ソードワールドしようぜ!

「(早歩きから逃げるように走り出し辿り着いた川の岸に座り込み顔をつけて水を飲み)……っつ、はあ、はあ……っう!だ、めだ、あれは……あいつらは仲間、仲間だ」
「……水は美味しいかな?(至近距離から脳内に声を響かせ)」
「っつ!!(水辺から顔を上げて)だ、れだ……」
「さあ、誰だろう。君の味方かな?それとも敵かな?(暗闇から姿を現し)」
「!!(フードを被り直し)お、前は……!どうして、ここに、っつ(鳴り止まない衝動に眉間に皺を寄せ)」
「此処にいる理由?そうだなあ、美味しそうな匂いがしたから……とか?」
「……失せろ。ここから、今すぐにっ(ぎゅっと胸元を掴みながら)」
「くすくす、それは僕の自由に反するから出来ないなあ(おかしそうに笑いながら)」
「お前の自由とかそんなの俺には関係ね……っぐ!!(普段より騒がしい心臓の音にしゃがみ込みながら荒い息を吐き)」
「ラルヴァは本当に大変だねえ……血を飲めない分、飢えと渇きが収まらないんだ?(ギルベルトの顔を覗き込むように)」
「お、まえには……関係ね……っ(衝動の誘いに招かれないようにフードを深く握り)」
「関係ない?本当に関係ないのかな?……本当に?(誘導するように囁き)」
「関係……ね……だって、おやじが、だめ……だって、おやじ、が……(フードで身を守るように深く被り)」
「もうこの世にいない父親に縋って、何になるのかな?(どろりと毒を吹き込むように)」
「や、め……やめろやめろ……思い出したくない、思い出したくない!!あの人が!あの人が消え……消え……約束を……約束、を?(フードを抑える手を離し)」
「約束が、どうしたのかな?ほら、……言ってごらん?(淀んだ笑みを浮かべ)」
「ぁ、ああ……あ、あっあ(収まらない衝動と理性がごちゃ混ぜになり声にならない声が嗚咽に変わり)」
「ほら、どうしたの?約束があるんでしょう?……それを取っ払って、自由になってごらん?(愉しそうな声色)」
「っ、お、れは……おれはやく、そく……ひとを、どうして、飢えを満たすのに……どうして、どうして(譫言のように呟きながら顔を上げた時に落ちたフードを手探りで探し)」
「(ギルベルトの腕を掴み)……苦しい不自由だね。僕はそれ、嫌いだよ」
「あ、あ……ぁあっ、やめ、やめろ、おやじを、おやじをわすれたくな、俺は、お腹空いてもがまんでき……うああっ(腕を掴まれたことでガタガタと身体は震え過呼吸を起こす)」
「(ゆるりと目を細め)……ほらほら、ゆっくり呼吸してごらん。忘れるのはゆっくり、呼吸もゆっくり。……すべて自由に身を委ねるといい」
「は、はあ……っう、は……(呼吸を整えながらぐちゃぐちゃになった思考が追いつかず涙を滲ませ)」
「……泣くほど嬉しくなったかな?うふふ、ゆっくり降りてくるといい。そうやって自由になるんだから(ギルベルトの涙を指で払い)」
「はあ、は……あ、あ、のどが、かわ……ぃて、はあ、あ……でも、だ、めっで(拭う感覚に震えながら理性と本能と葛藤し)」
「だめ?何がダメなの?……僕に話して(毒を注ぎ込むように優しい声で)」
「おや、じが……ひと、と……っつ、人と共に生きてと、ねが……っつ(イヴァンの声にまるで微睡みに誘われるように意識が閉ざされていき)」
「そうかあ、でもそれは君の願いかな?……父親の願いを、君は叶えるのかな?(催眠術に落とすように優しく誘導を繰り返し)」
「お、やじは……俺の髪がす、きで……あかくなる、なって…やくそく、を……守らなぃと、おやじをわすれ……て(今にも崩れ落ちてしまいそうになる程にふらつき)」
「(ふらつくギルベルトを腕で抱き留め)……いいんだよ、君は自分の自由に生きて(ねっとりとした言葉を吹き込み)」
「お、れのじゆ……ぅ……はど、こ……(呼吸は落ち着くも飲みきれなかった唾液が顎を伝い)」
「君の自由は君が手にするんだよ。……僕なら、その手伝いをしてあげれる(囁くように)」
「…おま、ぇが……俺のじ、ゅ……(蕩けるような目でイヴァンを見つめ)」
「うん、僕が君の自由。……君が世界を拡げる為の、第一歩(唇に三日月を描き)」
「(イヴァンを見つめる度に大きくなる衝動に思わずイヴァンに手を伸ばし)……お、れを、満たし……て」
「……いいよ、満たしてあげる。思う存分、自由に溺れてご覧?(綺麗な微笑みの裏に凶悪な光を湛え)」
「(掴まれていない方のイヴァンの手を顔の方まで近づけ)……ん、あ、ぅ(指先を吸うように口に含む)」
「(にたりと笑い)……美味しい?」
「……あ、おいひ……ん、(まだ吸血に抵抗があるのか歯は立てずにただ爪先に舌を這わせる)」
「それでお腹は満たされるのかな?……まあ、君が満たされるならそれでいいけれどね(興味深くギルベルトを見つめ)」
「は、……ぁ、う(舐めていく度に目は紅く怪しく光り、どこか嬉しそうな笑を口元に携える)」
「嬉しそうだね、ギルベルト君。……うふふ、いいねえ、自由を得た顔してる(出来のいい子供を褒めるように)」
「ぁ、ん……うっ、つ(満たされることに体が歓喜し快楽にも似た感覚に足腰が崩れ落ちそうになる)」
「おっと(腰を支え)……気持ちよくなり過ぎちゃった?(ぺろりと舌なめずりをしながら)」
「みたされ……て、からだが……変、で……っう(がくがくと膝が震える)」
「吸血行動は快楽を得るのかあ……(ギルベルトの様子を観察して)ほら、座って。気持ちよすぎて立てないんでしょう?」
「っ……あ(がくりと膝が崩れるように勢いよく腰掛ける)」
「うふふ、突然満たされて体と心が追い付いてないねえ。でも、自由を得たいい顔だよ(ギルベルトの顔を覗き込み)」
「はあ、は、はあ……っぅ(今まで味わったことのない充実感からか胸が押さえつけられるような息苦しさに呼吸を荒らげ)」
「この感覚は、好き?嫌い?(覗き込んだままに問い掛け)」
「す、き……だけど、くるし……ぃ(助けを求めるようにイヴァンを見上げ)」
「苦しい?どういう風に苦しいのかなあ?(意地悪く笑いながら)」
「気持ち、よく……て、くるし……ぃ(真紅の眼差しを切なげに細め)」
「気持ちよくて苦しいのは、自由だからだよ。不自由は気持ち悪くて苦しいんだから。……素敵だね、ギルベルト君(刷り込むように)」
「不自由は……き、もちわるく……て、苦し、ぃ。……お前は、もっと気持ち良く、して……くれ(自然と言葉は求めるような言葉を発し)」
「……いいよ、気持ちよくしてあげる。……ほら、どうぞ?(ぷちんと自らの皮膚を裂いて血を滴らせ)」
「あ、ぁあ……あ(体が歓喜するのを抑えながら震える手でイヴァンの首に腕を回し)」
「人間の血、初めてのご馳走。ほら、いただきますして?(愉しみを見出したように目を細め)」

