クトゥルフしようぜ!
〜その頃隣の部屋では〜
伊「んー、なんにも聞こえないや(壁に耳を当て聞き耳を試みるも肩を竦め)」
独「当たり前だろう。秘匿会議の為に防音設備は整っているんだから(肩を竦め)」
普「……はあ(深いため息をつくとどら焼きに頬張る)」
西「あ、ロマーノ?今会議室の隣の部屋でみんなでお茶しとるねんけどロマーノも来うへん?(スマホを耳に当てて通話中)」
南『は?つーかどこで会議してんだ今回(がたがたと何処かへ歩く音がしばらく続き)……ジャガイモん家か。おーう、30分くらいで着くわ』
西「ん、待っとるでー(スマホの通話終了ボタンを押し)ロマーノも来るってー」
日「おや、ロマーノ君もいらっしゃるのですね。……プロイセン君、今回御愁傷様でした(合掌)」
普「フランスのあの目、見たかよ。なんだあの目、喧嘩の時に見て以来の物騒な目だぜ。おーこわっ(どら焼き片手にお手上げだと手を挙げ)」
英「お前は糞髭にとっては天敵だから。あと俺もお前は敵だ(ロシアのマフラーを引っ張りながら入室)」
露「くーびーがーしーまーるー!!もっと優しく持ってよ!!(ぽこぽこと怒りながら入室)」
英「お前が最後まで見るーとかぬかすからだろ!あれか、超大国は空気を敢えて読まないスキルでもあるのか!?」
露「えー、だって弄るネタに出来るじゃないか。イギリス君も自分の弟のそういうとこ、ちょっと見てみたかったでしょ?(きらんと目を輝かせ)」
英「弟が快楽に塗れてる所を見物とか常識が疑われるだろばかぁ!というかお前もアメリカに嫉妬なんてしてんじゃねえ!(びしりとロシアを指差し)」
露「嫉妬?やだなあ、アメリカ君がムカついたからちょーっと背骨折ってあげようかなーって思っただけだよ?(いい笑顔)」
英「ムカついてるのが完全に嫉妬だろ…(はああとため息をつき)」
露「嫉妬なんてしてませーん!プロイセン君がアメリカ君と仲良くなったらその流れでみーんな僕のものだから嫉妬しませーん!(そう言いながらも嫉妬している気配は垂れ流し)」
普「……(ロシアとイギリスの会話にどら焼きを食べる手が止まる)」
日「あの、正直な意見をひとつ……発言よろしいでしょうか?(控えめに挙手)」
英「?どうした日本」
日「……俗に言う、ツンデレでは?(爛々と目を輝かせ)」
露「はい?(真顔)」
西「つまりイギリスと同じようなめんどくさいのん?」
露「ちょっと止めてよイギリス君と同類とか嫌なんだけど(真顔)」
英「おいコラ」
日「イギリスさんを罵倒したらけつばっとです!(きりっ)」
露「ヒエッ」
西「(さっとお尻を手で隠す)」
普「ツンデレってお前…ロシアのツンデレって…」
日「ツンデレ要素はあるかと思い……ハッ、ヤンデレ……」
独「一番最悪なパターンだな(真顔)」
伊「ヤンデレってあれだよね。これが私の愛よーって暴力奮ったり追いかけっこしてきたり貴方は私のものって言っちゃったりするあれ?」
西「いやイタちゃん暴力はそないにぷーちゃんにふるっとらんと思うで」
露「そうだよ暴力なんてよくないよ!きちんと話し合い(一方的)したら分かり合えるからね!」
普「……ソ連時代に被害被ってた俺様の話をいよいよ話す時が来たか(ゲンドウポーズ)」
露「えー、それって主にリトアニアと仲悪かったからじゃないの?(ぶうっと頬を膨らませ)」
普「あいつもあれだがあん時のてめえはすぐキレてたろだろ!だいたい被害者は俺様だしひでえ時は毎日どこかしら骨折やら脱臼させられるわ腕折られて飯食えねえからあのリトアニアにあーんしてもらうわってすっげえ屈辱だったんだからな!!(テーブルをバシンと叩き)」
露「き、記憶にないなー(視線逸らし)」
