クトゥルフしようぜ!

英「…起きたか、日本(ワイシャツに袖を通しながらベッドに横になっている日本を見る)」
日「……ぅ、腰、が……もう、容赦してくださいな……(ぐったりとしたままぺしぺしとベッドを叩き)」
英「悪い悪い。(日本の額にキスをして)…ん、Good morning.日本(柔らかく微笑む)」
日「ん……(気持ちよさそうに目を細めて)……ぐっど、もぉにんぐです、イギリスさん……(掠れた声で)」
英「あー、声出ねえか?(ベッド横に置いていたミネラルウォーターが入ったペットボトルを取り)…ん、日本。口開けて?(そう言うと自分が口に含み、日本の口を塞ぐ)」
日「ん、ぁ、ふ……(口移しされた水を素直にこくこくと飲み)……ん、ご馳走様です……(イギリスの唇をぺろりと舐め)」
英「オソマツサマデシタ、だっけか?(クスクスと笑いながら)さ、日本も着替えた方がいいぞ。なんだ、その…その姿のままだとまたお前がベッドに沈むことになるだろうしな」
日「……?……っ!!!!(慌ててシーツを掻き集めて)もっ、申し訳ありませんっ!すぐ着替えますのでっ、しばしお待ちをっ!!(転がり落ちるようにベッドから降りて覚束ない足取りでバスルームへ向かい)」
英「…別に俺は1日ベッドで仲良くしてもいいんだけどな。(ワイシャツのボタンをしめながら)…あー、しかし昨日のはあれは間違いなく…ノルウェー、だよな。」
日「(よたよたと白の軍服を腕に引っ掛けて戻ってきて)……やはり昨日の異変は、ノルウェーさんが噛んでいらしたのですか……?」
英「ノルウェーだけじゃねえだろうな。おそらくアメリカがノルウェーに持ちかけたんだろう。…前のセッションの仕返しだな(ネクタイを首に回しながら)」
日「……ああ、相当根に持っていらしたんですね……(手早くインナーを着ながらかっちりと軍服に身を包み)」
英「…(顎に指を据えて、何か考えながら)日本、枢軸の奴等…ドイツやイタリアから何かメールとか来てないか?」
日「……?少々お待ち頂いて宜しいですか?(ベッドサイドに置いてあった携帯電話を取り上げて)……ええ、イタリア君からメールが来ています」
英「…お前の体調を気を遣う内容や、自分達も体調崩しただのって内容か?」
日「読み上げますね。……【日本ー、先に帰っちゃってごめんねー!なんか俺もドイツも、あとプロイセンも体調が悪くなっちゃってね!今日は大人しく寝ることにしたよ……イタリアンは次の会議に食べようね!】……とのことです」
英「…やっぱりな。(はあ、とため息をついて)アメリカが噛んでるなら俺達だけじゃ終わらないと思ったら、イタリア達にもやってたのかよ」
日「これはアメリカさんにお灸を据える必要が出てきましたね……イギリスさん、アメリカさんが行きそうな場所はご存知ありませんか?(額を押さえながら)」
英「アメリカの行きそうな場所、か。ちょっと待ってろよ…(誰もいない方へ声をかけるように)ああ、あいつの場所だ。…ん、髭の部屋に?カナダとノルウェーも?…(眉間にしわを寄せる)」
日「……(手持無沙汰にきょろりと周辺を見渡し、少し耳を紅くしたままよれよれになったベッドを片付け始める)」
英「ん、ありがとな。…日本、アメリカとノルウェー、髭の部屋に居るみたいだ。(ふと日本を見て耳に触れて)なんか紅いぞ。…大丈夫か?」
日「ッ、ふ、フランスさんのお部屋ですか!大丈夫ですよいやあ齢ですかねえどうも暑くって!!(てきぱきとベッドを片付けるとバタバタと手で顔を仰ぎ)」
英「?(こてんと小首を傾げる)」
日「……っ、この人はなんでこう、庇護欲を掻き立てるんですかねえ……!(思わず顔を背けて小声で)」
英「…まあ、こっからなら俺の魔術でひとっ飛び出来るが…うーん」
日「……え?……と、飛ぶ……?」
英「ああ、俺の魔術でひとっ飛びだ!(魔法のステッキを取り出しながらキラキラと目を輝かせている)」
日「わ、わあ出ましたね例のすてっき……!」
英「…ただ問題なのはノルウェーなんだよな。あいつ俺の言葉も聞かねえし。案外こういう悪乗りは乗る奴だから、こりねえ気がするな…(むう)」
日「ノルウェーさんは、そうですね。理論立てをして何がいけないのかをきちんと伝えましょう、根気強く言えば或いは、ですよ(袖で口元を隠そうとしたが和装でないことを思い出して掌で口元を隠し)」
英「…俺より日本の言葉にはあいつ、耳を傾けるかもしれねえな。…よし、そうと決まれば行くか。日本、俺に掴まっていてくれ(魔法のステッキに力を集中させる)」
日「はっ、はい!(イギリスの首に腕を回してぎゅっと目を瞑り)」
英「(ステッキを持ってない手で日本の腰を支えながら)…行くぞ!ほあた☆(ステッキを勢いよく振り上げる)」

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