*

「(ギルベルトを見送り、アーサーとキクの様子も気にしつつ近くの樹を見上げ)……森の神様、僕にもっと力があれば……皆を守れたかな?」
「(くすくすと可笑しそうな笑い声が響き)それは、森の神様には分からないんじゃないかな」
「ッ!?(独りごとに声が返ってくるとは思わず弾かれたように振り返る)」
「(見上げていた木の幹にいつの間にか背を預けるようにそこに佇み)……久しぶりだね、マチュー」
「ひっ!(杖を抱きしめ直して後退り)」
「やだなあ。とって食べようなんて思わないよ(優雅に微笑み)……どう?最近魔法の勉強は進んでる?」
「あ、貴方には関係ないよ!(震える手で杖を持ち構える)」
「そうかなあ。関係ないと思ってるのはマチューだけかもしれないよ?(一気に間合いを詰めて手を取りまるで踊るように腰に手を添えてステップを踏む)」
「!?な、なに……!?(急に引き寄せられて動きを取れずされるがまま)」
「ねえ。魔法の事、知らないことをもっと知りたくない?俺がそれを導いてあげるよ……こうやってね(くるりとターンをしながらマシューをエスコートし)」
「ま、魔法……の、こと……?(びくりと震えるものの知識欲に勝てないのか瞳の奥が揺れる)」
「そう。俺は風来坊な男だからね。色々な世界を渡り歩いてるんだ。だから……マチューの知らない世界にだって連れ出してあげる(顔を至近距離に近づけ微笑む)」
「あ……ぁ……(ぐらぐらと揺れるように瞳の色を揺らし)ぼ、僕の……知らない、世界……」
「未知の世界に踏み込むことは怖い。でも俺という案内人が居ればほら、怖くないよね(マシューの唇の輪郭を撫でるように指を這わせ)」
「(指が這う度に浅い息を吐き出し)あ、あ……僕、僕は……」
「ほら、何も臆することはない。……俺を求めてご覧?(顎をすくい顎の下に舌を這わせ)」
「ひ、ぁ……っ!!や、やめ……っ、(湿った生温い感覚にびくびくと小刻みに震え)」
「(マシューの膝の間に脚を差し入れ)やめて?……ふふ、どうして?」
「こわ、い……っ、やだ……っ!(今まで経験したことのない感覚に怯えを滲ませ)」
「……大丈夫。未知のものを受け入れることは最初は恐怖を抱くかもしれないね。でも、受け入れれば、知れば君の実となる(優しく微笑み)」
「あ、あ……っ、や、ぼく……や、こわ……ぃ、っ!!(ぼろぼろと涙を流し)」
「(支えていた腰を引き寄せ)いいよ、ゆっくりと受け入れてご覧。泣くというのは恐怖を受け入れる良い傾向だからね」
「ひ、ぁ……!(涙でぐちゃぐちゃになった顔に恐怖や好奇心を滲ませ)」
「知らないことがある事が君にとっては苦痛だろ?ほら、ゆっくり受け入れて消化すればいい。……馴染めば心地よいものだから(喉仏に口付けを落とし)」
「んっ、や、ぅ……っ!!(口付けに呼吸を乱し)っは、っは、こんなの、わか、んない……っ!」
「そうだね、だって君はそれを知るなと強いられていたからね。おかしい事だよね、知る事をどうして縛られるんだろうね(胸元にゆっくり掌を這わせ)」
「っ!!(知らない快感を知らずに拾い上げて息を詰め)な、んで……?何で、僕は……しっちゃだめ、なの……?(涙の膜で瞳が潤み)」
「どうして?知らずに何かを失う事の方がよっぽど酷なのに?果たして誰が、誰がそうさせたんだろうね(胸元に這わせた掌で円を描くようにまさぐり)」
「あ、ぁあぁぁ……(快楽に思考がぼうっと溶けていき)そ、だ……知らないのは、いけない、のに……」
