ…お兄さん明日働きたくないなーってなるの。これはもしや恋かな?」
米「それは怠惰だよ(マジレス)」
加「やめてあげて(震え声)」
普「……(ゲンドウポーズのまま)プロイセンです。最近爺の家の焼きそばにうっかりハマっちまってソースを大量購入していざ!と意気込んでいたらあらまびっくり。よく見たらそれはソースではなくアメリカん家サイズのチョコソースでしたうっかりうっかり。さて次回のDX3は……」
日「プロイセン君、ロシアさんに手玉にとられる。アメリカさん、体重計を破壊する。スペインさん、トマティーナで大はっする。次回も見てくださいね!(ここまで真顔)」
仏「ぷーちゃん貴方疲れてるのよ(色々と)」
米「日本、いいよ無理に空気読まなくて(肩ポン)」
西「じゃんけんが入ってへん、やり直し」
日「一人じゃんけん始めても虚しいじゃないですか!誰か私とじゃんけんしてくださいよ!(涙目)」
英「に、日本!俺がその…じゃんけんの相手になってやらなくもないぞ!(日本の手を掴み)」
日「い、イギリスさん……(トゥンク)」
仏「……ナニコレ」
独「……なんの話だったかな(真顔)」
西「お魚銜えたロマ猫追いかけたい話?(きょとり)」
南「DX3やるなら俺は猫じゃねえぞこのやろー」

米「よくわかんないけどキャラシ作ればいいんだろ?なんだい?なんか設定の指定でもあるのかい?(シェイクを勢いよく飲みながら)」
仏「司会進行のふたりがなんかぶっ壊れてるしここの書類読んでいいならお兄さんが代わりに読み上げるけど…いいかな、ロシア」
露「いいよー。読んで読んでー(いつの間にか椅子に座って椅子を揺らし)」
仏「はーい。んーと、ロシアのPCが国王として治める国家…雪が世界を覆う国『スィニエーク』がお兄さん達のPCの舞台だね。PCが選べるポジションは国王の命令に従う事を絶対としオーヴァード狩り過激派の通称『魔女狩り』の討伐と国家転覆を目論む存在を始末する表は貴族、裏では『国家の狗』として存在する…えっと、<裏貴族>?」
米「oh……如何にもプロイセンと日本が考えそうな設定だね……」
仏「無駄に凝ってるよねこれ。…えーっと次が正義の名の元に街の治安と平和を守るオーヴァードとエキストラ混合の警邏組織<警察>…<裏貴族>とは似てるようで違うような役割なんだろね」
独「ほう、警察か。立場的には基本的な警察と似たようなものだとは思うが……」
伊「警察!俺警察やってみたいなー(わくわく)」
西「<裏貴族>と<警察>の違いは守るもんが国か街の違いなんかな?」
独「フランス、俺たちのジョブは指定はされているのか?」
仏「どれどれ。んと、今言った<裏貴族>と<警察>は、<裏貴族>は政治家、<警察>は警察官でワークス組むみたいだね。と、もうひとつはスィーニエークと同盟を組む別国家の長<国王>……これも政治家でワークス取るみたい」
米「だめだ、俺頭が混乱してきたんだぞ……国守る組織がふたつ?んでなんか他にもあって?(首傾げ)」
伊「ヴェー、<国王>は分かるけど確かにアメリカの言う通り<裏貴族>と<警察>の違いがわかんないや」
露「(にこにこと混乱する面々を眺めている)」
仏「んー、俺の解釈だけどさ。要は『国の為なら賄賂や殺人など汚い手段も使う国の秘密裏の存在』が<裏貴族>、『国よりもそこに住む人間を守る道徳的集団』が<警察>なんじゃない?」
加「あ、なるほど!手段の違いってことですね!」
露「まあそんな感じかなー。あ、でもスペイン君はちょっと待っててね(にこにこ)」
西「?親分?(首傾げ)」
露「(頷くとスペインに近寄り)スペイン君は、僕の推薦で国王ポジションの予定だから(耳打ち)」
西「(ぱちぱちと目を瞬かせ)なんでまた俺なん?おもろいから?」
露「んー、僕と価値観が反対だから。確かに面白いからってのはあるかもね(茶目っ気たっぷりにウインクを送り)……あ、欲しい子は持っていっていいよ?」
西「……(人差し指の爪先を口に含みながら視線をロマーノに向け)」
南「あ?(視線を感じて首を傾げ)」
西「なあロマ。親分と一緒に楽しいことせん?(ぺろりと含んでいた爪先を舐めながら笑い)」
南「……(くすりと笑うと肩を竦め)お前が望むなら、どこまでも付き合うぜ?」
西「ははっ。…ロマーノならそう言うてくれると思った(くすくすとおかしそうに笑い声を漏らし)」

