クトゥルフしようぜ!

【世界会議 会議室】

伊「Ciao!イタリアだよ!今回の世界会議はフランス兄ちゃんの家でやってるんだよ!ヴェヴェ、けどねけどね!この世界会議はいつも世界会議とはちょっと違うみたいだよ。それはね…(誰もいない方向を向いて楽しそうに語りかけている)」
南「おい、ヴェネチアーノ。お前毎回誰と話してんだよ(イタリアの後ろからひょっこりと誰もいない方向を確認)」
伊「ヴェー、向こう側のかわいいベッラにだよ兄ちゃん(ウインク)…あ、兄ちゃんも制服着てきたんだねー」
南「おう、指定された通りだぜ(袖を軽く摘まみ)……まあ、俺たちにはあんまり馴染みねえから日本の家で適当に合わせてみたやつだけどな(ブレザーにチェックのネクタイとパンツを合わせ)」
伊「ねー。俺たちの家では制服ってそれこそ仕事で着たりするものだから学生服って変な感じだよね。でもさっすが日本の家の制服!すっごくkawaii!だよね!!(同じチェックのネクタイを揺らしながら袖が長めのカーディガンを引っ張り)」
南「おら、ヴェネチアーノ。カーディガン伸びるぞ(斜めになったネクタイを直してあげながら肩を竦め)」
伊「えへへ、ありがと兄ちゃん(嬉しそうに頭を左右に揺らし)…!兄ちゃんちょっと待って!このムキムキな感じは…ドイツだ!ドイツ〜!!(くるんを揺らしながら扉を開けて現れたドイツに飛びつく)」
独「うおっ(飛び付いてきたイタリアをキャッチ)……イタリア、怪我はするなよ(下ろして頭をぽふぽふと撫で)」
西「(ドイツの後ろから顔を覗かせ)おお、イタちゃんは今日も元気やんな!…お、ロマも居った!はは、ふたりとも今日は早いなあ!(けらけらと楽しそうに笑い)」
南「おう、スペイン。フライトに合わせて来たらこの時間だぜこのやろー(やれやれと言った様子で手を振り)」
西「なるほどなー。親分はちょっとドイツに用事あったさかいふたりで直行してな(第二ボタンまで開けた小麦色の肌が眩しい首元からはクロスのペンダントが揺れている)」
南「ったく、お前はほんっと何着てもエロイな。クロスもポイント高いぞ(うんうんと頷き)」
西「エロい?やった、俺褒められとる?あ、でもロマーノのその格好もなんや露出そないにないのになんか色っぽい言うんか…なんて言うんやろなあ…爽やかなエロい?(首傾げ)」
南「ふっ、俺は何着ても似合っちまうからな……!まあ学生服なんざ着たことねえし、新鮮だよな(腕を軽く上げて確認)」
伊「CiaoCiao,ドイツ〜!ドイツも制服だ〜!んー…(挨拶のキスをしようするも届かない様子)」
独「(軽く身を屈め)……伝統的なものを、と思ったんだがな。探したら見つからずに仕方がないのでコスチュームプレイ等で使われるものを取り寄せてみた(ニットベストにグレーのズボンの出で立ちで後頭部を掻き)」
伊「!!(見るからに嬉しそうな表情を浮かべると肩に手を添えて頬と口にキスを贈り)…ん、ドイツ似合ってるよ。ベストがムキムキだからパンパンだけどドイツだからなんかいい感じだよ!はち切れそう!(ウインク)」
独「それは褒められているのだろうか……(真顔)」