「嫌だね。さっきも君が強くなる術を教えてくれなかったから君は後悔してるんだ。そうだろ?……知れば、何も恐れることなんて、後悔することはない(胸の飾りに掌を這わせ)」
「ひ、ぁああっ!!(ピンポイントな刺激にがくがくと足が震えてそのまま崩れ落ち)」
「(崩れ落ちそうになるのを受け止め)最初はこんなことも怖いかもしれないけど……ほら、何度も体が知れば、気持ちよくなる。満たされるのさ(同じように胸の飾りを何度も這わせ)」
「あ、あっ、や……っ!!(切なそうに身を捩って快楽から逃げ出そうと呼吸を荒げる)」
「(崩れ落ちないようにと差し込んだ脚で股間を上に擦り)……怖い?それとも……気持ち、いい?(色の無い光を宿す目を細め)」
「(びくびくと何度も震えあがり)わか、ない……っ、こわ、こわい……っ、ぁ、あ……っ!(直接的な刺激にじわりと股間が湿る)」
「まだ身体は慣れない?……それとも、気持ちいいことも知らない?…それは可哀想なこと、だね(胸元の飾りを指で弾き)」
「〜〜〜っ!!!(弾かれたことで湿っていた股間の布地が色を濃くしていく)」
「ほら、言ってご覧マチュー……これは『気持ちいい』って(胸元に顔を寄せ胸の飾りがあるであろうところを的確に服の上から舐める)」
「ふ、ぁ、や、アッ、きも、ち、ぃ、です……っ、から……ッ、ひああああっ!!!(甘い悲鳴が口から溢れる)」
「いい子だね。そう、受け入れればなにも怖くないんだ。…流石だねマチュー。君の体も物覚えがいいようだ(じゅぶじゅぶと重点的に舐め上げ)」
「あっ、や、そこ、舐めちゃ……っ、あああっ!!!(嬌声と共に涎が出ていることにも気付かず首を振り)」
「ふふ、そうだね。ここだけしか触らないのは可哀想だ。……ここも、知らなくちゃね?(舐めることは止めずにもう片方を手で弄る)」
「や、ちが……っ、も、や……ぁ、(途切れ途切れに甘い吐息を漏らしては慣れない快楽に翻弄され)」
「…ふふ、いいね。もうそこまで来てるね(舐めるのを止め、甘噛みをして吸い上げる)」
「いぁっ、や、ぁっ、ああああああっ!!!!(突然の痛覚が快楽にとって代わり激しく痙攣を繰り返し)」
「ん、いいねえ……たまらく自分を解放した自由の味、だね(飽きることなく快楽を更に呼び起こすようにマシューの体に触れ)」
「っは、ぁ、や、……(触れられる度にびくびくと小刻みに震え)」
「(にっこりと微笑みながら触れて)……ほんとに、嫌?」
「ヒッ、あ……ぁ……(分からない程に小さく首を横に振る)」
「大丈夫。頭は追いついてないけど身体は順応してる。……いいねえ、ほんとに物覚えがいいよ(再度甘噛みをして股間に差し入れたひざも上下に動かす)」
「やっ、あ、あ、あっ!!(上下に動かされた刺激でまたも股間の布地が濃くなっていく)」
「服の上でもこれなら…直接触れるとどうなるんだろうねえ(ワイシャツのボタンをぷつぷつと外しながら)」
「ぇ、や……、ま、……っ!!(酷い倦怠感で抵抗はおろか体を動かせず)」
「(乱れたワイシャツの下に手を取り差し込み胸元を直接触り)……大丈夫、俺に身を任せてご覧?(目を細めて愉しむように)」
「ッ!!!(びりびりと電流が走ったように体が跳ね上がり)ぁ、あ……っ!(縋るようにフランシスを見上げ)」
「ほら、もっともっと……こちらに堕ちて来て、マチュー(にんまりと唇が触れそうな距離まで顔を近付け)」