西「ぷーちゃん…なんかあまりにも普憫すぎて親分引くわあ」
独「兄貴がうちに帰ってきてからの謎の傷跡はそれが原因だったのか……(真顔)」
普「……(テーブルに置いていたどら焼きの残りにかぶりつき)…まあ過去の話はこれ以上蒸し返さねえけど。今はそんなことはねえのはねえし」
露「あの頃は色々あってストレスがマッハだったんだよ……今は温厚な僕でしょ?ねー、みんな?(にこやかに振り返り)」
英「……(視線逸らし)」
日「のーこめんとでお願いします(真顔)」
伊「ヴェヴェー…」
独「……温厚とはどこを指せば温厚なのだろうな(遠い目)」
中「(ぱたりと扉を開き)お前ら、まだくだらないことやってるあるか」
日「おや、中国さん。お帰りなさい。いやはや、色々とありまして……」
南「邪魔するぜー(中国が入ってきた扉からぬっと顔を出し)」
中「さっきそこでばったりあったある。というか会議参加してないのに休みの日に会議室へと来るとは暇人すぎるある(ロマーノを長い袖で指差し)」
西「親分がロマーノを呼んだんやで!いらっしゃいロマーノ(にかっと爽やかな笑みを浮かべ)」
南「おーう。家にいても暇だしな、面白そうだから来てやったぜ!(どや顔でふんぞり返り)」
伊「あ、兄ちゃん兄ちゃんいらっしゃあい!今ね、プロイセンとロシアの話を聞いてたんだよー(とてとてとロマーノの元へ駆け寄り)」
南「なんだ、遂にロシアがプロイセンの顎でも砕いたか?(当たらずとも遠からず)」
露「顎は砕いてないからね!?」
普「おい顎はとはなんだ、誤解生むような言い回しすんな!!」
日「(苦笑しながら椅子を用意し)スペインさんのお隣でいいですか?」
南「構わねえぞー。顎砕きロシアの近くじゃなきゃ」
露「まってなんか酷い風評被害発生してるんだけど!?」
中「欧州は相変わらず意味わかんねえ国家ばっかりある…(やれやれとパンダを撫でながら)」
日「ええ……本当に複雑怪奇です……亜細亜に生まれてよかったなあ、と痛感しておりますよ(深く頷き)」
中「そもそもお国同士の付き合いに我は口出ししねえあるが何組かはなんでくっついたかわかんねえ奴らばかりある。相手に脅されてるあるか(空いていた席に腰掛け腰をぽんぽんと拳で叩く)」
日「あー……なんというか、素直じゃない方だらけなんですよねえ。会議に出席する度に真顔になっていますよ、私(久し振りに兄孝行をしようと腰掛けた中国の肩を揉み)」
中「その素直じゃないの中に日本、お前も含まれてるある。……ん、もっと強く揉むよろし(気持ちよさそうに目を細める)」
日「むむっ、失礼な。私は素直な部類ですよ?(不服を口にしながらぐいっと力を込め)……にーに、このくらいで如何です?」
中「あーそこある。もう少し上気味に揉むある(肩の力を抜きながらリラックス状態)」
日「上ですね、この辺で……(もみもみと揉み続け)いやはや、にーにの肩を揉んだのはいつ以来ですかねえ……」
中「年月なんて我には長すぎて過去を計算するなんて無理な話ある。…ん、日本。そこ指圧もかけてほしいある(とんとんと項あたりにある希望する部位を指で指し)」
日「指圧……これまた教わった技術を披露致しましょう(くすりと笑うと指定された位置をぐりっと親指で押し)もう少し力、いれた方がいいですか?」
中「んぅ、もう少し体重のせるある。…っ、は、そう、そのくらいでよろし(指圧と肩揉みで筋肉がほぐれていく様に顔を上げ)」
日「何せにーに直伝ですので(やりきった顔で笑い)……イギリスさんもこれ、好きなんですよ?」
中「へー阿片が…あへn(イギリスの方へ振り返ると一時停止)」
