クトゥルフしようぜ!

【あらすじ】
前回セッション中に起こったイギリスの暴走により、色々と不利益を被ったアメリカとノルウェー。そんな二人が怒りのままにとある仕返しを実行した……

【主な登場人物】
○アメリカ(おぼろ)
○ノルウェー(ひかるさん)

○イギリス(ひかるさん)
○日本(おぼろ)
○ロマーノ(おぼろ)
○スペイン(ひかるさん)

*

米「やあ、ノルウェー。相変わらずつまらなさそうな顔してるね。……飲むかい?(ブラックコーヒーを差し入れながら)」
諾「ん、(コーヒーを受取りながら)主催お疲れ様だべ。俺はいつも通りだ。…会議も相変わらず踊ってたない」
米「まったくおっさんたちには毎回呆れさせられるよ。取りまとめるこっちの身にもなってほしいね!……で、ノルウェー。物は相談なんだけどさ(声を潜めて)」
諾「?俺にけ?何だべ(不思議そうに)」
米「……イギリスに、復讐しないかい?(普段の子供っぽい表情からは想像出来ない程に悪そうな笑顔を湛えながら)」
諾「………前のセッションの仕返しけ?(目を細めながら)」
米「ああ、そうさ。君はイギリスみたいに不思議な力が使えるんだろう?だったらそれで同じことをやり返せばいい。ついでにあいつを止めなかった日本も、お仕置きすれば万事解決さ!」
諾「…おめは酷い目さあっだからな。ふふ、おかげで今日もカナダと目を合わせるの、躊躇ってたものな(によによ)」
米「俺のことはどうだっていいよ。別にカナダが気になってるわけじゃない、用がなかっただけさ。……ああ、そうか(悪戯を思いついた子供のようににんまりと笑い)」
諾「?どうした(こてんと首を傾げる)」
米「……俺たち以外にキャラシ作ってるやつに、全員同じことしてやればいいんだよ(にやあ、と極悪そうに微笑んで)」
諾「またえろうえげつねえこど考えるな。ヒーローの名前ば泣くぞ(ずずーっとコーヒーを啜りながら)」
米「ヒーローが悪を倒すなら、今回の悪はイギリスさ。俺はヒーローの座を降りるなんて考えてない(しれっと応え)」
諾「…俺が断るってのは考えてねえのが?」
米「……ああ、勿論。俺の言うことは絶対、だろう?」
諾「俺個人としてはイギリスばどうでもええんだけどなあ(はあ、と溜息)」
米「で、君はどうするんだい?大人しく尻尾を巻いて逃げるのか、俺と手を組んで復讐を果たすのか(表情は笑っているものの目の奥は一切笑っていない)」
諾「…復讐するどして、イギリスの前では力使えば阻止されるべ。イギリスの動向ば見える所、あどあまり人気のねえところを提供さしろ」
米「OK、任せてくれよ。ここは俺の家、手の内だからね。人気のない場所ならいくらでも提供できるよ、……具体的な要望は?」
諾「そだな…やるなら悪夢ば見せる魔術さ施す。おあつらえ向きにもこごはカメラさ至るとごにあんな。そのカメラの映像さ見れる…そだな、監視室ってのはあっべか?」
米「監視室だね、それならこのフロアにあるよ。案内する、ついてくるんだぞ(くるりと踵を返して)」
諾「ん。…(アメリカの後をついて行き、一瞬後ろを振り向き何事もなかったかのように歩く)」
米「(かつかつと歩き続け、重たげな扉の前で立ち止まって鍵を開けて)ここが監視室、本来は立ち入り禁止だから他言無用でお願いするよ」
諾「わがった。邪魔するべ」

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