*

「マシュー!ギルベルト!何処にいるんだー!!」
「月明かりで限界です、いい加減休憩は終わりですよー(アーサーを真似るように)」

「……残念、御馳走はまた今度(ギルベルトを離すと自分の傷口を修復し)」
「っ……(ゆらりと身体は地面へと傾き)」
「っと(ギルベルトを支え)……折角見つけた僕のオトモダチ、傷つけちゃダメだからね。……次こそ、僕と一緒においで(優しい声で囁き)」
「……(重たい瞼を閉ざし)」

「……時間切れ、かあ(やれやれと言わんばかりにマシューの服を整え)」
「あ、ぁ……(虚ろな眼差しのまま服を整えられ)」
「名残惜しいけど今日はここでお別れだよ。……うん、もっと欲しくなったよマチュー……ん、(自分の方へマシューを引き寄せ唇にバードキス)次は迎えに行くからね」
「……ぁ(ぼんやりとフランシスがいた場所を見つめ)」

*

「ああ、ここにいましたか。アーサーさんも探していましたよ(ギルベルトを見つけて溜息を吐き)」
「……キク、(どこかあどけない表情でキクを見つめ)」
「……ギルベルト?(訝し気にギルベルトを見つめ)」
「……(フードがある事に安堵した様子で被り)なあ、この世界は……どうしてこんなに不自由なんだろうな」
「不自由?ラルヴァが生きにくい、とかそういう話だったら同じ悩みを持つよしみで相談に乗りますが……」
「(顎に伝っていた唾液の痕を拭い)……いや、なんとなく、そう思っただけだから」
「……誰かと一緒にいたのですか?(射抜くように目を細め)」
「誰?……誰だったか……どうでもいい、ことだろ(ふっと小さく微笑み)」
「貴方、様子がおかしいですよ。……何があったんですか(じっとギルベルトを見て)」
「別に、なにがあったってわけでもない(目を細めて焦がれるような眼差しで遠くを見つめ)」
「(ふーっと息を吐き)……せいっ!(刀の柄で思いっきりギルベルトの後頭部をどつく)」
「(受け止める暇もなく直撃し)っ!?……ってええええ」
「目は覚めましたか?(呆れたように刀を戻し)」
「ふあ!?……あれ、俺様何をして……あれ、キク?(ぱちぱちと瞬きを繰り返す)」
「立ちながら寝てたんですかまったく。……いい加減帰りますよ、アーサーさんに合流しないと(溜息を吐き)」
「お、おう。……あ、あれ?(さっきまでの飢えが消えたことにも首を傾げる)」
「まだ何かありましたか?(振り向いてギルベルトへ向き合い)」
「あーいや…なんでもねえ(不思議に感じるも何かもやがかかったのように思い出せず)」
「そうですか。では行きますよ、アーサーさんの身が心配です(早歩きですたすたと進み)」
「お前は歪みねぇなあ……(キクの言動に苦笑いを浮かべて)」