西「せやけどフランスもなんでまた皆に制服着て会議しよなんて言うたんやろな。他にもお願いなんていくらでもあったやろうに(頭の後ろに腕を組みながら会議室を見つめ)」
伊「…フランス兄ちゃん、この前見た漫画のシチュエーションがしたかったって言ってたよ(ドイツの腕に抱きつきながら)」
南「漫画って……相変わらずだなワイン野郎(真顔)」
独「まあ変な要求をされなかっただけいいだろう。それに、一度やればフランスも満足するだろうからな(イタリアの頭を撫でながら)」
西「着ることに関しては親分恥ずかしくないしまだ軽い罰でほんま良かったわ。何よりポルトガルとかのお願いよかよっぽどマシやでほんま(真顔)」
南「ポルトガルの要求はヤバかった……なんだよ暴露って(真顔)」
西「あいつのことやで。皆の秘密聞いてそれ使って色々悪どいこと考えるんやで。あいつ性格悪いもん。絶対揺すってくるわ(頭を抱えながら乾いた笑みを浮かべ)」
伊「ヴェー…。スペイン兄ちゃん、ほんとポルトガルさん苦手だよね」
独「基本的にスペインは誰とも気軽に話せるが……ポルトガル相手だと相変わらずこれだな(軽く肩を竦め)」

葡「なに、俺んこと呼んだん?(スペインの真後ろににゅっと立ち)」
西「!!(振り返りポルトガルの姿を確認すると素早く後ろへと下がり)な、なんやポルトガル!居るんやったら言えや!!」
南「(スペインの後ろに隠れ)神出鬼没やめろこのやろー!(ビクビクガタガタ)」
葡「Ola,ドイツもイタリアも。相変わらず早いんやね。俺はマカオとこん近くで用事あったから早いとこ来たんやけど(胸元を開いたワイシャツにチョッキを纏い楽しそうにテールを揺らし)」
独「今日は世界会議だからマカオは来ていないようだな。しかし……こう大の大人達が揃いも揃って学生服を着用していると違和感を覚えるな……」
葡「まあ俺達は敗者やし?勝者に従うのが常と言うもんやで。つまりこれも勝者の為の余興やと思うしかないよ前回王者さん(にこにこと笑いながらドイツの肩ポン)」
独「やめろ……その話題は俺の傷に響く……(震え声)」
西「ああいう所やわ。ああいう所がいけ好かんわあ…(ポルトガルとドイツの様子を笑みを引き攣らせながら見つめ)」
南「マジで変わんねえよな、あれ……いい笑顔で傷抉っていきやがる(思わず同情するような声を漏らし)」
葡「ん?何か言うた銀河最強軍団持ち(笑)のスペイン(にたりと笑いながら振り返り)」
西「今(笑)入れた!絶対(笑)入れたやろ!!(頭抱え)」
南「こいつマジで性格悪ぃ!!(ポルトガルを指差し)」
伊「え、えっと、えっと…ど、ドイツ大丈夫だよ!俺の家は予選落ちしたからドイツはまだ大丈夫だよ!(必死なフォロー)」
南「ヴェネチアーノ、それは俺たちの傷に響くからやめようぜ……(震え声)」

英「珍しい面子が集まってるなと思ったら何をそんなに騒いでるんだ(かっちりとしたブレザーとカーディガンの姿で眼鏡越しに会議室の中にいるメンバーを睨み)」
日「皆さん、お早う御座います。遅刻……ではないですね(学ランの袖を捲って腕時計を確認)」
伊「!!(ふたりの姿を目を輝かせ)ヴェヴェー!ふたりともすごく似合ってるよ!日本はやっぱりkawaii制服だ〜(日本の元へ駆け寄ると花を飛ばしながら日本の周りを動き回り)」
日「おやまあ、イタリア君もとっても可愛らしい出で立ちですよ(にこにこと柔らかな笑みを見せ)……ふふ、お隣の山下さんのお孫さんが丁度中学を卒業したとのことでお借りしてきたんです」
英「(眼鏡を気恥しそうに押し上げ)お、俺は日本に頼んで似合いそうなものを見繕ってもらってだな…」
独「ふむ、ふたりとも似合っていると思うぞ。元々が少し童顔気味だからか、違和感がないな(うんうんと頷き)」
葡「普通に街中歩いとっても学生にしか見えんね!(いい笑顔でサムズアップ)」
英「ぐふっ(クリティカルヒット)」
日「あぐっ(クリティカルヒット)」
西「そこでなんで余計なこと言うん!(ポルトガルをびしりと指差し)」
南「否定できねえけど!(無意識に追撃)」
葡「え、ドイツもそう言いたかったんやろ?(しれっと)」
独「…………ノーコメントだ (視線逸らし)」
英「お前ら言いたい放題だな!(ぶわりと半泣きになりながら日本を抱き締め)」
日「どうせ、どうせ童顔ですよ……!!(イギリスの腕の中でぐすぐすといじけ)」
伊「日本、イギリス。ふたりとも似合ってるのはいい事だよー。若く見られるのはいい事だし俺はふたりの顔、好きだよ?(こてんと小首傾げ)」
日「い、イタリア君……(トゥンク)」
英「へ、ヘタレパスタ…(トゥンク)」

