クトゥルフしようぜ!

米「(電気のスイッチを入れてモニタの前へ案内)……さて、イギリスは……ああ、相変わらず栄光ある孤立か。休憩室に彼一人ってシュールだよね(にんまりと笑い)」
諾「(こいつ、相当根に持ってんな。気持ちは分かるけど)書類さ集中しで見てんな。今ならうまいこと悪夢さ見せれるべ」
米「よし、じゃあ頼むよ。とびっきり最高の悪夢を、彼にプレゼントしてあげてくれ(嬉しそうに)」
諾「(ヒーローが言う台詞じゃないな)……ん、始めるぞ。…っ(振りかざした手から光が宿り、モニターに映るイギリスに向かって振りかざす)」

英「…ん?(何か気配を察し立ち上がる)」

諾「おやすみ、元同胞(優しく、しかし底知れぬ笑みを浮かべる)」

英「!?これ…は……っつ!?」


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【黒い影が蠢く。それが自らを封じ込めるように取り囲んでいることに気付いた時には、もう遅かった。アーサーの視覚を、聴覚を、嗅覚や触覚すら奪うそれ。それでも、必死に抗う。奪われまいと。
黒の世界は一瞬だった。瞬く間に視界は開け、目の前には見慣れた人物がひとり。知っている、その人のことを。知らないはずがない、その人が、自分の一番大切な人であるから。アーサーは声の限り、その人の名を叫んだ】

「……っ、キクっ、キクっ!!」

【彼は応えない。菊と呼ばれた彼は、ただふとアーサーの方を見たと思えば、静かに笑った。まるで、氷のような微笑みだ。その表情にぞわりと背が震えたのは、自分の気のせいだろうか。
近付こうとしても、腕は上がらない。足は根を張ってしまっているようだ。どうして、傍に行くことが出来ないんだと、叫びそうになる】

「キク!待ってくれっ、今そっちにっ……っくそっ!!(近付けないことに苛立つ)」
「……ああ、アーサーさん。いいのです、来なくていいのです。何故、私に近付こうとしているのですか?」
「え……(思いもよらない言葉に言葉が詰まる)」

【菊は平淡な声で囁き、そして静かに腰にある何かを引き抜いた。アーサーには見当がついた。まっすぐな刃、日本刀だ。まるで菊の様を象徴するような輝きにアーサーの喉が鳴る。
彼は笑っている。氷のように。能面のように。まるで、感情を捨て置いたような、無の微笑み。脳が警鐘を鳴らす。危険だと】

「私ね、貴方に黙っていたことがあるんです。アーサー・カークランド。……知っていましたか?私は、貴方に寄りかかられて、負担を強いられていたんですよ?
泣き虫で、天邪鬼な貴方は、いつだって私を振り回す。ああ、そう、そんな表情をしたって無駄です。……ねえ、アーサー・カークランド。甘い蜜は吸えましたか?楽は出来ましたか?
……お友達ごっこは、楽しかったですか?」
「う……そだ、そん、な……キク……ああ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…………あああああああっ(膝から崩れ落ち耳を塞ぐ)」

【悲鳴は慟哭へ変わる。しかし菊は意に介さなかったように日本刀を薙いだ。まるで、二人を繋ぐ縁(えにし)を断ち切るように】

「アーサー・カークランド、貴方はとても愚かな人ですね」
「……ぃゃだ……たくなぃ……聞きたく……な……(俯きながら自分に言い聞かせるように)」

【かつん、かつん、と小さな靴の音が聞こえる。少しずつ、少しずつ近付いてきている。そしてやがて、足音は止まった。同時に耳元へと降りかかる吐息。次の言葉を紡がせてはいけない、本能が告げても、もうアーサーにはなす術などなかった】

「……大嫌いですよ、アーサーさん。殺してしまいたいほどに」


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諾「イギリスば予定通り日本……菊だな」
米「まあイギリスが日本以外を考えてたらそれこそ大惨事だよ、よく今まで日本を騙せたねって。流石三枚舌、って笑ってやればいいんだぞ」
諾「そだな事態、枢軸のやつらおろか、おめも正気で見えられねえだろ、アメリカ?」
米「まあ全力でイギリスぶん殴るだろうね、そんな事態になったら」
諾「……(そろそろやめるか)」

英「っつ……かはっ!?……はあ、はあっ(呼吸を行うことを忘れたかのように大きく肩を上下させ、額に伝う冷や汗を拭う)」

米「……やりすぎた気も、しなくないね(幾分か冷静になった様子)」
諾「……じゃあ、もうやめるけ?他の奴には」
米「……いや、やろう。イギリスひとりにやっただけじゃフェアじゃない。あと日本には絶対やる、止めてくれなかったバツだよ!(ぶんぶんと頭を振り)」
諾「…今にも日本の元さ行きそうだがな(イギリスの映るモニターを指差し)」

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