英「……(にこにこと綺麗な笑みを浮かべているが目は笑っていない)」
日「い、イギリスさーん……?め、目が……笑ってませんよー……?(震え声)」
中「めんどくさいあへん(真顔)」
西「あんなん完全に兄弟の語らいやんな(苦笑いを浮かべ)」
南「マジでそれな。完全に俺とヴェネチアーノが普通に駄弁ってるノリだったぞ、あれ」
普「さっきはロシアに嫉妬すんなっつったのはどこのヴェスト…どいつだったか(どら焼きの半分をさらに半分にちぎりロシアの口に放り込み)」
露「(むぐむぐと咀嚼し)……これつぶ餡!こし餡がいい!(きちんと平らげてから文句を垂れる)」
普「んなの食ったらこし餡もつぶ餡も変わんねえだろ!我儘言うな!(テーブルに置かれたマーブルチョコの蓋を開けながら)」
露「違うもん!ほら、口の中になんとなーく残るこの悲しい感じ!こしてある方が美味しいんだよ!(持論を展開しながら奥の方に置いてあったドーナツを頬張る)」
普「はあ?どっちかってとつぶ餡のがお得感あるだろ!つぶ入ってるーみてえな!(力説しながらもロシアの空いている手にマーブルチョコを置き)」
露「(チョコを受け取るとドーナツと一緒に食べ)……なんかぼそぼそしてない?あれ。僕あれ、なんかダメ(急に真顔)」
普「あのぼそぼそ…じゃねえつぶつぶがいいんだよつぶつぶが!さてはお前、あんぱんもこし餡がいいーとかぬかすつもりか?(がりがりとマーブルチョコを噛み砕きながらマーブルチョコの箱でロシアを指差し)」
露「え、日本君からもらう時は(圧力を掛けたから)必ず全部こしあんだよ(真顔)」
普「(近くにあったポットに二人分のお茶を入れるとロシアの方へ1つ置き)んなことで圧力かけんな圧力を!なあ爺、お前からもなんか言ってやれ!(日本の方を振り返りびしりと指差し)」
日「恐れ入りますすみません!無理です!(イギリスの威圧感に耐えながらの震え声)」
中「それより今のは何あるか。ふたりは事前に練習でもしたあるかあれは(ロシアとプロイセンを指差し)」
日「(両手を挙げて降参ポーズを取りながら)阿吽の呼吸は完璧なんですが見事に味覚が真逆なお二人でお送りしました?」
中「……そういえば前からこいつらはこうであるな(遠い目)」
日「でしょう?というか、中国さん。貴方の方がロシアさんに関しては私より詳しいでしょう。連合仲間ですし」
中「……(腕を組みながら)俄羅斯は俄羅斯ある」
英「確かに(中国に同意するように頷き)」
露「あれ、もしかして僕のこと悪く言ってる?やだなあ、仲間でしょ?(首傾げ)」
中「な、ななな何にも我は思ってねえある!(動揺)」
日「連合の関係も複雑怪奇です……(真顔)」
西「連合もなんやあれやね。殺伐としとるかと思ったら違うたりそうやったりよう分からんねえ(ロマーノとシフォンケーキの1ホールを一緒に食べている)」
南「(フォークにケーキを突き刺し)つーかよ、枢軸連中が仲良すぎるだけなんだよ。見てて微笑ましくなるとかどんだけだよ(思わず真顔になり)」
西「仲良しなんはええことやん。ぎすぎすするよりかは断然ええと思うで。今ではその枢軸と連合から付き合うとる人も何人も居るねんし(口いっぱいにシフォンケーキを頬張り)」
南「あー、最たる例が島国か。あいつらはまあ、だよなーとは思ったけどな(肩を竦めながら目を細め)」
西「日本はまあバレバレやったやんな。それを隠そうとしてるんがかえって親分達が心配したいうか…まあイギリスもそうやったんやない?(フォークを振りながらこくこくと首を振り)」