白「(スパーンと会議室の扉を開き)おっはよーさん!見てみてー!ウチも学生服着てみたでー!!(セーラーワンピースタイプの制服のスカートを翻しながら元気よく手を挙げ)」
西「おお、ベルギーやん!なかなか似合うとるで!(ベルギーの気合の入った姿に拍手を送り)」
南「華があるよな、やっぱりベッラの艶姿は最高かよ(腕を組んで深く頷き)」
伊「ヴェー!ベルギーさん可愛い〜(ふにゃふにゃと締りのない笑みを浮かべてベルギーを見つめ)」
白「んっへへー!Dank uありがと!お兄ちゃんに見繕ってもらったんよ、色々試着してこれ!って決めるまで時間かかったでー(によによ)」
葡「そのオランダはどうしたん?まあ今回は賭けには参加しとらんかったけど」
白「んー、来るとは言うとったけど……制服は着ないって頑固に嫌がってたからなあ(こりこりと頬を掻き)」
西「この制服着とる率でスーツは逆に恥ずかしい気もせんけどなあ(苦笑いを浮かべ)」
南「金にならねえコスプレするオランダは想像つかねえもんなあ……」
英「確かにオランダは進んでコスプレをする奴ではないな。どちらかと言うとコスプレの需要を利用して商売展開する経営側の思考だろうな(日本の腰を抱いたままうんうんと頷き)」
日「そうですね。……と、なるとフランスさんのばっくあっぷ役として後方に回っている可能性も……(腰を抱かれたまま同意するように頷き)」
葡「噂では兼ね兼ね聞いとったけどあれ…重症やね(イギリスのさりげないセクハラに気付かない日本を指さし)」
白「やろ?指摘されても「あらあらまあまあ」って感じなんやで(真顔になりながら)」
伊「でもふたりは恋人だから問題ないよね(ドイツの元へ戻り寄り添いながら微笑ましげに島国を見つめ)」
独「俺たちが余計な口を出さずとも互いに納得すれば問題ないだろう(こくんと頷き)」
葡「ふーん。そんなもんかな。…んっ、(さして興味なさげに腕を伸ばして背伸びし)にしても他のメンツは遅いなあ」
南「どうせ何人かはごねてるんじゃね?特にオーストリアとかスイス辺り(時計へと視線を向け)」
伊「ヴェー。皆の制服姿楽しみだねえ(待ちきれないと言わんばかりに頭を左右に揺らし)」
日「ふふ、楽しみですねえ。すーつでない会議も悪くないように思えます(上品に口許に手を当てて微笑み)」
英「会議内容は変わらないが服装ひとつで会議の雰囲気は確かに変わるからな。これが良い方向で変化してくれればいいが…(ふむっと腰を抱いていない手で顎に手を添えて考え)」
独「まあ面子が変わらないことには会議が踊ることはほぼ必須なのだがな……(眉間のシワを揉み)」

