クトゥルフしようぜ!
付き合いって色々あるよね
露「ねー、日本君ー」
日「ああ、ロシアさん。……お疲れ様です」
露「約束のお花、準備できた?」
日「……ええ、ただ量が多すぎますので……此処には持ち込めていませんよ」
露「えー、なんでー?僕、楽しみにしてたのにー!」
日「サイズを!考えてください!向日葵一本でどれだけ大きいと思ってるんですか……」
露「ちぇー……あ、じゃあこの後暇だよね?一緒に一杯どう?」
日「……先約があります」
*
香「イギリス、イギリス」
英「ん?何だよ香港」
香「俺これから台湾と呑みに行くからイギリスは帰れ的な」
英「はああ!?」
台「おーい、香港!行かないノ?(ぶんぶん)」
香「てなわけでイギリス。次呑みに行く時はまじ奢ってほしい的な」
英「お、おい待て香港っ……(呼び止めようとしていた行き場のない手をゆっくり下ろし)…はは、どうやらしてやられたようだな」
香「……はあ、俺かなり空気読めるいい男(やれやれといった様子で)」
台「自分で言ったら世話ないヨ、でも恋路を応援するいい男だネ!偉い偉い(頭をぽんぽん)」
香「子供扱いとかこのご時世まじ流行らない的なっ(ぽんぽん撫でる手を少し照れながら振り払いながら)」
台「あははっ、香港は照れ屋さんだネ!さっき老師も呼んだからみんなで打ち上げしようヨ!」
香「じゃあここは年上にたんまりと奢ってもらうのがセオリー的な(により)」
台「だネ。美味しいご飯いっぱい奢ってもらうヨ(によによ)」
*
英「さてと(律儀にしめていたワイシャツの第一ボタンを開けてネクタイを緩めながら)…日本の部屋は確かこっちだったな」
露「先約ってどうせイギリス君でしょ?毎回一緒なんだからたまには僕と飲もうよー」
日「ですから、アメリカさんみたいなこと仰らないでくださいって!」
英「まったく、超大国ってのはもっとsmartに誘うことが出来ないのか?ああ、図体が大きいから仕方がない話か(日本を自分の方へ引き寄せながらロシアへにやりと笑みを浮かべる)」
日「わわっ!?(不意の動きに驚きの声をあげ)」
露「!……またそうやって日本君を独り占めして。……日本君、今度は一緒に飲もうね?(しょんぼりとした様子で去っていく)」
英「……まったく、油断も隙もあったもんじゃないな(はあ、とため息をついて)」
日「申し訳ありません……お断りしきれなくて、困っていました(苦笑い)」
英「いや、ロシアもアメリカも話を聞かない奴らだからな。対応に困るのは仕方ない話だ」
日「……あれ。イギリスさん(すんすんと鼻を鳴らし)……お酒、召し上がらなかったんですか?」
英「……香港にふられちまってな(苦笑いを浮かべながら)」
日「あらまあ。こんな美人さんを振るなんて失礼な方もいたものですね(口元を隠しながらくすくすと笑っている)」
英「どうやらこの顔は見飽きられたらしい。他の女と呑みに行くとふられ、大変に傷心状態なんだ(くすくすと笑いながら)…慰めてくれるか?」
日「ふふ、そのお方は非常に目がない。……じいさんで良ければ、慰めて差し上げましょう。よしよし(わざとらしく頭を撫でる)」
英「…まだだな。そんなんじゃ心の傷は癒えねえな(撫でる手を掴み、自身の頬に触れさせる)」
日「……ふふ、イギリスさんは猫さんみたいですねえ(頬を撫でながら少しずつ顎へと指を動かして)」
英「可愛らしく鳴くのをご所望か?(顎へ触れる指先をぺちゃりと舐める)」
日「!……ええ、可愛く鳴く貴方もいいですねえ(ふわりと優雅に微笑んで)」
英「……(舐めながら意図的に上目遣いで見上げながらどこか艶めかしい笑みを浮かべて)…にゃーお」
日「〜〜〜〜っ!!!!(動かしていなかった手で口元を覆って目を輝かせて震えている)」
英「はは、どうだ驚いたか……って日本?(日本の様子を不思議そうに見つめる)」
日「じ、じじいは……じじいは萌え死にそうです……ああ、ボイスレコーダーとカメラを……用意してればよかった……!(うるうると目を潤ませ)」
英「…………はむっ(舐めあげていた指を甘噛みする)」
日「いだっ!?(不意の甘噛みに驚いて声をあげる)」
英「俺が理解出来ない言葉を発してる日本が悪いんだからな(噛んだところを癒すように唾液を含んで舐めながら)」
日「っ、それは申し訳なく……って、イギリスさんっ、ここ外です廊下です!人が見ておりますっ(あわあわとしながら)」
英「…だから?(目を細め、感情の色のない声を出して)」