南「プロイセン相手にびーびー泣き出した時は何事かと思ったもんなー。あいつ、ヴェネチアーノとかジャガイモ相手だと本気で我慢して隠そうとしてたもんな……眉毛様とくっついた時はマジで肩の荷が降りた感じだったぜ……(シフォンケーキを口に放り込み)」
西「ふたりにはこそ余計にそないなとこ見せたなかったんちゃう?…あーでもぷーちゃんは割とそういうとこ見せてもええかなーいう安心感ってのがあるんかな。…くっついたんは親分もほっとした所やで。でも親分、昔の荒れてた眉毛知っとるからちょっと心配やったけどなあ(お茶に手を伸ばすも中が空っぽなことに気付く)」
南「ん、空か(席を立つと向かい側に置いてあったコーヒーマシンからコーヒーをふたり分用意して戻り)……荒れてた頃の眉毛様なー、俺がいまいち覚えてねえんだよ。お前がうまいこと情報隠してたから(片方のコーヒーを手渡し)」
西「Gracias!(コーヒーを受け取るとにこりと微笑み)そりゃああんなんロマーノに見せるんは教育上ええことないやん。あんなん見てロマーノが影響受けてもうたら…ああ、考えただけでも怖いわあ」
南「(軽く片手を挙げ)影響ってもお前の影響のが強いからな、俺。ヴェネチアーノよりスペインのが俺に似てるって言われるレベルだぞ(苦笑しながらコーヒーを口に含み)」
西「…ほんま?ほんまなら嬉しい限りやわ、ははっ(心の底から嬉しそうな笑みを隠すことなく浮かべ)」
南「(スペインの嬉しそうな顔に恥ずかしいやらなにやらでむぐむぐと唇を噛み)お、おう!割とよく言われるぜ!似てますねー、みたいに」
西「いやー、なんや嬉しいけどなんや照れるなあ。あ、ロマーノは似てる言われて嬉しいん?(ずいっと顔をロマーノに近付けると瞳を覗き込み)」
南「(急に瞳を覗き込まれてびくっと肩が跳ね)……う、嬉しいに決まってるだろこのやろー(耳を赤くしながらぼそりと呟き)」
西「ん、(ロマーノの唇に軽く触れるキスを落とし)ロマーノが嬉しいん、俺も嬉しいわ(柔らかく目を細めながらロマーノを見つめ)」
南「(真摯な瞳に視線を彷徨わせてから照れ臭そうに笑い)……それは、俺もな。スペインが嬉しいなら、俺も嬉しいぜ」
西「せやったらお互い嬉しないとあかんな。これが日本の家で言う…んー以心伝心?(小首を傾げ)」
南「ははっ、違いねえや。以心伝心か、悪くねえよな。……まあ少し照れるけどな(鼻の頭を掻き)」
伊「ヴェー、兄ちゃん達ラブラブだなあ。……(ロマーノ達を微笑ましげに見つめていたが徐々に眉毛が八の字になっていく)」
独「む、どうしたイタリア。ロマーノを取られて拗ねてるのか?(イタリアの頭をぽふぽふと撫で)」
伊「拗ねてないやい。…ちょっと、寂しくてちょっと知らない兄ちゃんが居るんだなーってびっくりしてるだけだよ(ぷくうっと頬を膨らませ)」
独「いや、それを拗ねていると言うんだろう(苦笑しながら頭を撫でていた手を止め)……気が付いたら、身内は離れていくものだなあ」
伊「……(ドイツを上目遣いで見つめ)ドイツも、寂しい?」
独「……寂しい、ではなくて悔しい、だな。俺より優先する相手がいることに。いつまでも兄貴は俺の傍にいるものだと思っていたからな。……あいつの話を聞く度になんとも言えない気分になるのはイタリアと同じだな(真面目くさった顔で呟き)」
伊「そっか。ドイツも俺と同じだったんだね(ドイツの方へと体を預け)…兄ちゃんには幸せになってほしいしずっとずっと笑っててほしい。それは本当に本当なんだ。だけどそれだけじゃない俺が居るの、なんかやだなあ」
独「唯一の家族だ。その感情は間違いじゃないさ。……ただな、やっぱり割り切れないものはある。俺にとっての兄貴がそうであって、お前にとってのロマーノがそれだ。……ここにはいないが、アメリカにとってのイギリス、中国にとっての日本だってきっと俺たちと変わらんさ(割り切れないながらになんとか結論付け)」