列「(ひょこりと入口から顔を覗かせ)…あのう、会議室はこちらでよろしいのでしょうか(落ち着かない様子で恐る恐るといった口調で尋ね)」
南「(しゅっと表情が切り替わって秒速で扉へと向かい)やあ、リヒテンシュタイン。今日も素敵な声を聴かせてくれてありがとう。ここが会議室であってr」
瑞「(がちゃんとロマーノの眉間にライフル銃を突き付け)そうであるか、ご苦労。下がってよいのである」
南「ちぎゃああああ!!!(全速力でスペインの後ろへ撤退)」
列「(恥ずかしげにジャンバースカートのプリーツを掴みながら中へと入り)あ、あのう私舞い上がりすぎてしまいまして…日本さんの家の制服があまりにも可愛らしいものでしたので似合わないと存じていますがその…恥ずかしいです(胸元のリボンを揺らしながら頬の熱を隠すように両手で頬を覆い)」
白「はわぁ……むっちゃ可愛いやん!リヒちゃん、ウチと写真!写真撮ろ!!(キャッキャと飛び跳ね)」
列「はう、ベルギーさんもとてもお似合いです。セーラーですよね?とてもお可愛らしい(きらきらとした眼差しでベルギーの格好を見つめ)」
白「せやでー!ほんま日本さんの家の学生服可愛いやつ多くて悩んだんよ!(スカートを翻すようにその場でくるりと回り)」
列「はい。私もkawaiiものが多くて悩んでしまいました。兄様にもどのような制服が良いかとご相談しましたけどどれも似合うと言われる一方で…お兄様、制服がお嫌いなのでしょうか(不安げに頭のリボンを揺らし)」
白「あー……リヒちゃん、それな、制服が嫌いってのじゃなくて……リヒちゃんが似合いすぎてるってことやなあ(苦笑)」

伊「ヴェヴェー。ちゃんと似合ってるよリヒテンシュタイン。このまま俺と制服デートしても問題ないくらいだよ(ウインク)」
瑞「リヒテンシュタインは忙しい身である。デートなど許さぬぞイタリア(スタンダートなブレザー姿で眉間にシワを寄せてライフル銃を担ぎ)」
伊「ヴェアアアアアアスイス怖いy…あれ、スイスも制服着たんだね(後退しドイツにしがみつくとスイスの格好に目を瞬かせ)」
瑞「……リヒテンシュタインが楽しみにしているのだから断るわけがなかろう(真顔)」
南「シスコンェ……」
西「よお見たらスイスとリヒテンシュタインの制服ってお揃いなんちゃう?ほらエンブレムが同じデザインやで(2人の胸元のエンブレムを指差し)」
瑞「む。同じ場所で購入したからであろう。我輩は言われた通りに学生服を用意しただけなのである(胸のエンブレムを見下ろし)」
葡「それ、もしかせんでもリヒテンシュタインがチョイスしたんちゃう?(にこにこと笑いながら尋ね)」
瑞「……その通りである。リヒテンシュタインがあれこれと選んでくれたものであるが……」
英「相変わらずリヒテンシュタインには驚く程に弱いな…」
日「如何に溺愛なされているか、ですね……」