日「ですからっ、通路ですっ、公共の場所ですっ!(甘い声を出さないように少し震えた声で)」
英「いい機会じゃないか(にっこりと微笑みながら)お前は誰のものかって見せつける…な?」
日「ひ……っ、(思わず小さく悲鳴を漏らし)……せ、せめて私の宿泊部屋に……!」
英「……(どこか物騒な光を宿した目で日本を見つめる)」
日「い、イギリスさん……?へ、部屋に……(恐る恐ると言った表情で)」
英「……(ふう、と一息ついて)分かった。予定通りお前の部屋で、な」
日「(ほっと胸を撫で下ろして)……では、失礼しますね(振り向いてカードキーを差し込んで開錠)」
英「……(何やら考え込むように顎に指を添えている)」
日「……イギリスさん?どうぞ、お持て成し出来ませんが……(扉を支えながら)」
英「ああ、オジャマシマス(日本の形式にそって頭を下げて入る)」
日「ええ、いらっしゃいませ(扉を閉めて所定の位置にカードキーを差し込むと電気をつける)」
英「……なあ、日本(少し考え込みながら)」
日「はい、どうなされましたか?(くるりと振り向く)」
英「俺は、ロシアの言う通り…その、独り占めしすぎか?お前を」
日「……いいえ、そんなことありませんよ。それでしたら、私だってイギリスさんを独り占めし過ぎでしょう?欧州の皆さんに後ろから刺されたって文句が言えないくらいには(ふわりと微笑みを浮かべる)」
英「……そう、か?(少し不安げに見上げる)」
日「ええ。……だから、大丈夫ですよ。もっと貪欲に求めてくださって(にっこりとした笑顔のままで)」
英「俺は、お前のこととなるとどうやら周りが見えなくなるみたいなんだ(苦笑いを浮かべて)少し冷静になれた今、さっきのお前に対する行動も他の奴等なら抑えられるのに、お前だからああなっちまって……情ねえよな」
日「(表情をすうっと消すとイギリスへと近寄り)……私だって、貴方が誰かと一緒にいるだけで嫉妬してしまうんです。年寄りじいさんなのに、笑ってしまうでしょう?(両手でイギリスの頬を包み込み)」
英「(頬を包むその手に自身の手を添え)…ああ、笑っちまうな。お前がそこまで俺のことを思ってくれることが嬉しくて、にやけちまうな」
日「本当はね、香港さんと飲みに行くってお話を聞いただけで私の腸は煮えくり返っていたんです。……でも、帰ってきてくださるんでしょう?だーりん?」
英「!!…っ(衝動のままに日本の後頭部を押さえながら深い角度のキスを交わし)…その、ごめんな」
日「!?(性急な口づけに驚き肩を跳ねさせるものの静かに目を閉じ)……いいえ、我々にも付き合いというものがありますから」
英「ん、(角度を変えながらキスを何度も交わしながら)…まあ俺も、お前と中国が仲良くしての見て、ちょっと…ん、嫉妬した、けどな」
日「っは……ぁ(とろんと蕩けた眼差しで)……ふふ、中国さんにはお世話になっていますから」
英「(キスを交わしながらも日本の上着を器用に肩口へずらしていきながら)ふっ…、ロシアにも、嫉妬してた、っつたら?」
日「っ、(衣擦れの感覚でびくりと震え)……ん、そ、れは……驚き、ます……」
英「ほらな、ほんっと、んん、…どうしようもねえ(音を立ててキスを交わしたあとに至近距離で困ったように笑いながら見つめる)」
日「で、も……(視線を合わせてはにかみを浮かべ)嬉しい、です……」
英「…可笑しい、呆れる、じゃなくてか?(小首をかしげながら)」
日「……だって、それだけ私のことを想ってくださるのでしょう?(そっとイギリスの頭を撫で)」
英「……間違っては、ねえ(気恥しさを覚え、少し頬を赤らめながらぷいっと顔をそらす)」
日「ふふ。ほら、目をそらさないでくださいな。私はここですよ?(おかしそうにくすくすと笑い)」
英「じ、自分の気持ちを言い当てられるのは苦手なんだっ(ゆっくりと顔を日本の方へ向けるも頬は赤い)」
日「あら、まあ。真っ赤ですよ、お可愛い(頭から頬を撫でるように手を動かし)」
英「……(ジト目で日本を見つめながら)可愛いのは、お前だろ」
日「何を仰る、可愛いおひと(嬉しそうに目を細め)」
英「……ふんっ(日本に足払いをして、バランスを崩しかけたところを腰に手を添えて支え、顔をのぞき込むように)…じゃあ今からはその可愛い俺に可愛く鳴かされてくれよ?Darling」
日「う、わ!?(驚きに目を見開き)……ぜ、善処します……」
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