伊「(こくんと頷き)俺達だけじゃないもんね。皆きっとこんな感情を抱えてるんだよね。…ねえドイツ。寂しくなったらまたドイツの所に行っていい?(ぎゅうっと服の袖を掴み)」
独「勿論だ。いつでも遊びに来い。……ああ、だが事前に知らせてくれ。クーヘンを焼いてもてなしてやらんとな(優しく目を細めて笑い)」
伊「!!(わかりやすいほどに表情は喜びのものへと変わり)うんうん!絶対連絡する!ドイツのクーヘン食べたい!あ、ドイツも寂しくなったら俺の家においでよー。俺がオモテナシするよー(何度もウインクを披露する)」
独「おお、そうか。そうだな、ティラミスやピッツァが恋しくなる季節だな……また近々遊びにいかせてもらうよ(イタリアのウインクにくすりと笑い)」
伊「ヴェヴェー!…あ、でもドイツの家の子が一気に俺の家に来るのは勘弁してね。ちょっと怖いから(もじもじと指を遊ばせ)」
独「わかってる。何回も言わなくても忘れないから安心しろ(ぽすぽすと頭を撫で)……まあ、大群で押し寄せるのはお前の家が興味深いからだがな」
伊「ほんと?ドイツの家の子、ベッラも沢山だけど俺よりでかい子居るしなんか怒ってるのかなーってちょっとびっくりしちゃうから…」
独「?怒ってないぞ、まあ背が高いのは認めるが……そうか威圧感があるか……(ちょっとショックな様子)」
伊「ヴェヴェ!でもでも!皆すごくいい子だよ!日本とドイツの国の子は皆礼儀正しくて優しいんだよ。だから俺、ちょっと怖いけどドイツの家の子好きだよ!(澄んだ目をドイツに向けて)」
独「(手放しの称賛に気恥ずかしくなりながらもくしゃりと表情が崩れ)……なんだ、今日はずいぶんと俺を誉めるな(そういいつつ嬉しそうな声色)」
伊「ドイツを褒めたいから褒めてるんだよー?え、駄目だった?(小首を傾げながら)」
独「いや、……慣れなくて照れているだけだ(こめかみ辺りを人差し指で掻き)」
伊「照れることないってー。ドイツを皆えらいえらいって言ってるんだからその通りだぞって胸張っちゃえばいいんだよー。ドイツ、胸あるし(ウインク)」
独「胸は胸筋だ(苦笑)……そうだな、変に謙遜してしまうのも相手に悪い。褒められたら素直に受けとるか(ぽすぽすとイタリアの頭に手を乗せて軽く叩き)」
伊「うんうん。俺ね、ドイツが嬉しそうなのも見てるの好きだよ。だからドイツにももっともーっと嬉しくなって欲しくて仕方ないんだあ(頭を叩いていた手を自身の頬へと運び頬擦りしながら気持ちよさそうに笑う)」
独「……なんだかお前も成長したな。最初のへたれなお前も、気付けば随分と逞しくなったものだ(深く頷き)」
伊「俺成長してる?じゃあドイツみたいにムキムキにな…(嬉々として袖を捲るがドイツと比べて貧相な腕を見つめ)てないや」
独「……そうだな、筋肉はついていないな。俺が言いたかったのはハートの方なんだが(伝わっていなかったことに何とも言えない表情を浮かべ)」
伊「あ、でもでも!白旗を振るのが前よりも苦じゃなくなったんだよ!見ててねほらぱたぱたぱたぱた〜(両手でどこからともなく取り出した白旗を勢いよく振り)」
独「白旗……(頭を抱え)そうだな、白旗を振る前にもう少し戦闘訓練もすべきだと思うぞ(そう言いながらもそれがイタリアだと納得している様子)」
普「……やっぱりヴェストとイタリアちゃんは天使、はっきりわかんだな(2人の様子を微笑ましげに眺めながらひよこ饅頭の表皮剥き作業)」
露「出たー残酷な食べ方ー(横目で確認しながらも顎を机に置いてぼーっと会議場を眺めている)」