列「…(きょろきょろと部屋の中を見渡し)そういえばハンガリーさんも制服を着て来られると伺いましたが…まだ到着なさってないんですね」
南「あー……あはは、多分オーストリアの迷子に付き合ってンじゃねえかな(腰に手を当てて苦笑を浮かべ)」
葡「あとさっきから会議室の扉開ける度に見えとるスウェーデンはええ加減中入らんの?その横に居るアイスランドも(ひょこりと薄く開いた扉から廊下へと顔を覗かせ)」
氷「…………なんで僕がこんな格好を(スウェーデンの後ろでぷるぷると震え)」
典「…みったぐね(チェックのズボンとベストを着込んだ姿で立ち竦み)」
伊「わー、アイスランドとスウェーデンCiao!ふたりとも制服姿見せて見せて〜(空気を読まずに絡むスタイル)」
氷「ちょっ、やめて意味わかんない(あっさりと引きずり出されてサマーカーディガンとループタイ、紺色の無地のスラックスの姿が露になる)」
日「あらまあ、とても可愛らしい……(微笑ましげにふたりを見つめ)」
列「わあ、おふたりともお似合いです!(興奮した様子でぱちぱちと拍手し)」
瑞「ふむ、フランスの要求通りのチョイスであろう。ふたりとも諦めて席につくがいい(ライフルを片付けながら)」
典「…(アイスランドに威圧感のある視線を向け)」
氷「スヴィーこっち見ないで僕関係ないし賭けにも参加してなかったからね(震え声)」
西「ん?せやったらアイスランドはスウェーデンに頼まれて制服着たん?それとも自主的に?」
氷「……ノルウェーが賭けの話聞いて、着ろって気が付いたら用意されてた(真顔)」
典「…縫ったのは俺だ(こくりと頷き)」
南「北欧の面子アイスランドに構いすぎだろ(真顔)」
白「それだけ可愛がられてるやなあ(うんうんと頷き)」
諾「めんげえからな。仕方ねえな(ネクタイを下げベストとブレザーをスマートに着こなしながら片手にはハンディカムを持ってドヤ顔)」
独「凄まじいどや顔で現れたな、ノルウェー。しかしハンディカムですべて台無しになっているぞ(冷静に突っ込み)」
諾「アイスのこのめんげえ姿ば今撮影しねえでいつ撮影するんだ。さっきは駄犬に邪魔されたが躾て来た今俺を邪魔するものは居ねえ(ハンディカムを回しながらアイスランドを熱心に撮影し)」
葡「駄犬?(首傾げ)」
典「ヒント:発情しだデンマーク」
南「それヒントですらねえよ(真顔)」
氷「なに、またダンに折檻してきたの?(肩を竦めて片手で顔を隠し)」
諾「制服のノルもめんこいなあと噛み付いて来だからチョークスリーパーキメてきた。今や奴ばみっともねえ面をフィンに見せてる真っ最中だべ(ずいずいとアイスランドに接近し)」
氷「フィンはいい迷惑だよ(接近するノルウェーから避難するようにじりじりと後退しながら)」
典「……(言えねえ、デンマークが羨ましいなんて言えねえともんもんと思いながら無意識に威圧感を滲ませ)」
伊「ヴェヴェー!!す、すすスウェーデン怒ってるようっ!!(半泣きになりながらドイツの腕に強くしがみつき)」
独「北欧も変わらず、と言ったところだろうな(イタリアの頭をぽんぽんと撫で)」

南「つーかよ、ホストが遅ぇ。まーたワイン野郎ストライキ真っ最中か?(時計へと視線を向け)」
西「ロシアやアメリカ達も遅いなあ。あと中国も参加するんやねんよなあ、日本」
日「はい。中国さんはどうやら自宅で会議を終えてからの合流らしいですが……アメリカさんとロシアさんは珍しいですね。いつもなら真っ先にいそうですが……」
列「フライトが遅れているのでしょうか。アメリカさんはご自宅からフランスさんの家まで遠いですし…(不安げに壁の時計を見上げ)」
瑞「……定刻通りに会議を始めたいのである。アメリカやロシア、中国はともかくホスト国であるフランスがいなければ進まぬであろう(組んだ腕に人差し指をとんとんと当て)」
西「フランスのことやかい、主役は遅れて出てくるんやでーと現れそうやけどなあ(クロスのチェーンを指に絡ませ)」
氷「取り敢えず定刻まで30分あるんだし、もう少し待てば……(ドタドタと喧しい音が会議室前の廊下から響いて視線を向け)」