露「よし、これで一ヶ所確定っと。……あとは(ちらりと他の面子へ視線を流し)」
仏「日本はおそらく<裏貴族>だろうしそうなると芋づる式で坊っちゃんはセットになるよね(ふむふむと書類を見つめ)」
露「そうなるかな。ああ、<裏貴族>の下には従者ポジションでつけるから好きな人についていいよ?」
仏「従者ねえ。お兄さんそのポジションで問題ないよ」
米「フランス、従者って誰の従者になる気だい?……まさか(ちらりとロシアを確認)」
仏「ははは。…ロシアにはもうナイト様が居るみたいだからお兄さんは必要ないんじゃないかな(ウインク)」
露「だねー、僕の下はもう満員だよ(にっこり)」
米「カナダ……」
加「ぅん?(首傾げ)」
米「俺たちの上に立つ気はないかい?」
加「!?」
仏「あらー、先に言われちゃったよ」
露「というより、意外だなー。アメリカ君なら<裏貴族>やる!って言うと思ったのに」
米「君に頭下げるのだけは死んでもごめんだからね!(がるるっと威嚇しながらフランスの後ろに隠れる)」
仏「まあカナダが<裏貴族>になったら実質俺達も『国家の狗』、なんだろうけどな!(けらけらと笑い)」
米「……ソウナンダケドサー(真顔)」
加「え、えっと……(おろおろと視線を彷徨わせ)」
仏「まあ俺達としてはカナダがご主人様ってことで守るって口実も出来るし傍に居られるってメリットがあるんだよ。だからもし俺達の上に立つことに億劫ならそれは気にしないでね、カナダ(カナダの手をとると手の甲にキスを落としてウインク)」
米「そういうことさ。俺たちが自己満足で君を上に立たせようとしてるんだ。嫌だったら断ってくれて構わないんだぞ(フランスが取った反対側の手を取って甲にキスを落とし)」
加「(赤くなって目を潤ませ)あ、あの……そこまで言ってくれる……なら、あの、僕、ふたりの傍にいれるなら(はにかみ笑いを浮かべ)」
仏「ふふ、…Merci,ma princesse俺のお姫様
米「フランス、そこはOur princess俺たちの姫君だろう?(にやりと笑い)」
加「ふ、ふたりとも言い過ぎだよ……(照れて視線を逸らしながら)」

普「…カナダの前ではあいつら無駄にかっこつけるよな(SAN値回復した模様)」
日「……ええ、本当に。フランスさんもアメリカさんも、遺憾なく発揮なされますものね(SAN値回復した顔)」
英「なあ日本。矢張お前はその…<裏貴族>か?(極力フランスを視界に入れないようにと努めながら)」
日「(イギリスの方を向くと微笑み)はい、設定敵にはとある国よりロシアさんの国へやって来た<裏貴族>の設定です」
英「成程。…日本、折り入って相談したいんだが…俺はお前の従者として就いてもいいか?」
日「!!(花が綻ぶように表情を明るくし)勿論です。イギリスさんが傍にいてくれるだなんて……心強い」
英「そ、そうか。まあ俺が居ればどこぞの糞髭や患ってる奴よりも何倍、いや何十倍も役に立つこと請け合いだからなっ(照れ臭そうに鼻の下を指で擦り)」
日「ふふっ、イギリスさんがいるだけで百人力です。ふふ、ふふ……(恥ずかしそうに両頬を手で覆い)」

普「……(予定調和だよなーと思いながら饅頭を口に放り込んでいる)」
露「(ぐるりと周囲を確認するとぱんぱんっと両手を叩き)はい!じゃあキャラシ作ってー!ルルブとサプリメントもあるからねー!」
普「!?(いつの間にか進行役が自分じゃなくなってることに驚く普憫)」
露「(どやぁ……)」

(`フ´)<し、進行役乗っ取られても泣かねえし!!
W廿_廿)<プロイセン君……泣いてもいいのですよ……
ζリ´点`)<お兄さんにはこの結末は読めてたよ…
[∂]ω[∂])<さて、ヒーローのキャラシの登場だ!

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