普「あ?人の食い方にケチつけんなよ。お前のなんでもマヨネーズと紅茶にあほみてえなジャム投入よかよっぽどマシだろ(解せぬといった表情を浮かべ)」
露「エネルギー補給ですー、あれないと雪国で生きられないんですー(ブウブウと文句を垂れ)」
普「だからって限度あんだろ限度が。バルトの連中はそんな食い方してなかったぞ。俺様も一度食ったことあるけどお前よくあんなの好んで食べれるな。馬鹿舌かよ(餡子の方を口に放り込み)」
露「どうせメシマズ国家ですよー、だ。フランス君とかイタリア君とかの方が美味しいもの食べてるもん(溜め息混じりに目を閉じて周りの音に耳を澄ませる)」
普「……おい拗ねんなよ。餓鬼か(はあっとため息を漏らし)」
露「拗ねてまーせーんー。僕はちょっと疲れて眠いから休眠モードに突入したんですー(そう言いながら耳を澄ませているとぱちりと目を開けて立ち上がり窓の方へ向かっていく)」
普「?なんだ、なんか居んのかよ(小首を傾げロシアの元へ歩み寄り)」
露「……鳥の家族(囀りが聞こえていたようで窓ガラスに手を当てて嬉しそうに眺めている)」
普「…(ひょこりとロシアの後ろから顔を覗かせると視界に鳥達が目に入り微笑ましげに見入る)」
日「なんだかんだ仲良しなのですよねえ(窓の外を覗くふたりを横目に見ながら)」
中「そのまま番のまま黙ってればいいある(幾分軽くなった肩を回しながら)」
英「ついでに言うとプロイセンは日本離れをしてくれ、切実に(真顔)」
日「私離れもなにも……元師弟なのですが……(困惑したように苦笑)」
中「阿片はいい加減その嫉妬深さを悔い改めるあへん。その濃い眉毛共々見ていて暑苦しいあへん(袖で口元を隠しながらげんなりとした様子でイギリスを見つめ)」
英「……おい中国(ぎろりと中国を睨み)」
日「……中国さん、あの……嫉妬深いのは私も似たようなものでしてね……(視線を逸らしながら)」
中「嫉妬なんて誰もがする感情ある。それは日本にも我にだってあるある。けど阿片。お前は日本をもっと信用するあへん!そこまで嫉妬深いの、日本を信用出来ねえあるか!(謎の太極拳ポーズを披露しながら)」
英「なっ、…俺は日本を信じてるに決まってるだろ!(中国に噛みつかん勢いで)」
日「あわわわっ、イギリスさん落ち着いてください!中国さんも煽らない!(慌てて間に割って入る)」
中「煽ってねえある。確認してるだけある(特に表情を変えることなく冷静に)」
英「……(クールダウンするために額に手を当てて近くの壁に凭れる)」
日「(おろおろとイギリスと中国を交互に見遣り)……イギリスさん、中国さんも悪気があったわけではなくて……私はイギリスさんが私を信じていないとは思っていませんよ?」
英「……っ、分かってる。分かってはいるが…(何か言いたげにしているが唇を無理やり結び)」
日「……何か伝えたいことがあるのならば、私に伝えてくださりませんか?空気を読むのは得意ですが、隠し事を暴くのは苦手で……貴方の心が、知りたいのです(やんわりとイギリスの隣に寄り添い)」
英「(日本を横目で見るも視線が合いそうになると気恥しそうに視線を逸らし)…自信がねえのはお前への信頼じゃなくて俺に対して…なんだよ」
日「おやまあ、彼の世界の絶対覇者たるイギリスさんが自分に自信を持たずしてどうするのですか。……なんて、不安になるときもありますよね。私もです。自分を信じられなくて悩むときもあります。勿論、中国さんやアメリカさん、フランスさんだってそうだと思いますよ?(口許に手を当てて優しく微笑み)」