米「最っ悪なんだぞ!!なんで君と同じタイミングで会議場に来ないとならないんだい!!(ぎゃあぎゃあと大声で捲し立て)」
露「それは僕だって同意見だよ。なんで同じバスに乗ってるのかなあ(苛立ちを滲ませた声が扉を開き)……やあ、まだ遅刻じゃないよね?」
典「ン、30分前(顎で壁の時計を差し)」
露「おーけー。はあ、ほんと疲れちゃったよ……生身で海底調査してから来たんだもん(空いている椅子に座り込み)」
英「生身で海底調査(真顔)」
露「僕じゃなかったら死んでたね(にこにこ)」
日「ヒエッ……」
米「あれ、フランスまだ来てなかったのかい?てっきり俺が一番最後の重役出勤だと思ったんだぞ(キョロキョロと周囲を確認)」
諾「まだフランスば来てねえべ。色々仕込んでるんでね?(両手にハンディカムを装備し器用にアイスランドを撮影用と他の国の化身達を撮影し)」
米「仕込んでる?何をだい?スイーツでも作ってるのかい、彼は(肩を竦め)」
伊「フランス兄ちゃんのことだから楽しいことだよー。あ、アメリカとロシアも制服だねー(ふたりの姿をじっと見つめ)」
露「ん、いいでしょー?僕の家って寒いから、あったかさ重視してみたよ!(椅子から立ち上がるとふわふわのカーディガンの上に厚めのブレザーを羽織ってにこにこと笑い)」
米「俺んちはそこまで制服が普及してないから、イギリスんちの制服だよ。ほら、ハリー○ッターっぽいだろ?(どやぁと胸を張り)」
英「俺の家の制服を着て…着てるアメリカ…(感動のあまり打ち震えている)」
日「ああ、イギリスさんが感動のあまりばいぶれーしょんもーどに……!!(慌ててイギリスの背を擦り)」
西「うんうん。こうして見ると制服言うても色んなものがあんねんなあ(関心した様子で頷き)」
南「アメリカは制服って言うかハ○ーポッターの影響で魔法使いみたいになってっけどな(同意するように頷き)」
伊「でも皆違う制服だけど学生さんになったみたいで何だかすごく楽しいよね!(ウインク)」
独「そうだな。一種の制服を自由に選択できる学校に在籍しているような気分だな(腕を組んで頷き)」
諾「(ハンディカムから顔を上げ)ま、俺達は学生って年齢でもねえがな。…っと」

/キーンコーンカーンコーン\

米「……なんだい、このチャイム」
仏「(扉を盛大に開け)はーい今からホームルームするよー!皆席ついてー(少しよれた白衣を羽織りワイシャツとスラックス姿で登場)」
露「ホームルーム(真顔)」
葡「それしたかっただけやねフランス!(けらけらと笑い)」
瑞「フランス、ここは会議室である。そこは留意すべきであろう(こめかみがひくひくと動き)」
仏「(びしりと脇に挟んでいた定規で指差し)はいそこ!もうチャイムは鳴ってた筈だよ!自分の席に着きなさい!あとお兄さん…じゃなかった俺のことは先生と呼ぶように!(きらーんと眼鏡を輝かせ)」
米「(眼鏡を片手で押し上げ)仕込みってこれのことか……ノリノリだね、フランス(肩を竦めて自身のプレートが置いてある席に座り)」
列「ですが私はとても面白いと思います。学校なんて行ったことがありませんから(そわそわとした様子で席につき)」
日「ふふ、そうですね。学徒の真似事をして楽しむのもまた一興かと(控えめに微笑んで席につき)」
仏「それにね、今回の会議は各国の教育についてでしょ?ほら、学生の気持ちになって考える意味も込めて、ね?(ウインク)」
露「あれ、意外。フランス君もとい先生はそういうことも考慮してこれ考えたの?(こてりと小首を傾げ)」
仏「え、たまたまだよ(けろり)」
露「アレー 、僕褒め損?(首を傾げたまま真顔)」
典「(じっと白衣を見つめ)…白衣、よれてっぞ」
仏「あーこれはね。『一見神経質そうに見えて実はずぼらで生活力があまりない偏屈な保健の先生』イメージだからこれでいいのだよスウェーデン君(眼鏡をかちゃりと掛け直し)」
氷「無駄に設定まで凝ってきたよ……(真顔)」
南「しかも保健の先生かよ……」
仏「やるからには!とことんやりたいの!わざわざ日本の家のチャイムだっけ?あれの音源も借りてきたんだから!!あとこれも!自作だよ!!(脇に挟んでいた本物と寸分違わぬ出席簿で机を叩き)」
米「oh……君の行動力には脱帽だよ……(額を押さえてわざとらしく天を仰ぎ)」
仏「…(机を叩いていた手を止め)でもま、今回は俺が勝ったし?我優勝者なりだし?賭けに勝ったんだから賭けてたメンバーは俺に逆らえないよね?あとメンバーには周りも巻き込めって言ったの覚えてるよね?(により)」
英「…(ちっと舌打ちし)いらねえことだけ覚えてやがんな」
日「(苦笑を浮かべ)そこを突かれるととても痛いですねえ……」
典「……(逆らえないと理解し腕組み)」
氷「……(はあ、と大きく溜息を吐き)」
葡「まあ俺はちゃんと最後まで付き合ったるよ。…他の面子が慌ててんの見てんの面白いし(にこにこ)」
白「ウチも約束は約束やし、きっちり最後まで付き合うで(苦笑して肩を竦め)」
西「親分もやで。1度交わした約束は守るで!(がしっと腕を叩き)」
瑞「……羽目を外しすぎなければ男に二言はないのである(こめかみを震わせながら)」

