クトゥルフしようぜ!

クトゥルフTRPG二次創作 2016/5/3、2016/5/4
アーサー、探偵(ひかるさん)
菊、薬剤師(おぼろ)

*
5/3

【カークランド探偵事務所。そこには異国の雰囲気が漂う、眉毛が印象的な青年が経営する事務所である。一通りの仕事を終え、アーサー・カークランドは日課であるティータイムの用意をはじめる。と、直後に控えめなノック音と共にそこには見目麗しい青年が現れた。】

「お邪魔します。先日の件が解決したとお伺いしてきたのですが……」
「ああ、キクか。そこに座ってくれ」

アーサー:菊の紅茶のぶんも準備
そして右手にはスコーンのはずだったものを持って菊の前におく

「……ありがとうございます」

菊:一瞬顔を引きつらせますが、ふわりと微笑んで空いている椅子へ向かいます

「俺のお手製のスコーンと紅茶でも飲みながら話そうじゃないか。あっ、別にこれはお前の為じゃなくて俺のためなんだからっ」
「ふふ、承知していますよ。……ああ、でも申し訳ありません。手土産でドーナッツを買ってきてしまったのですが……」

菊:そういってドーナッツの袋をお渡しします

「そ、そんな気を遣わなくてもいいんだぞ。俺とキクはと、とと友達、だろ!?…け、けどまあ、ありがたくもらっとく」
「ふふ、お友達ですものね。ドーナッツ、あまり日持ちしないので、お早めにお召し上がりくださいね。……それにしても、慣れっことはいえストーカーをされるのは気分がいいものじゃないですね」

菊:そんな風に切り出して紅茶を啜りましょうか

「キクじゃなくても誰だってストーカーされて気持ちのいいもんじゃないだろ。……(真剣な表情で)それで、もうストーカー被害はないよな?」

アーサー:心底心配そうに

「ええ、貴方に依頼をしてからは取り敢えずは。私はただの薬剤師なんですけれどねえ……」
「自分が思うより思われてることだってある。それが狂気に染まることだって今回みたいにあるんだ。……それに、キクは可愛いからな」

アーサー:真剣な表情でさらっと

「ぶっ!(思わず飲んでいた紅茶を机に噴出しながら)ああっ、申し訳ありません!というより何をサラッと言ってるんですかアーサーさん!?」

菊:鞄から慌ててタオルを取り出します

「なっ!?大丈夫かキクっ(机よりも菊の方を心配しながら)さらっとって……本当のことだろ?」
「アーサーさん、ここ、日本です……普通は男児に【可愛い】という単語は似合わないかと……」
「男児とかじゃなくて、俺はキクだから言ったんだが…。キク、嫌だったのか?(不安げに見つめる)」
「……っ、あ、っ、のですね、そういう風に見つめられたら嫌などと言えませんよ……アーサーさん……」
「そうか、嫌じゃないならよかった。(ほっとした表情)まあでも俺はその…キクの顔だけじゃなくて、キクの全部が可愛いって思ってるからな!(菊の両手を握りながら)」
「はあ……アーサーさん、そういう風なことは意中の女性に仰った方が宜しいんではないでしょうか……(両手を握られて驚きながらも)……っと、忘れるところでした。ストーカーの件について、結果の報告を伺いに来たのでした」
「(一瞬可愛いとか言われて怒っているのかと考えて)…あっ、ああそうだったな。今日はその用事で来たんだもんな。…で、最近どうなんだ?」
「最近は頻度が減った気はするんですが、住所を特定された可能性がありまして……毎日手紙が(するりと左手だけを抜け出させて鞄から手紙の束を取り出す)」
「(少し手が離れたことを残念そうにするも仕事モードに入って手紙を受け取り)あー、これは間違いなく特定されてるな。手紙の方も見てもいいか?」
「ええ、構いませんよ。ただ内容がとてもお盛んなので、心した方が……宜しいかと……(少し赤面状態で俯きながら)」
「ああ、じゃあ失礼して(手紙から便箋を取り出し)なになに『貴方の風呂上りの蒸気した頬を見るたびに私のピーーーーはピーーーーして(特に恥ずかしがることなく朗読)』」
「ああああーーーーーっ、アーサーさん!朗読は結構です!!ええ結構です!!というか恥じてください!なんで恥じないんですか貴方!!(ぶんぶんと両腕を振りながら)」
「え、このくらい大した内容じゃないだろ(さらっと)。けどその相手がお前となるとそうはいかねえよな。…お相手は昇天させてくれるのをお希望(のぞみ)だしな」
「……合法的に調査してくださいね。私、嫌ですよ?お友達が逮捕されたなんてニュースを見るのは……」
「ああ、程々にするさ。紳士的に、な(紳士スマイル(笑)を浮かべながら)」
「ええ、ぜひとも紳士的和平交渉をお願いしたい所存です……以前の件で苛立ったからと暴力は宜しくありませんよ?」
「俺がすぐに暴力に走るように見えるか?それにやりようなんていくらでもあるしな!(ドヤ顔)」
「……時々?(ぼそっと)ああ、でも困りましたね……マンションと言えど軽々しく引っ越すのも無理なのが現状です……」
「ああ、それなら問題ないぞ。その手紙こっちで預からせて貰えればこっちで手立てさせてもらう。あとキク、この紙にお前の名前書いてもらっていいか?(適当にメモとペンを差し出す)」
「ええ、ぜひ預かってください……私も男ですが、いくら何でも気味が悪いので。……?ええ、名前ならいくらでも書きますが……(紙とペンを受け取ってすらすら)……これでよいですか?」
「Thank you.(メモをもらう)ああ、これでお前の悩みを解決してやれる。だからこの件は暫く俺に任せてキクは自分のペースで過ごしていいからな(少し楽しげな笑みを浮かべている)」
「???名前で?筆跡を真似るんですか?ま、まあお言葉に甘えてゆっくりと仕事に専念……する前に、アーサーさん。今日のお夕飯は何か食べたいもの、ありますか?」
「(菊の唇にそっと自分の人差し指をそえて)shh…。まあ、俺に任せとけよclient?……んー、飯か。キクの作るものなんでもうまいからなんでもいいぞ」
「!?(目をぱちくりさせ)……なんでもいい、ううん……それが一番困るのですが、あっ!じゃあビーフシチューでも作りましょうか!少しなら作り置きできますし、アーサーさんも火加減を間違えなければ食べられますから」
「ビーフシチュー…(じゅるり)」

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