中「阿片の心はまったく読めねえある。我はむしろ読みたいとは思わないあるが日本を娶る以上は堂々として貰わないと困るある。なんなら我がその曲がりきった根性をこの太極拳で…(イギリスに向かって太極拳の構え)」
英「その胡散臭い拳法を喰らうのは勘弁だ(真顔)」
日「胡散臭いのは否定できなくてとても困っているのですが……なんでしょう、中国さんにきちんとそこまで想われていたとなると照れると言いますか……中国さん、私……イギリスさんと幸せになりますからね(うっかり幸せで涙が出そうになるのを堪え)」
中「(太極拳の構えを解きながら)日本……わ、我は(日本の表情におろおろとした様子で)」
英「義兄さん俺に弟さんを嫁にください(日本に触発された様子で突然の土下座)」
中「阿片のはただ我を馬鹿にしてるだけあるな!何か悪意を感じるある!!(きいっと袖を噛み)」
日「あ、あはは……にーに。イギリスさんは好い人ですから大丈夫ですよ。私が大切にされてること、ご存知でしょう?(苦笑しながらふたりを交互に見つめ)」
中「そ、それは分からなくもないあるが…(イギリスを横目で見つめ)」
英「(土下座から顔を上げ中国と目が合うと日本に見えない角度で愉しそうに目を細める)」
中「…………阿片はどの時代でも阿片ある(真顔)」
日「……え?(キョトーン)」
英「俺が俺なのは当たり前だろ(その場から立ちあがり膝を叩く)」
中「ぐぬぬぬぬぬっ…(悔しさのあまりパンダを強く抱きしめる)」
日「ああっ、ぱんだが!(抱きしめられて潰れ掛けているパンダを見てあわあわと両手を振り)」
英「中国、お前の外交の切り札が苦しそうな顔してるぞ(ふふんと鼻で笑いながら腕を組み)」
中「やっぱり阿片はいけ好かねえあるううううう!!(抱きしめる力は緩めるもパンダの耳を悔しげに噛む)」
日「あああっ、お耳が!お耳が!!(イギリスの服を掴んでパニック状態)」
英「なんだ、腹が減ってるのなら俺のスコーンでも食べるか?(日本の頭を撫でながら懐からスコーンらしきダークマターを取り出す)」
中「那種事要拒絶!!」
日「……そ、その辺は私も中国さんの意見に同意いたします(途端に冷静になって視線逸らし)」
英「スコーン…(シュン)」
日「す、すこーんは私がいただきます(震え声)」
中「に、日本!?早まっては駄目ある!!自暴自棄になるのはやめるよろし!!(あわあわ)」
英「……食べて、くれるのか?(沈んでいた表情からわかりやすいほどに輝きが戻る)」
日「此処で動かぬは大和魂に相反します!愛しき殿方の手料理を食べずして男に非ず!中国さん!止めないでください!(腕捲りをするときりっと表情が引き締まる)」
中「今は魂云々の前に自分の命を大事にするある!!そんなことじゃいつか阿片に食中毒や何か危ない毒のようなもので殺されるあるうううう!!(日本の袖にしがみつき)」
英「……おい、言いたい放題だな中国(いらいら)」
日「大丈夫です愛の前に食中毒など(多分)無意味!イギリスさんの愛、しかと頂きます!(中国がしがみついたままどや顔を決め)」
中「愛は万能薬じゃねえある!目を覚ますある日本んんんんん!!(目に大粒の涙を溜めながらいやいやとしがみついたまま首を振り)」
英「……(そこまでなのか俺のスコーンは)」
日「にーに!大丈夫です!私は死にませんイギリスさんの愛に生きるのですから!(支離滅裂だが自信に満ち溢れている)」
中「もう自分でも何言ってるか分かってねえなら止めるあるううううう!!(ぶわわっ)」
日「!!(中国の取り乱し方に我を取り戻し)……し、失礼しましたちょっとはいてんしょんになっておりまして……」
中「ぐすっ…正気に戻ってくれたあるか日本っ(子供のように泣きじゃくりながら日本を見つめ)」