仏「決まりだね!それじゃあ会g…ホームルーム始める前に出席をとりまーす!(意気揚々と出席簿を開き)」
米「はいよー(順応した)」
伊「はーい!(ただ楽しい)」
日「ふふ、了解しました(照れくさい)」
英「…はあ(諦めた様子)」
瑞「……フランス、さっさと出席とやらを取るのである(深い溜息を吐き)」
仏「フランス、先生(言い直すことを促し)」
瑞「……ふ、フランス先生(滅茶苦茶嫌そうな顔)」
仏「あ、やべ。これ普通ににやける奴。涎出たよ(緩んだ口元を拭い)」
諾「変態でねえか(真顔)」
米「フランスは変態だよ(真顔)」
諾「そだったな(真顔)」
日「あ、そこは納得するんですね(真顔)」
仏「おっといけね(出席簿を捲り)そんじゃ出席をとりまーす!アメリカー!」
米「Here!(挙手)」
仏「うんうん。元気があって大変よろしい。次、イタリアー!」
伊「はいはーい!はーい!!(両手を広げて挙手)」
英「おい糞髭。その順番なら俺が先じゃn」
仏「いや適当!(けろり)」
南「適当かよ(思わず突っ込み)」
諾「アイスの名前呼んでねえからどういう事だと抗議しようと思ったらなんだその順番ば」
氷「いや、順番とかどうでもいいからさっさと終わらせようよ(真顔)」
列「お兄様。挙手は日本さんの家の方法で宜しいのでしょうか(そわそわ)」
瑞「む、それで構わぬであろう。見た様子では日本方式を取っているようだからな(腕を組んだまま)」
葡「なんだかんだでみんな割とノリノリやんねえ(机に肘をついて周りを観察し)」
白「皆吹っ切れたって感じやけどねえ(困ったように笑い)」
仏「はーい。それじゃあ続いて…」

ζリ*´点`)<何やかんや世界会議は無事に終わったよ☆
その世界会議後だよー>(=ヮ=)


伊「世界会議、けっこうスムーズに終わったねー」
南「意外と学生の気持ちになるって大事だな」
諾「相変わらずフランスばノリノリだったがな」
米「滅茶苦茶楽しそうだったよね、あの感じ」
西「先生呼ばれる度ににやけとったもんなあ。まあ本人が楽しそうで何より違うん?」
独「そうだな。勝者たるフランスが楽しめたならそれで充分だろう」
典「……フランス(フランスが居ないことに首を傾げ)」
氷「あれ、ほんとだ。フランスいないね(周囲を確認しながら)」
英「糞髭なら会議終わってすぐに飲み物買いに行ったぞ。…他にも用事があるんだろうがな(扉の方を見つめ)」
米「ふーん。……意外と忙しそうだよね、面白いからちょっかい掛けてくるよ(ひらひらと手を振って会議室を飛び出し)」
日「あっ……ああ、素早い(真顔)」
西「飲み物買いに行っただけやないの?(首傾げ)」
南「買いに行っただけだと思うんだけどなあ(肩を竦め)」
英「…恐らくあっちの方の休憩だろうな(喫煙所のある方に顔を向け)」
日「……アメリカさん、煙草吸わない方ですから煙たいでしょうねえ(苦笑してイギリスが示した方を眺め)」

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