*

「マシュー!こんな所に居たのか(マシューの元へ辿り着くが既にフランシスの姿は見えず)」
「……(魂がどこかに行ってしまったような表情で空を見上げ)」
「……マシュー?どうしたんだ(不思議そうにマシューを見つめ)」
「自由……って、なんでしょうか……?(ぼうっとした表情の奥に甘い色を浮かばせ)」
「……何か、あったのか?(マシューの様子に困惑した様子で見つめるも何かに気付き)……マシュー、お前その首元」
「首……?……わかんない、です(ふわふわとした表情でアーサーを見つめ)」
「(うっすらとよく目を凝らさないと分からない羽根のような小さな痕に目を細めて)……さっき、誰と一緒に居たんだ?」
「誰だろう……でも、きもちいいこと、教えてくれたんです……僕には、まだわからないけど……」
「……マシュー(マシューの肩を掴み)」
「……?(ふにゃりと笑みを浮かべ)」
「悪いマシュー。気分悪くなったらごめんな。えいっ(がくがくと肩を持って大きく揺さぶる)」
「っ、あ、え!?(がくがくと激しく揺さぶられて目を見開き)」
「ふう(やりきった顔で額を拭い)……大丈夫か?」
「え……?だ、だいじょうぶ、で……っ!?(股間が湿っていることに気が付いて慌てて両手で隠す)」
「??どうしたんだマシュー。まだ何かあるのか?(心配そうに詰め寄り)」
「な、なんでもないよ!(恥ずかしそうに股間を押さえ)」
「……(上着を脱いでマシューの後ろに回って羽織らせ)前を留めたら隠せると思うから、ほら」
「あ、ありがとう……(バツが悪そうにするものの何故濡れているのかが分からず困ったように微笑み)」
「どうやらあっちも無事に合流出来たようだな(ギルベルトの頭をどつかれた時の断末魔が聞こえ)」
「わっ!!(ギルベルトの悲鳴にびくりと肩を震わせ)」

*

「おーい!キクー!ギルベルト!こっちだー!(ぶんぶんと二人に手を振り)」
「アーサーさん!(嬉しそうに頬を弛ませて早歩きがダッシュになる)」
「……忠犬かよ(ぼそりと)」
「あはは……(苦笑)」

「……(ぴたりと止まり)アーサーさん、何故上着がマシューの方に?」
「ん?ああ……どうやらマシューはうっかり足を滑らせて川に落ちてしまったみたいでな。濡れたままなのは何だから貸してやってるんだ(マシューの方を向いてしーっとサイン)」
「!!(感謝するよう何度も頷き)」
「おいおい、大丈夫かよ」
「……!(匂いで何となく察した様子だが黙り)それなら早く街に戻りましょう、夜は余計冷える……私も寒い(真顔)」
「ああ。だからキク、ちょっといいか(キクの方へ歩み寄り)」
「はい、なんでしょうか?(アーサーへと体を向け)」
「ちょっと借りるぞ(キクと体を寄せ合い羽織を掴みキクと自分の背中にかかるように羽織り)……よし。これで寒くないだろ?(くすくすと微笑み)」
「!!!(ぼぼぼっと一気に顔が茹で上がり)……は、はぃ……(嬉しいと恥ずかしいが混ざって小声になる)」
「うわあ……(こいつ無自覚でやってんのか、怖いって表情を浮かべて)」
「幸せそうだなあ……(目尻を弛ませ)」
「良かったな魔法使いの餓鬼。キクの嫉妬の矛先が向かなくてよ(呆れたようにため息をついて)」
「へへ……うん(ふたりを飽きることなく眺め)」

「?二人共どうしたんだ?ほら、早く行こう(キクの手にそっと指を絡めながら)」
「(頬を染めたまま絡められた指を絡め返し)……ええ、早く帰って暖かい部屋で休みましょう」
「あー、なんか俺様胸いっぱいだし腹いっぱいで胃もたれしそう(げっそり)」
「僕、もっと一緒にいてくれていいのにって思うけどなあ(にっこり)」

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