日「え、ええ。大丈夫ですよ、中国さん。イギリスさんのご飯も最近はかなり美味しくなったと聞いております。ご、ご本人の腕に関してはちょっと未知数ですが……(視線逸らし)」
中「……あの暗黒物質を見て我は阿片の料理の腕前が改善されてるとは到底思えないある(涙を袖で拭いながらイギリスの手にあるスコーンらしきダークマターを見つめ)」
日「………………じ、実は黒胡麻味でしたー!という落ちを密かに心待にしている私がここに(真顔)」
中「スコーンにそんな味の変化を求める冒険はいらねえある(真顔)」
日「あ、あはは……イギリスさん。因みにお味は……?(恐る恐る)」
英「…プレーン…のつもり、だが(視線逸らし)」
中「希望は儚く散るものある(日本の肩ポン)」
日「散っても私はめげません(真顔で小刻みに震えている)」
英「こ、これでも今日は上手くできたんだからな!!(必死)」
日「……(恐る恐るイギリスの持つスコーンを指差し)ひ、一口頂戴してもよろしいですか?」
中「!?」
英「!!ああ、一口と言わず全部食べてもいいぞ!(スコーンの入った箱を嬉しそうに日本に差し出す)」
日「(ごくりと息を飲んでスコーンをひとつ手に取り)……では、有り難く頂戴させて頂きます。……中国さん、出来ればあとでお茶をください(震え声)……頂きますっ!(ぱくんと食べるともぐもぐと咀嚼し)…………うっ、……う?……あ、あれ…………こ、焦げてますが……比較的……食べれます……?」
中「ま、まだ…まだ油断してはいけないある日本!遅効性のものかもしれねえある!!(日本の様子を固唾を飲んで見守り)」
日「(焦げを噛むがりがりという音に眉根を寄せ)……あ、あー……あー…………これ、は……確かに後からきますが……いや、癖になるといいますか……(必死にフォローの言葉を探している)」
英「……日本、その…味はどうだ?(わくわく)」
日「こ、個性的でして……歯応えがあり、そ、そうですね……刺激的な香りが忘れられない……上級者向けのお味かと……っ、(イギリスの喜びの顔を曇らせないようにプラスイメージの単語を探し続けた結果)」
英「そ、それは…旨い、ということか?(目をきらきらと輝かせ)」
日「わ、私はすっ、すきですよ……!(暈しながら控えめに頷くが項に冷や汗が伝っている)」
中「もういい、もうお前はよくやったある日本…!(日本の健闘に涙をはらはらと流し)」
英「そうかそうか旨かったか!!ふふっ、これで糞髭にも味覚音痴だなんだのもう馬鹿にされない日も近いということだな!!(拳グッ)」
日「が、頑張りました……(中国だけに聞こえるように声量を絞り)……い、イギリスさん、是非とも私と一緒にお料理を致しませんか……?きっともっと上達すると思いますよ……?」
英「日本と料理…!!ああ、それは所謂愛の共同作業という奴だな!!勿論その提案には乗らせてもらうぞ!!(日本の手を握るといっそう目を輝かせて)」
日「(ほっとした表情を浮かべるが一瞬でキリリと表情が引き締まり)きっと誰かを想いながら一緒に作ることが最高のすぱいすです。ひとりよりふたり、ふたりよりよにん、よにんよりたくさん、というやつですね(何処かで聞いたことのあるフレーズを用いてイギリス単体の料理機会を減らそうと画策)」
中「……日本、我はよく出来た弟にお前が育ってくれたことを誇りに思うある(生暖かい眼差しで島国からそっと距離を置いていく)」
日「(中国が距離を置いたことに気付いて苦笑し)……本当に、お節介焼きな兄ですこと」
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